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No.4447
栗駒山 1627.4m一等三角点峰
山行種別 積雪期一般
くりこまやま 地形図 栗駒山

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山行期間 2010年10月28日(木)
コースタイム イワカガミ平(10:10)→栗駒山(12:26)→小休止(12:57,13:09)→イワカガミ平(13:40)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
イワカガミ平では工事のため仮登山道が作られていた 中央コースの登山口標識 レストハウスは営業していない
1410mピークにある案内板 雪の降り続く中、山頂を目指す 紅葉どころかラッセル訓練になった
山頂標識はエビの尻尾で真っ白 風もあり写真を撮ってすぐに下山を開始する 途中の標識も雪の中
イワカガミ平へ戻る イワカガミ平の駐車場は一面の雪 チェーンを装着して道路を下る

行動記録

 このところ目まぐるしく週間予報が変わる。船形山へ行こうか焼石岳へ行こうか散々迷ったあげく、悪天になることも考え半日コースの栗駒山に行くことになった。
 2008年の岩手・宮城内陸地震で被災し通行止めとなっていた栗駒山の宮城県側登山口のイワカガミ平を結ぶ県道が今年から通れるようになり確認しておきたかったことと、新湯沢から東栗子山の道はまだ歩いたことがないので歩いてみたい気持ちもあった。
 前日に福島を発ち、栗駒山の登山口であるイワカガミ平を目指した。今は休業している「いこいの村」まで来るとゲートが閉まっていて「雪のため通行止」になっていた。17時から翌朝9時まで通行禁止と表示されていた。仕方がないと簡単に諦めて、ゲートの開く時間に合わせて登ることにした。
 少し戻って道路脇の駐車場にテントを張った。翌朝はどうせゆっくりだし、ぐだぐだと小宴会を始めることにした。上空は晴れて月も見える。明日は気温が下がりそうだ。
 翌朝6時30分には目が覚めてゆっくりと朝食をとる。この間に上がっていった車はたったの1台。昨夜の天気が嘘のように上空には雲がかかり始めた。8時前からゲートの前で待機していると、工事関係の車はお仕事のため8時にはイワカガミ平へと向かった。私たちは時間通りに9時に入ることが出来たのだが、小雨が、ゲート待ちをしている間に雪に変わってしまった。路面にうっすらと雪が積もっている。寒気予報では今日は北海道まで寒気があがるので好天を期待していたのだが、寒気は居座ったようだ。
 駐車場に着いてから退却するときのためにタイヤにチェーンを装着した。降り続く雪にどうしようかと思案するが、雪が降ってもかまわない装備できたので、東栗駒山を諦めて中央コースの往復に切り替えて歩き始める。レストハウスへの道は現在工事中で登山道は迂回路になっていた。
 中央コースを登って行くと、最初は15cmほどの積雪がいつの間にか深くなってきた。1410mピーク付近までは登山道が窪んでいるので風も当たらない。案内板を左に見て、一旦下り山頂へ向けて登りにかかる。雪は徐々に深くなり風で飛ばされているところを除くと、山頂付近の登山道では1mも積もっていて、思わぬラッセル訓練になってしまった。
 12時26分、イワカガミ平から2時間15分ほどかかって栗駒山の山頂へ着いた。風もあり見晴らしも無いので写真だけ取ってすぐに下山することにした。逃げるように山頂を後にし、1410mピークを過ぎてから遅めの昼食を取った。10分ほど休んでから車を置いてきたイワカガミ平へ向かうと30分ほどで戻ることが出来た。下りは雪の積もった道を慎重に車を走らす。いこいの村付近まで来ると、路面からようやく雪も消えた。
 ゲートまで来ると道路は封鎖されていた。鍵のかけていない鎖を外しゲートを開けて車を出した。私たちが入った後は降雪のため工事関係者以外は通行止めにしてしまったようだ。どうりで誰も登ってこなかったはずだ。
 ハイルザーム栗駒は営業しているのでお風呂で冷えた体を温めることにした。入浴料は800円、15時を過ぎると600円になるのだが待ちきれずに800円を払って汗を流した。帰りは金成インターから高速道路に乗り福島へと戻った。(I.I)


概念図



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