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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3910
鏡山 1338.9m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
かがみやま 地形図 大日岳


■山行期間 2006年10月14日
■コースタイム 弥平四郎分校跡(7:18)→砂防ダム(7:35)→尾根取り付き(8:05)→988mポイント、弥生コース分岐(9:12,9:22) → 清水(9:31) → 七森峰(9:57,10:05)→ 鏡山山頂(10:47,10:55)→ 上ノ越(11:37)→ 弥平四郎林道終点駐車場(12:43)→ 弥平四郎集落(13:42)
■写真
弥平四郎端の登山口 砂防ダム ブナの枯木に発生する茶色の
ツキヨタカ(毒)と白いブナハリ
タケ(食)
尾根から見る鏡山 弥生コースとの分岐点 水場の案内板
七森峰から見る大日岳 鏡山山頂の案内柱 鏡山山頂三等三角点
山頂より飯豊山本山方面 上ノ越分岐点 祓川の登山口にある案内板
弥平四郎林道より仰ぎ見る鏡山

■行動記録
 紅葉も見頃となり西会津町で未踏となっていた鏡山を計画してみたが、いつものIさんは所用のため行けないとのことで単独行となった。西会津町のHPで飯豊山、鏡山登山情報が載っていた。林道が通行止めであることと、登山者の駐車場として弥平四郎分校を利用するよう掲載されている。前夜福島を出て分校校庭にテント泊とした。
 朝起きると天気予報通り快晴で、身支度を整え分校跡を出発する。分校は集落の一番端っこで、集落の中を抜けて最後の人家の前で道路が施錠された所が出発点となる。左側が鏡山の四ツ沢コース、右側が弥平四郎林道を経て祓川へ至る。
 農耕地の中、砂防ダムまで車の通れる道路となっていてダムサイトに4〜5台の駐車スペースもある。スペースには地元の人であろう軽トラックとバイクが止まっていた。ダム右岸の袖部から登山道に入る。登山道に沿って、いたる所がナメコ原木のホダ場となっていて地元の生活に密着した登山道になっているようだ。登山道は四ツ沢沿いになだらかに登って行くが、所々に作業用と思われる道があって紛らわしい。しかし「鏡山→」の標識があるので迷うことはない。
 左岸から流れる支沢を登って尾根に取り付くが、増水時は距離は短いが危険箇所である。ブナ林の中の急登が続き水分を補給しながらの登りとなる。急登から解放され平坦地になった所で、現在地が地形図の988mポイントであることを地形図とGPSで確認して小休止とする。
 次に歩きはじめると、すぐ目の前が三叉路となっていて弥生コースとの分岐点であった。分岐から少し登ったところに「清水あります」の案内板がある。左側にちょっと下がったところに小沢があり冷たい水を補給して、喉を潤す。平坦地になったあたりから鏡山の頂上を眺めながら緩やかな尾根登りとなる。
 1168mポイントの七森峰と呼ばれる手前で県境尾根に乗ると目の前に飯豊山の山並みが目に飛び込んできた。小休止後左手に木々の間から飯豊山を眺めながら尾根道を行くと鏡山の頂上に着く。
 鏡山の頂上は展望台そのもので、周りの木々は伐採され左手から大日岳、ポツンと見える御西小屋、本山、種蒔、目の前に巻岩山と飯豊連峰の大パノラマである。反対側も吾妻連邦、磐梯山と見えるはずだが今日はいまいちである。
 眺めを満喫して下山にかかる。下山は来た道と反対側の巻岩山方面へ下る。登山道はやや痩せ尾根であるが、危険な箇所もなく高度を下げて行く。やがて上ノ越の分岐点、直進すれば巻岩山を経て三国岳へと続いている。
 右へ折れて祓川へ向かう。道は回り込むように1082mポイントの尾根へ向かっていて最初はトラバースぎみに下る。尾根に乗ると最初は緩やかな下りだが、1082mポイントを過ぎると一気の下りとなるので所々慎重にくだる。下りも飽きてきたころ平坦になり小沢を渡ると弥平四郎林道終点に飛びだす。
 あとは集落までの林道歩く。現在林道は災害で通行止めとなっているので入山時は西会津町などから情報を入手したほうが良い。(S.O)


■概念図



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