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No.4458
磐梯山 1818.6m三等三角点峰
山行種別 積雪期一般
ばんだいさん 地形図 磐梯山

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山行期間 2010年12月11日(土)
コースタイム 磐梯国際スキー場駐車場(7:55)→スキー場トップ(8:29)→渋谷登山口(8:58,9:03)→小休止(10:03,10:11)→沼ノ平・渋谷分岐(10:47)→小休止(10:57,11:09)→弘法清水(11:35)→磐梯山(12:13,12:21)→弘法清水(12:35)→沼ノ平・渋谷分岐(12:57)→小休止(13:23,13:30)→渋谷登山口(14:05)→スキー場トップ(14:28)→磐梯国際スキー場駐車場(14:51)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
磐梯国際スキー場のオープンはもう少し先のようだ 2本目のリフト降り場がスキー場トップになる 古い林道に入る
すぐに右側に沼が出てくる 渋谷登山口の標識 沼ノ平を目指して登っていく
トラバース箇所から磐梯山が良く見える 1406m台地から櫛ヶ峰のコルを見る ここまで来ると沼ノ平・渋谷分岐は近い
猪苗代スキー場から来る表登山道と道を合わせる 火山性ガスの注意案内板 櫛ヶ峰がきれいに見える
弘法清水はすでに営業を終えている 弘法清水にある鐘 弘法清水の道標
磐梯山東壁を脇から見たところ ここまで来ると山頂は近い 山頂の石の祠
今年設置された磐梯山の三等三角点 アルツ磐梯のゲレンデが良く見渡せる 山頂付近の積雪ししはこんな感じ
檜原湖が良く見える 琵琶沢右支沢の砂防ダム 磐梯国際スキー場のゲレンデから川桁山を見たところ

行動記録

 先週は荒れ狂った磐梯山だが、今日は一週間前とは違って穏やかな1日となった。リベンジでKさんと二人で磐梯国際スキー場から磐梯山を目指した。
 磐梯国際スキー場の駐車場に車を駐め、身支度をして歩き始める。林道はスキー場の中を大きく曲がりながら登っていくが、私たちはショートカットしてリフト脇の作業道を真っ直ぐ登った。スキー場には雪は無く、営業はまだ先になりそうだ。
 スキー場トップの2本目のリフト降り場には8時29分に着いた。少し下ると林道と合わさる。この上にある休止ゲレンデは荒れ放題だ。また、国土地理院の2万分の1地形図の尾根上に記載されている道は廃道になっているので使えない。尾根もそう広くないので冬期のスキー山行にも適さない。
 ここから琵琶沢に沿ってついている砂防ダム工事のときに作られた古い林道に入る。右に沼を見てしばらく林道を進むと琵琶沢右支沢の砂防ダムと出合う。途中、道は荒れ倒木などもあって車の乗り入れは出来ない。砂防ダムまで来ると案内板のある「渋谷登山口」はもうすぐだ。
 砂防ダムの沢を渡り少し行くと半分雪に埋もれた「渋谷登山口」の案内板がある。ここから登山道に入るが林道はこの先も延びており、登山道は何度か林道と交差しながら登っていく。
 最初は緩やかに登っていた登山道も琵琶沢へ寄るようになると左側が切れ落ち、勾配が増してくる。急登も全体的には樹林帯の登りなので、何とかスキーが使えそうな感じだ。しかし琵琶沢は雪崩の危険があり、コースを良く選ぶ必要がある。安易に入るとやられそうだ。
 急斜面をトラバースし小沢を渡り、風の無い窪地で小休止した。次にロープの張ってある急斜面を登ると道はトラバースするようになる。ここが地形図での櫛ヶ峰下部の登山道の位置になる。平坦地へ出ると正面に磐梯山の東壁が見える。
 沼ノ平のエリアに入り込むと、雪もあり道は不明瞭になる。方向を決めて適当に進むと所々に石にペンキでマーキングがしてあるのが確認できる。1406mの台地は目標物も特にないので悪天の時は要注意だ。沼ノ平最大の大沼(仮称)を左に見て進むと灌木帯の中の登山道を見つけることが出来る。ここまでくると猪苗代登山口から登ってきた道との合流点ももうすくだ。
 10時47分、沼ノ平・渋沢登山口の分岐点に着く。スキー場の駐車場から2時間52分かかった。今日は風も弱く、普段は風の通り道になっている櫛ヶ峰のコル付近で多少風の強さを感じただけだった。ここまで来て、今まで抜けるような青空が一転、雲で覆われはじまった。
 風が出てくる櫛ヶ峰の手前で少し休んで、弘法清水には11時35分に着いた。猪苗代登山口から来た人たちが、すでに山頂を往復して休んでいた。小屋の前で今年の山の成果を談義しておられた。山頂までのラッセルにお礼を言って私たちは先へ進む。山頂まで先行者のトレースが着いているので楽して登ることが出来た。トップでラッセルしたら後20分ぐらは多くかかったと思う。
 磐梯山の山頂へは12時13分に着いた。今年、新しく設置された三角点を写真に収め、360度の景色を楽しんだ。上空は雲で覆われているものの空気が霞んでいないので猪苗代湖がきれいに見えた。天気予報ではこれから下り坂で雨の予報だ。長居しないで下ることにする。
 山頂から15分とかからないで弘法清水へと戻る。ここまで下がると雪はそう深くなく、水場は顔を出していた。予想に反して、上空を覆っていた厚い雲も消え、明るくなってきた。
 帰路は登ってきた道を戻る。櫛ヶ峰をトラバースし、琵琶沢に沿って下降して行くと樹林帯に入り風もほとんど無くなる。林道に出て砂防ダムを写真に収め、スキー場トップへは14時28分に着いた。ゲレンデに立つと川桁山が正面に見えるようになる。車を置いてきた駐車場までは、もうすぐである。(I.I)


概念図



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