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No6139
コガ沢黒滝沢
蔵王 白石川捨川流域垂清川支流
山行種別    無雪期沢登り
こがさわくろたきさわ 地形図

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山行期間 2019年7月28日(日)
コースタイム
白石スキー場(5:24)→入渓(6:07)→5mナメ滝(6:37)→権現沢出合(7:20,7:40)→10mナメ滝(8:07)→8m滝(9:06)→滝沢出合(9:52)→黒滝沢出合(9:56)→登山道(11:34,11:48)→水引入道(12:02)→無名沢(12:20)→コガ沢出合(13:40)→白石スキー場(15:00)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
白石スキー場からスタート やや増水しているが問題ない
5mナメ滝は右壁から
草付きのV字谷 4m滝は左壁を直登 権現沢出合でひと息入れる
左右からへつる 全員お助けなしで突破 4m滝
10mナメ滝 少しぬめる10m滝はロープを出す 4m滝
3m滝 8m滝は水流右を登る 8m滝は水流右を登る
今日のメンバー 最初の3m滝 3段8m斜滝
6m滝を直登 8m滝は岩がもろくて手こずる 5m滝
5m滝 4m滝 5m滝
笹と灌木の藪をこぐ 水引平に出る キンコウカの群生
水引入道を経由する ジャンボリーコースへ 枝沢へ入る
出合の10m滝 コガ沢から出合を見てもかなり分かりにくい ゲレンデをのんびり下る

行動記録
 コガ沢を詰め上げれば南屏風岳だが、今回は枝沢の黒滝沢に入ることにした。黒滝沢はそのうちにと思いながら未遡行だった沢だ。ほとんど記録の無い沢で、登山大系には出合の滝が10mと記載されているだけで説明文は無い。仙台YMCA山岳会の古い会報にはあるかもしれないが、そこまで調査することもないだろう。小さい沢で行程も短いし事前情報が無いほうが沢登りは楽しめる。なお沢登りではないが、昨年2月には雪に埋もれた黒滝沢をスキーで途中まで登っている。
 昨夜から雨が断続的に降っていたが、朝になっても止んではいなかった。しかし、予報では回復するようなので、現地に行ってみて増水していなければ大丈夫だろう。午前4時過ぎに参加メンバーの羽○からホントにやるのかとメールが入っていた。止むから大丈夫と返信する。白石スキー場で午前5時に集合した時はまだ小雨だったが、沢支度をしてゲレンデを歩き始める頃には止んでいた。水引コースの登山道はコガ沢右岸を沢まで下りていく。沢は少し増水している程度なので遡行に問題はなさそうだ。入渓すると3人に先行してもらい自分は後ろから付いていくことにする。3人とも沢歩きは軽快だ。5mナメ滝は右から登る。沢がV字に狭まり4m滝を登ると権現沢出合だ。
 出合でひと休みしてから右のコガ沢本流に進む。水引入道への登山道が横切ると、この先はちょっとしたアトラクションが続く。小滝をへつったり胸まで浸かったり水線通しに進む。ちょっとテクニカルなところもあるが、いずれも巻く必要はなく直登可能で楽しい。10m滝と8m滝は高さがあるのでロープを出した。前方に南屏風岳の稜線が見えてくると右岸から滝沢が出合う。そのすぐ先で左岸から7m滝で落ちるのが黒滝沢だ。水量は多くないが黒い岩で立っているので存在感のある滝だ。この滝の直登は難しいので右から小さく巻く。
 すぐ上に3m滝に3段8m斜滝と続くがどちらも容易だ。6m滝が現れたが登れそうなので取り付く。かなり立っているがホールド・スタンスは十分だ。自分と西○さんが登り、あとの2人は左から巻いてもらった。二俣を右へ進むと8m滝になる。この滝も立っているが直登できそうだ。まずは自分が登ってみることにした。ところが先ほどの6m滝と違って岩がもろく、あと少しというところでもう一手が見当たらずしばらくセミになった。細い灌木にシュリンゲをかけて何とか登ったがひやひやものだった。そんな自分を見て西○さんは上からロープを垂らそうと左から巻いて登ってくれていた。今シーズンから沢登りを始めたとは思えない行動だ。続いて後の2人も左から高巻いてきた。
 その後はそれほど難しい滝は出てこない。5m滝、幅の狭い20mナメ滝、4m滝を登ると二俣を右へ進む。容易な5m滝を登ると二俣と次の二俣も右へ進む。水流が消えて藪がかぶってくるとやがて沢形が消える。笹と灌木の藪こぎ10分ほどで池塘のある草地に出た。水引平である。キンコウカの黄色い花が咲いている。稜線はガスがかかっているが南屏風岳の東面が近い。不忘山はコガ沢を挟んだ向かい側に見える。
 ひと休みしてから下山にかかる。水引入道の山頂を経由し、コガ沢分岐を過ぎてジャンボリーコースを下る。そのまま下れば林道に出てスキー場に戻るが、今日は登山道を小沢が横断しているところから沢を下降する。昨年この沢を道と誤って下降してしまい救助要請した男性がいた。自分も遭難救助に携わったので沢を上から下まで一度歩いてみたいと思っていたのだ。沢は水量も少なく滝もないので下降は容易だ。記憶に残っていた遭難者発見地点を確認しさらに下降していくと、最後は高さのある滝でコガ沢へ落ちる。滝を右岸から巻き下ってみると10mほどの滝だった。これまで何度もコガ沢を遡行していながらこの出合にも滝にも気が付かなかった。この滝はコガ沢左岸から少し入ったところで、水量も少ないので分かりにくいのだ。あとはコガ沢を下って入渓点から登山道に上がるとスキー場へと戻った。
 黒滝沢は枝沢で小さな沢ということもあり、積極的に沢登りの対象にするほどの沢でもない。しかし、蔵王、特に南蔵王をフィールドとする自分としては、残っていた宿題を終えてすっきりした気分である。(熊)

.ルート図 往路=赤 復路=青
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 令元情複、 第435号)この画像をさらに複製する場合には国土地理院の長の承認が必要です。

トラック 登り=赤 下り=青

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