よほど日頃の行いが悪いのだろうか今日も天候は下り坂。相変わらず休みのサイクルが良くない。風が強くなったら戻るつもりで、家内と一緒にスノーシューを担いで桧原湖の脇にある八森山へ出かけることにした。
自宅をゆっくりと出発、車を駐めることの出来る細野休憩舎へは10時少し過ぎに着いた。細野休憩舎の駐車場は桧原湖のワカサギ釣りの人たちのために除雪されているものの、トイレなどは雪に埋もれて使用することは出来ない。八森山へは、細野休憩舎から急斜面に取り付き、尾根に乗っている人たちが多いが、私たちは県道会津若松裏磐梯線を459号線方面へ少し戻り、除雪されていない細野峠への道へと入ってみた。
細野峠手前のヘアピンカーブのところから右の急斜面に取り付き少し登り、トラバースしてコルに乗った。雪は安定しているのでトラバースしたが角度的には雪崩れてもおかしくないので雪崩れ判断はキチンとしたい。ここから958mピークを目指した。細野休憩舎からの尾根はここ958mピークで合わさる。急斜面もなくスノーシューで歩くにちょうど良い勾配である。
ブナとミズナラの混交林は天気さえ良ければ気持ちよく歩けそうだ。時々冷気が降りてきてガスに覆われるが林間なので風は無い。988標高点まで登り、990m付近で右からの尾根を合わせるところはトラバースして次の1045m台地を目指した。
雪雲に覆われ寒々した感じの中を登って行く。標高1075mのやせ尾根を過ぎると、いきなり急斜面になる。バーンが堅ければ坪足で登ろうかと思ったが、降った雪が深いのでスノーシューを履いたままで登ることが出来たる。ジグザグにコースを切りながら登り、最後に小さい雪庇を乗り越すと尾根に乗った。
尾根は緩やかに山頂へと続いている。二等三角点のある八森山の山頂は、まわりが刈り払いされ西大巓から安達太良まで見渡せる絶好のビューポイントなのだが、残念ながらガスに覆われて何も見ることは出来なかった。気温は低く、風も多少あるので高度を下げてから休憩することにして、写真を撮り、登ってきた尾根を戻ることにした。
雪庇の所の急斜面を慎重に降りる。988m標高点まで降りてから風を避けて遅い昼食を取った。平日でもあり誰もいない静かな空間が気分を落ち着かせててくれる。ひと休みしてから下り始めると、登りの時はガスで見えなかった桧原湖が木々の間から望むことが出来た。
958mピークは登り返しをしないで右にトラバースして最初にあがったコルに出た。後は除雪されていない道路に出て、所々ショートカットしながら細野休憩舎へと戻った。(I.I)
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