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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3962
徳ヶ森 293.9m四等三角点峰
山行種別 無雪期一般
とくがもり 地形図 保原


■山行期間 2007年3月31日
■コースタイム 登山口(11:10)→徳ヶ森山頂(11:18,11:33)→登山口(11:38)
■写真
県道から見た徳が森 工業団地入口の徳が森の案内板 登山口の駐車場
登山口のオブジェ 整備された登山道 山頂の標柱
徳が森の四等三角点 徳が森山頂にある祠 徳が森山頂よりの展望

■行動記録
 伊達市霊山町掛田から梁川方面に向けて行くと右手に見えてくるのが徳ヶ森である。地方新聞紙で登山路が整備され山開きがあった報道がなされたばかりである。それでは行ってみるかと計画をしてみた。
 この山の記録は皆無に近く、1983年3月27日に我が会の初代会長N氏が登った記録が掲載された当会発刊の「福島周辺の低山」の記載と、最近刊行した福島キャノン山の会が2000年9月23日登った記録が掲載された「福島市周辺の山」くらいである。
 いずれも登山道が整備される前の記録であり、藪山の記録である。昨年の夏から地元のK氏が代表となって「徳が森環境整備プロジェクトチーム」を結成して整備して山開きが行われるようになった。
 霊山町の掛田の北端を右折して行くと見城坂工業団地入口に徳ヶ森の案内板がある。案内板から左折して工業団地へ向かう。団地が切れるあたりで上方に車が駐車しているのが見えたので道なりに進めて行くと登山口の案内板があった。さほど広くない駐車場に到達する。
 身支度を整え出発する。整備された登山道が続く。途中には思考をこらした松材のベンチなどもあり、コースタイム25分とあったが、あっという間に山頂に着いてしまった。
 山頂には真新しい標識があり、4個の石の祠、四等三角点などを写真を収めていたら前述のK氏がいらっしゃっていて、この山の歴史的な講釈を諸承った。山頂周辺は室町時代の山城の跡地とのことで、その後近年神社、村社と変遷、戦後廃止となり現在に至るとのことであった。話の中でおもしろい話を伺った。昨年8月4日登った鹿頭山、下山後登ろうとしている大館山などは総て、現代版で称するなら親戚みたいなもので狼煙をやり取りをしたとの記録が残っていたそうである。
 確かに山頂からは、その頂が良く分かる。古き先輩方々が山頂を極めた頃とはかなり状況が変わってきており、当会で発刊した「福島周辺の低山」の記録も時間の経過とともに変化修正する部分が多くあると感じる。山頂からの展望もすこぶる良くて特に西部方面は良く今日登って来た雨乞山と同じく安達太良、吾妻、栗子、蔵王の山々が見渡せた。K氏はこれからも周辺整備をやっていくとのこと、しばし話を伺った後、頂上を後にした。(S.O)


■概念図



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