トップページ//岩・氷/山スキー/ハイキング/雪山/入山データ/会紹介/東北雪崩講習会
Fukushimatoukoukai HomePage
No.3789
五台山 450mピーク
山行種別 無雪期一般
ごだいさん 地形図 下津島、小高


■山行期間 2005年11月23日
■コースタイム 登山口(11:30)→思案の辻(11:40)→白蓮ノ滝(11:55)→隠遁台地(12:04)→緑林の辻(12:24)→五台山山頂(12:35,12:52)→緑林の辻(12:59)→碧水ノ滝(13:08)→水涸ノ滝(13:15)→渓路の辻(13:23)→思案の辻(13:35)→登山口(13:45)
■写真
登山口の案内板 沢の向かいはヒノキ林 最初の分岐点・思案の辻
白蓮ノ滝 寄り道すると鉄山ダムが眼下に
見える
御殿庵の跡地
新緑の季節も訪れてみたい 山頂を表すの標識 山頂のアカマツの大木
碧水ノ滝 カツラの大木 水量は少ないが所々に滝がある

■行動記録
 中ノ森山を登った後、五台山へ向けて国道114号を浪江町方面へ進める。県道原町浪江線とのT字交差点で左折しすると、すぐに原浪トンネルに入る。トンネルを抜けしばらく走ると横川ダム上流の鉄山ダムサイト、道路左側に1軒の民家が見えてくるところが五台山登山口となる。
 この山の紹介事例も少なく、案内板等で見ると相馬藩主相馬重胤にゆかりがあるらしく、教育委員会や御殿庵跡などの名称がでてくる。道路と民家の間に3〜4台の駐車スペースがあった。ちょうど民家の方が、外で作業していたので一声かけて車を止めることにした。
 入口には案内板があり畑に沿った道を進めると民家の取水口であるパイプが数本あり、道は北沢を渡り林の中へ入っていく。この山は案内図や道標が整備されすぎるくらい整備され、林に入った途端に木々の樹名板が目に入ってきた。右手にはケヤキの林が見えてくるが、ケヤキは普通は林の中で単木的に見ることができるが、集団的にケヤキの林となるのは希で、大信村の聖ケ岩や福島市の水林の県議会百年記念植樹の森くらいである。
 すぐさま思案の辻の案内図のある分岐点となる。この山の登山路は周回コースとなっているので左にコースをとることにする。各種樹名板があり、知らない名前の木も出てくるなか、イヌブナが目に入る。
 珍しいなと思いながら、会津などで見るブナはシロブナと呼ぶのに対してイヌブナはクロブナと呼ぶことや、樹木でイヌがつく木は他にもいろいろあるが劣る総称みたいにイヌがつくなどと頭の中を駆けめぐった。上空に送電線が見えてきたあたりから道は急な登りとなり、ジクザクと登って行くと白蓮ノ滝となる。
 滝の上部へ出ると隠遁台地呼ばれる台地につく。とにかくいろいろと名前が付けられた箇所がある。道はナラやミズナラ林の緩やかな登りとなり、緑林の辻と呼ばれる分岐点に至り、この先も周回コースとなっているので左にコースをとる。
 尾根に乗り林の中を行くと、アセビの緑が晩秋の落葉した林の中では目立ってみえる。やがて山頂。見過ごしてしまいそうな山頂の脇には、アカマツの大木とベンチがあるが展望はきかない。わたしたちはベンチでランチタイムとした。
 昼食後、山頂を後にして周回コースとなっている別な道を下っていくと、先ほどの緑林の辻に出る。道を左に折れ北の方向へ回り込むように進む。尾根道が終わりその先はかなりの急勾配で下っていくと、碧水ノ滝に着く。
 写真を撮ってから沢沿いの下り道をしばらく行くと水涸ノ滝の脇を通る。上空には送電線が確認される。まもなく北沢と合流箇所、渓路ノ辻の分岐に着く。近くにカツラの大木がある。根元部分は太く、ある高さから幹となって何本もの幹が立っている。
 沢沿いに下っていくと最初の分岐思案ノ辻に至り、来た道と合わさって登山口まで戻る。(S.O)


■概念図



トップページ//岩・氷/山スキー/ハイキング/雪山/入山データ/会紹介/東北雪崩講習会