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No.4182
安達太良山・船明神
1699.6m二等三角点峰
山行種別 山スキー
あだたらやま・ふなみょうじん 地形図 安達太良山、中ノ沢

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山行期間 2009年2月9日
コースタイム 福島(6:40)=母成峠・車デポ=奥岳(8:33,9:06)=ゴンドラ=山頂駅(9:18,9:23)→仙女平分岐(9:52)→本山(10:30,10:48)→船明神(11:30,11:55)→小休止(12:30,12:50)→母成峠(13:29,13:39)=奥岳・車回収=福島
写真
人のいないあだたらスキー場 ゴンドラは10分ほどで薬師まで運んでくれる 仙女平分岐から烏川左俣の大斜面を見る
古い三角の標識もある 本山手前の登り 本山から見た和尚山
本山から牛ノ背へ移動する 牛ノ背から船明神を目指す 船明神から滑り出す
快適な斜面もある 雪は重いが滑りは楽しい 登山道の標識が顔を出していた
切り通しの脇はカラマツ林 切り通しも今では灌木が生い茂る 母成峠の古くなった登山道の案内板
写真は拡大して見ることが出来ます

行動記録
天候 晴れ
 当直勤務の職場に転勤になってからあまり土日が休めなくなった。それでも平日に山へ行けるメンバーがつきあってくれるのでありがたい。久々に船明神から母成へ降りてみることにした。
 車1台を母成峠へデポしてから奥岳へと向かう。平日のため奥岳の駐車場はがら空きである。天候は回復状況なので予定通りのコースが取れそうだ。あだたら高原スキー場のゴンドラ「あだたらエクスプレス」に乗って薬師まで上がる。風が吹くとすぐに駐まってしまうゴンドラだが、10分で1350mまで運んでくれるのでありがたい。山頂駅からシールをつけて歩き始める。
 徐々に天候が良くなってきた。仙女平分岐までくると上空の曇り空が青空に変わり気温も上がってきた。バーンはカリカリにクラフトしている。烏川左俣の大斜面が目の前に迫る。風も無く順調に登っていく。本山の最後の登りは、何回も蹴り込んでようやくつま先がかかるぐらい堅かった。アイゼンは持ってこなかったので慎重に登った。山頂からの眺めは最高で、磐梯山が少し雲がかかっていたものの、久々の好天に恵まれて、しばし見とれてしまった。
 下降はより慎重にステップを切って下る。牛ノ背へもスキーは履かずにキックステップで移動した。本山から船明神に向かう頃になると、空全体が青く澄み渡り回りの山々がすべて見渡せるようになる。船明神の最後の登りはスキーを脱いでステップを切りながら登った。
 船明神の南側の肩でシールを外し滑りはじめる。最初は石筵川左支沢の右岸を滑るが雪質が一定しない。それでも木の間を抜けるよりは楽に降りられる。樹林帯に入ると滑りやすくなるが、雪が重く平坦地にくるとトップは推進滑降どころかラッセルになってしまった。それでも斜度が出てくると快適な滑りが楽しめる。
 広い斜面なのでルートを外さないように滑っていく。ブナ林を抜け切通しに出て、遅めの昼食を取った。カラマツ林の脇の切通しは、今では灌木が生い茂る。以前はゲレンデのような林間の切通で、快適な滑りが楽しめたのが嘘のようだ。このコースも、そのうち滑る人もいなくなってしまうのだろう。灌木を避けながらの滑降で悪戦苦闘しながら母成峠に着いた。
 このコースは時が過ぎれば、いずれ使えなくなりそうだ。雪の付き合にもよるが、一本西側の尾根を下り牧場を抜けて、元の料金所のところに滑るルートを見つけておいた方が良いかも知れない。(I.I)


概念図



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