Fukushima toukoukai Home page
No.4623
湯殿山
1500m標高点
山行種別 山スキー
ゆどのさん 地形図

トップ山スキー>湯殿山

山行期間 2012年4月29日(日)
コースタイム ネイチャーセンター(14:15)→湯殿山(16:12,16:22)→ネイチャーセンター(16:52)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
ネイチャーセンター脇のスロープからスタート 石跳川は十分埋まっている 下ってきたボーダーのパーティー
左手に湯殿山の山頂が見えてくる 姥ヶ岳をバックに斜面に取り付く 急斜面にジグを切る
ひと息ついて姥ヶ岳を見やる 急登が続く 山頂が見えてきた
もう一頑張りで山頂 山頂からの姥ヶ岳とその向こうの月山 東斜面にドロップしたkaさん
kaさんはテレマークだ ネイチャーセンターに到着
ルート図

行動記録
 29日は午前中が仕事の予定。そうでなければ29日と30日は鳥海山三昧としたかったのだが、仕事となれば仕方がない。29日は移動日と決め、先行するIさんのパーティーを30日に追いかける計画とした。しかしだ、やはり29日の午後半日がもったいない。あれこれ考えると、鳥海山への移動経路途中にある月山・湯殿山ならなんとか1本やれそうだと思いついた。最終的に選択したのは湯殿山のピストンだが、条件が悪くなければ問題ないだろう。今回の相方はkaさんだが、彼とはほぼ1年ぶりの山行となる。12時30分にkaさんを乗せると高速で月山へと向かう。今日は暖かいとは思っていたが、途中の温度計ではなんと30度の表示に驚く。それでも月山に近づくとやはり雪が多い。降りてきたばかりのスキーヤーが歩く志津温泉を通り、ネイチャーセンターへと車を上げる。午前中ならネイチャーセンター手前の道路もずらっと路上駐車だろうが、もう午後も2時となると疎らになっている。結局ネイチャーセンターまで進入して駐車することが出来た。建物の前で10数人が帰り支度をしたり談笑している。その前でそそくさとこれから登る準備をする我々。少々奇異に映ったかもしれない。
 ネイチャーセンター脇の雪壁にあるスロープを登り14時15分にスタート。前方に湯殿山がクッキリと見えている。この時期になると石跳川も口を開け、渡渉点が限られてくるのだが、今年はそんなことを気にしなくても良いほど雪が多い。気温が高いので始めからTシャツ1枚だ。それでも汗が出てくる。今期はスキーがまだ4〜5回というkaさんだが、いいペースで歩いていく。さすがにこの時間になると誰も登ってはいないが、下山してくるパーティーとは時折すれ違う。
 今日は石跳川を詰めていき、湯殿山の南東尾根に直接取り付く計画。しかし、うっかり行き過ぎてしまった。戻るのも何なので、30度ほどの急斜面に取り付き尾根に乗ることにした。今日はザラメなので問題ないが、カリカリだったら無理な斜面。kaさんはテレマークだが、以前の道具で苦労していた急斜面も、今期新調した板とビンディングは山スキーと同等のパフォーマンスを発揮しているようだ。ジグを切りながら疎林を抜けると、頭上には何の障害物もない広大な斜面が広がる。石跳川の対岸を見ると、夏道沿いを下っているパーティーや、姥ヶ岳西斜面を滑り降りるパーティーが見える。
 左に湯殿山の南斜面、右に東斜面を見ながら尾根を登っていく。もう下山パーティーも無く、自分たち以外には誰もいない。霞んでいるが朝日連峰がいい眺めだ。既に午後4時も近くなり、日は西に傾きかけていて、湯殿山の東斜面も日蔭になっている。しかし、今日のこの気温ではザラメが凍ることもないだろう。こんな時間に登るなんてあり得ないとkaさんがつぶやく。でもこうやって付き合っているし、貴男もワタクシと同類とつぶやく。何度も偽ピークにだまされながら、まだかまだかと登って山頂到着は16時12分。実はスキーでの湯殿山登頂は初めて。1回目はスノーシューで登り、一昨年に山スキーで登ったが2回とも中途退却だったからだ。360度の眺めを楽しむと、姥ヶ岳の西斜面はそれほどクラックも発生しておらず、まだまだ滑ることが出来そうだ。山頂滞在10分ほどで下山に取りかかる。(K.K)

トラック 登り=赤 下り=青


 トップ



Copyright(C) 2012 福島登高会 All Rights Reserved.