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No.4596
京ヶ森 1019mピーク
山行種別 積雪期一般
きょうがもり 地形図

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山行期間 2012年1月21日(土)
コースタイム 雄子沢川駐車場(10:45)→国道からの取付点(11:08,11:15)→作業道終点(11:24)→コル(12:13)→京ヶ森(12:41,12:53)→桧原湖(13:30)→国道459号線(14:00,14:16)→雄子沢川駐車場(14:43)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
雄子沢川駐車場から歩き始める 国道459号京ヶ森の案内表示 大きなブナの木
京ヶ森への登り 雪庇の脇を下る 桧原湖に降り立つ
桧原湖は完全に結氷して湖上歩きが楽しめる ワカサギ釣りのテント 国道459号線に上がる

行動記録
  いつもだと山スキーのシーズン真っ直中なのだが、相変わらず雪がない。日本海まで行けば何処でも雪はたくさんあるみたいだが、イマイチ気乗りがしない。そのうえ、風邪でもひいたのか4日前から熱は出ないが絶不調。胃も痛く食事もろくに取れない。せっかくの休日、寝ていても治るわけでもないだろうし、昨年の東日本大震災で逃していた京ヶ森へスノーシューを担いで出かけることにした。原発被災組のHさんも加わってメンバーは4人になった。
  さて、どこから京ヶ森へ登ったら良いか迷ったあげく、車の駐められる雄子沢川駐車場から歩いてみることにした。福島をゆっくり出発し、目的の裏磐梯の雄子沢川駐車場には10時過ぎに着いた。久々の冬用の登山靴を履き、スノーシューを持って取付点を目指す。
 例年だと積雪で道路の脇は壁になり取り付けないのだが、今年は雪が少なく壁が出来ない。作業道がある尾根を使って京ヶ森へ向かうことにし国道を20分ほど歩く。尾根の取付点まできてスノーシューを着ける。雪が少ないので作業道の道形がハッキリとわかる。10分としないで道は無くなるので、尾根に乗る。立派なブナの木がたくさんある。
 歩き始めてすぐにコンビニで買った今日の行動食を車に忘れてきたことに気づいた。もう遅い。頭も絶不調のようだ。どうせ食欲も無いのだから、まあ良いか。ドラエモンのポケットを持つSさんが「私のをあげる」と言うのでお言葉に甘えることにした。
 1016mのピークは登らず、左側を下るようにトラバースする。次に北西に突き出している支尾根を越えると京ヶ森手前のコルへと出る。ここから京ヶ森までは林の中を真っ直ぐに登って行く。スノーシューで歩くにはちょうど良い勾配だ。12時41分、京ヶ森の山頂に着いた。天気も良くないので何も見えないし写真にもならない。10分ほど休憩して下ることにした。
 下りは尾根伝いに北東へと進み桧原湖へ出ることにした。右に雪庇が張り出し尾根は切り通しのようになっている。右に寄らないように注意し下っていくと、次に雪庇が無くり尾根は扇状に広がる。適当に歩きやすいところを下ったら右に寄ってしまい、途中で方向を左に修正した。地図を見ながら840m標高点の岬を目指す。先端まで行くと桧原湖に降りるのに段差があった。無理矢理降りたが、末端の少し手前の右側斜面からだとワカサギ釣りの小屋のあるところを目指して降りると段差が無くて降りることが出来きる。
 桧原湖に降り立ち、 ここから一度やってみたかった湖上歩きが始まる。桧原湖は完全に結氷しワカサギ釣りのテントもたくさん張ってある。桧原湖の結氷情報はインターネットなどでも知ることが出来るし、ワカサギ釣りのテントの位置によっても推測できる。湖上は一面の雪原で本当にピクニック気分だ。歩いていても楽しくなってくる。
 南西へ向かって対岸の国道459号線を目指す。雄子沢川のある桧原湖南側は完全に結氷し、スノーモービルも行き来している。春先になると氷も溶け始まり湖上散歩とはいかないが、今の時期だと楽して歩ける。これだったら雄子沢川駐車場から1.5kmほど北に向い、ワカサギ釣りの人たちが車を駐めるところから歩き始めるとよさそうだ。対岸に結氷した湖上を渡り、京ヶ森のコルを目指して登れば1周ルートを取ることが出来きる。しかし、氷が融け始まる春先は、清水沢か雄子沢川を越えないと京ヶ森には取り付けないのでコース取りが難しい。トロ登りの国道を雄子沢川駐車場に戻り山行を終えた。(I.I)

概念図

トラック 登り=赤 下り=青




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