本宮地域の地方緑化推進委員会主催による「ファミリー緑の教室」が開催され、教室の校長先生役を仰せつかり、休日出勤となってしまった。前調べしたら開催場所の高台に二等三角点があるので登ってみることにした。
場所は旧白沢村白岩区域で阿武隈山系の丘陵区域の一角である。周辺の案内看板には「岳山ふれあいの森」として案内されている。平成年代の初めに福島県が生活環境保全林整備事業で森林公園を造成した区域で、その後「岳山ふれあいの森」として本宮市が管理している。
入口の左手に池があり、右手が駐車場になっている。そこから歩き始めて区域の中心部にある「岳山ふれあい学習館」に立ち寄り主催者等にあいさつをすませ頂上まで行ってみる。
頂上というよりは丘の上のようである。その丘の上には麓山神社が祀られ二本松城の武運の神様として祀られていたようで、そのほか石碑も建っている。神社の鳥居の脇に三角点がある。山頂へはあっという間であるが区域全体に散策路が巡らされており、キャンプ場、常設テント、炊事場など整理されている。単純なピークハンターには物足りないかもしれないが、ゆっくりと周辺を散策してみるのも良いかもしれない。
ふれあい館の前には民話として岳山を「たけやま」と濁らないで呼ぶ由縁が書かれていて、濁る岳山(安達太良山)と同じ書き方をした双方でケンカをした結果たけやまとなったことが書かれてあった。(S.O)
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