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No.4356
豪士山 1022.4m三等三角点峰
山行種別 積雪期一般
ごうしさん 地形図 稲子

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山行期間 2010年4月25日(日)
コースタイム 福島(6:00)=本宮キャンプ場(7:00)・豪士山登山口(7:40)→豪士水止まり(9:16)→豪士峠(9:50)→豪士山(10:05,10:15)→ひかば越え(10:36,10:55)→高畠町最高地点(11:54,12:00)→駒ヶ岳(12:22,12:40)→信濃沢二俣(14:11)→豪士山登山口(14:42)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
駒ケ岳案内板 豪士山への登山口 イワウチワの群生
標高750mぐらいで登山道に雪が出てくる 豪士水止まり 沢の左岸の雪崩跡
豪士峠の標柱 士峠から見た豪士山 豪士山の山頂を示す標板と三角点
米沢盆地を見下ろす 七ッ森山か ひかば越えの標柱
高畠町最高点への登り 高畠町最高点の標柱 駒ケ岳の標柱

行動記録
 普通なら一週間前には登る山が決まっているのだが、山行4日前の集会直前になって豪士山に行こうと決めた。この時期思い付きで行く山ではないと忠告をされたが、下見を兼ねて無理だったら適当な場所で引き返すということでお許しをもらった。
 朝6時に自宅を出発。1時間ほどで本宮キャンプ場に着く。残雪が多いときはここまで車で入ることができないらしい。駒ケ岳の案内板で今日のコースをメモする。ここから車で5分ほどのところが登山口で間違いなかったのだか、確認のために林道を往復してみた。
 7時40分、登山口を出発。まず沢を渡り、東にのびる尾根を登る。左手側に花の沢、右手側に本沢を見るような感じだ。最初の標高649mへの登りでは汗が吹き出た。なにしろ久しぶりの単独行、登山靴を履いての行動でペースが自然と速くなっていた。登山道には毎年この時期に見るショウジョウバカマやイワウチワが咲いていた。春という季節を感じる。
 標高750mを越えた辺りから登山道に雪が出てきた。登山靴なので足をとられる感じだ。進んでいくと少し下り沢の右岸をトラバースして歩くようになる。両脇は急な斜面になり、左岸には雪崩の後が生々しくあった。地形図では標高850m付近で登山道は沢を離れて急登を登るようになっているが、どこが登山道か分からない。沢をそのまま登ることにした。雪質、傾斜に問題はなかったとは思うが危険な判断だったかもしれないと後で思った。
 アイゼンを今シーズン初めて装着。沢をつめて尾根にのる。風が冷たくなってきたのでカッパを着た。豪士峠よりやや南側に出てしまったので位置確認のため峠の標柱らしきものがみえる方向に一度戻った。標柱は20p程出ていただろうか。天気が良いので南に豪士山がハッキリ確認でき、途中ピンクの目印もあり導いてくれた。しかし一面の雪原なのでどこを歩いても問題ない。
 豪士山からは東西南北どの方向を見ても遠くの山がキレイに見え、米沢盆地もキレイに見えた。風が冷たいので風景を写真に収めすぐ出発。長めの休憩はひかば越えの風の当たらない所でとった。いひかば越えは、くらか広く雪も融けていた。
 南にのびる尾根を登り小さなアップダウンを繰り返しながら1074mの高畠町最高地点に到着。豪士山からここまで概ね南に歩いているのだが進行方向左手側 東側の雪庇が発達していた。見通しの悪いときは滑落のないように注意したい。高畠町最高地点から北西方向に進路を変える。雪は今度は右手側になり、やはり東側がすごい。20分ほどで駒ケ岳到着。長めの休憩と下山路の確認をした。
 資料として持ってきた本のコピーには駒ケ岳から地形図に標高820mの記載のある尾根から登った記録になっている。下を見ると岩のうえに雪が積もっていて下山ルートとしては危険なように思えた。結果的に大失敗だったのだが、ひとつ先のやせ尾根を降りることにした。当然案内図にあった下山路ではない。案内図ではもう少し先の969m尾根を降りるルートになっている。立ち木や松に掴まりながら何とか信濃沢の二俣の部分に着いた。無事でよかったと我ながら思う。
 後は広い林道を登山口に向けて戻った。コースのミスをしたものの歩き応えのある山だった。秋に是非本来の登山道を確認のために来てみたい。(Y.K)


概念図



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