Fukushima toukoukai Home page
No5033
安達太良山 1699.9m二等三角点峰
山行種別 積雪期一般
あだたらやま 地形図

トップ雪山の記録>安達太良山

山行期間 2014年11月16日(日)
コースタイム 奥岳駐車場(11:52)→五葉松平(12:42)→薬師岳展望台(12:51,12:56)→表登山道分岐(13:14)→本山(13:50,13:53)→峰ノ辻(14:05)→勢至平分岐(14:54)→奥岳駐車場(15:47)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
奥岳駐車場にも雪がある スキー場から尾根に乗る 五葉松平はまだ風が強くない
薬師岳展望台 薬師岳展望台から山頂を見る トレースが付いていた
表登山道(仙女平)分岐 下界は晴れている 山頂手前の標識
雲行きが怪しくなってきた 急に風が出てきてガスに覆われる 空は全く見えなくなった
山頂もガスに覆われている 安達太良山頂に到着 眺めは無い
烏川源頭から本山を見る 峰ノ辻 峰ノ辻から見た鉄山
勢至平に向かうと晴れ間が出てきた 勢至平へはラッセルになる 勢至平分岐に付くとトレースがありホッとひと息
くろがね小屋からの道はラッセルされてて歩きやすい 旧道と馬車道の標識 暗くなる前に駐車場へと戻った

行動記録
 自宅からすぐにある安達太良山は、毎年少なくとも1回はピークを踏むようにしているのだが、今年はまだ踏んでいないことに気づいた。沢も終わり、もうそろそろ滑走の季節になる。早く計画せねばと気ばかり焦り、なんとか16日に時間が取れた。急いで計画したことと、午前中の行事がいつ終わるか未定であったのでソロでの計画となった。
 午前中の行事が少し早めに終わった。しかし準備が全くできていなかったので、焦りながら用意をして慌ただしく安達太良に出かけた。安達太良に近づくにつれ、雪が思っていたより多いことに気付くが後の祭りである。今日は軽装で軽アイゼンしか持ってきていなかった。気温も高く少し油断していたことは確かである。苦労はするが登れないほどではないと判断し、とりあえず登ってみることにする。
 11時52分、奥岳登山道を出発する。入口から少し雪が積もっているが融け始めており、泥がまとわりついて歩きづらい。とりあえず目指すのは五葉松平経由で薬師岳である。ゴンドラを横目にスキー場の中の坂を一気に登る。
 五葉松平には12時42分に着く。薬師岳展望台に12時50分に着いた。雪が解けているためか歩くと足が滑って歩きづらい。長靴に雪が入り始まったのでカッパを履き、それを長靴に被せて即席ゲイターとした。ここから山頂直下までは風も少なく苦労はなかったが、山頂直下の看板から直角に登り始めると風が強くなり、また雲もかかり始まり視界が悪くなってきた。山頂に立つと風でカメラが飛んでしまいそうになる。視界もゼロ。すぐに下山を開始した。
 風が強いので稜線は通らず、烏川右俣の源頭に下って峰ノ辻まで近道を歩く。風が吹かないのは良いが雪が膝近くまで深くて歩きづらい。またゴーグル、サングラス等もなかったのでまつ毛に氷玉がつき始めた。
 峰ノ辻に着くと晴れ間も見られ山頂とは全く違う気候に少しホッとする。くろがね小屋には向かわず勢至平方面の登山道を選択。ここからがメインイベントであった。雪は膝を超え、場所によっては腰近くまである。単独行の足跡が1つだけあった。本日の午前に歩いたようだ。よく見ると自分と同様に手こずっているような雰囲気である。
 勢至平を進み、くろがね小屋からの登山道に出ると、登山道は機械で雪をはいたようなトレースができていた。こちらの方は歩く人が多いのだろう。なんとなく拍子抜けてしまいここで小休止とする。その後旧道沿いに下山し15時45分に奥岳駐車場に着いた。
 今回は本格的な冬季に向けての練習と装備確認が一番の目的であったが、時間がなかったせいか目的が達成されなかった。本格的なシーズンまではまだもう少し時間はあると思われるので、なんとかしたいものだ。準備の大切さと自分の時間調整の稚拙さを痛切に感じた山行であった。(S.Su)

概念図
国土地理院地図(web地図)で見る
トラック 登り=赤 下り=青

 トップ



Copyright(C) 2014 福島登高会 All Rights Reserved.