山木屋の問屋前から比曽坂の峠を越えて下って行き、交差点を左折して進むと羽山(比曽の葉山)が見えてくる。葉山という表示と羽山という表示が混在するが、地形図では無名峰であり、点の記では羽山となっている。山頂に祭られている神社は羽山神社となっているので、羽山で整理することにした。
上比曽の集落の手前に登山口がある。羽山神社と刻印された石柱が目印となる。右に折れてすぐに鳥居等があり、ここが出発点となる。車は2台ぐらいだったら路肩のスペースに駐められる。
道は登山道というよりは参道を登ると言ったほうが正しいかもしれない。参道の歩き始めは夏草が伸びて歩きづらい。山裾に沿ってついている参道は民家の裏庭を通って行く。やがて民家を過ぎ、林の中の登りとなる。参道を水路が横断している。取水しているようで、飲料とすることもできる。のんびりと登っていく。
参道に3つ目の鳥居が出てくる。この鳥居を過ぎると勾配が増してくる。石段が見えてきたら、羽山神社のある山頂は近い。一汗かくころに神社に着く。神社からの眺めは無い。また、羽山の四等三角点は山頂部に無く、南側へ60mぐらい下がったところにあるが、こちらも藪の中で探し出すのに、ちょっと苦労するぐらいなので、展望は無い。神社に戻って休憩をとった。
山頂に神社が祭られている山の中で、神社のすぐ脇に三角点がある山と今日のように三角点が頂上部よりちょっと離れてある山とがある。三角点設置と神社の間で何か決めごとでもあるのかは、不明である。(S.O)
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