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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3853
十万劫山 428.9m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
じゅうまんごうやま 地形図 月舘、福島南部


■山行期間 2006年5月4日
■コースタイム 福島市ウォーキング・トレイル駐車場(9:43)→花見山公園入口(9:56)→花見山展望台(10:15)→花見山分岐(10:45)→十万劫山(11:20)→茶屋の桜(12:13)→茶屋沼公園(12:25,12:45)→福島市ウォーキング・トレイル駐車場(13:00)
■写真
出発点となる福島市ウォーキン
グ・トレイル駐車場
まずは、花見山公園を目指す 花見山公園まで遊歩道が整備
されている
花見山公園は個人のお宅 山いち面、花が咲き競う 花見山公園のチューリップ畑
展望台までの道のり、様々な花
が咲いている
花見山の展望台から福島市街
を望む
登山道にはツツジが咲き始め
くるみ沢分岐 登山道は送電線管理道にもな
っている
十万劫山頂には雷神、風神、
山神、金剛山、三峯山が碑が
祀られている
山頂にある三等三角点 十万劫の由来が書いてある
登山道の途中にはカタクリも花
をつけていた
道路の脇にある「しだれ桜」は、
今が見頃だった
福島市指定天然記念物、茶屋の
桜は、すでに葉桜になっていた
道の脇は菜の花が満開 茶屋沼公園の駐車場の案内板
トイレも整備されている
茶屋沼(二ッ沼)の桜も見事だが、
花の時期は終わっていた

■行動記録
 職場の窓から、いつも見ている山が十万劫だ。ゴールでウィークのさなか、久々に歩いてみることにした。
 自宅をゆっくり出て、渡利にある花見山を目指す。車を福島市ウォーキング・トレイル駐車場に置いて歩き始める。なお、桜の季節は花見山公園付近はマイカー乗入禁止で、シャトルバスを利用して訪れることになるので注意したい。小川の脇が遊歩道になっていて花見山公園入口まで続いている。ゆっくり歩いて10分ほどで花見山公園入口に着く。花見山公園は花木の生産農家である阿部さん個人所有の公園で、以前から無料で一般開放されている。最近では県外はもとより海外からも観光客が訪れるようになった。十万劫山の登山口としても知られている。
 花見山公園の花を写真に収めるながら展望台を目指す。あづまやのある展望台には、ゆっくり登っても20分ほどで登ってこれる。振り返ると福島市街が一望でき、このコース最高のピューポイントでもある。
 尾根伝いに先に進むと、くるみ沢分岐で高倉の東町会集会所からの道を合わせる。ここは送電線管理道にもなっていて、見上げると東北電力の送電線が頭上を通っている。雑木林の支尾根の道を登っていくと、道は徐々に緩やかになり弁天山からの幅の広い縦走路に出る。ここが花見山分岐だ。時々バイクや車を乗り入れる人がいる。無理をすれば走れないことは無いが、昔から市民のためのハイキングコースとして親しまれてきたコースなので、仕事以外での車両の乗り入れは避けてもらいたいものである。
 尾根伝いに幅の広い道を十万劫に向かう。桜もまだ花をつけている。周りの木々も少しだが緑がかってきた。30分ほど歩いたろうかアンテナが見えてくる。山頂はもうすぐだ。山頂の雷神様の祠が見えてくる。十万劫山は、地元の人たちの雨乞いの山でもあり、山頂には、雷神、風神、山神、金剛山、三峯山が碑が祀られている。また、遠い昔には、相馬方部、川俣方面への間道の分岐点でもあったところだ。
 山頂には三等三角点があるものの東側にが少し開けているだけで、見晴らしはあまり良くない。車が乗り入れられていたので休憩せずに、お昼ご飯は茶屋沼でとることにし下山にかかる。
 未舗装の道路を下っていく。左にアンテナ基地への道を分けたら、道路から外れて登山道を下る。特に標識はないが、踏跡はハッキリしている。カタクリが花をつけていたので、写真に収めながらゆっくり下っていく。すぐに道路に出る。ここから車道歩きになる。S字の道路はショートカットできる。途中、見事なしだれ桜が目を楽しませてくれる。15分ほど下っていくと茶屋の桜に着く。茶屋の桜は福島市指定天然記念物でもある。すぐに県道山口渡利線と道を合わせる。道の脇には菜の花が咲く。左に配水池への道を分け、しばらく下っていくと茶屋沼公園に着く。
 茶屋沼の桜は見事である。宴会場と化してしまう信夫山公園や、観光客で賑わう花見山公園とはひと味違って、茶屋沼公園は、家族づれで花見を楽しむ人が多い。ベンチに座って昼食にする。吾妻山を見ながらのんびりとした時間を過ごしたあと、車を置いてきた福島市ウォーキング・トレイル駐車場に戻る。(I.I)


■概念図



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