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No4908
蔵王・前山
1684mピーク
山行種別 山スキー
ざおう・まえやま 地形図

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山行期間 2014年1月24日(金)
コースタイム すみかわスキー場(5:51)→ゲレンデトップ(6:33)→刈田岳(7:45)→樹氷原散策→前山(9:35,9:47)→エコーライン(10:41)→ゲレンデトップ(11:19)→すみかわスキー場(11:24)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
日が昇ってきた 辺りが朝焼けに染まる 刈田岳への夏道沿い
斜光に照らされる杉ヶ峰 井戸沢の源頭 埋もれてた刈田岳避難小屋
刈田嶺神社鳥居の着雪が凄い お釜とテレビ局の取材ヘリ 朝日連峰
飯豊連峰 刈田岳の南斜面 刈田峠から前山、杉ヶ峰への樹氷原
今にも動き出しそうな樹氷たち 風紋が美しい 前山へ向かう同じ会の2人

行動記録
 樹氷は限られた条件下でできる自然の芸術である。日本では蔵王をはじめ、吾妻、安達太良、八幡平、八甲田などでしか見ることができない。蔵王での樹氷の見頃は例年1月中旬から2月下旬くらいまでだが、今年は樹氷の出来が良く既に見頃らしい。しかし、冬季は下界が晴れていても蔵王は雲に覆われていることが多く、ガスの中での樹氷は保護色のように溶け込んで見えない。ところが、24日は高気圧が広く日本列島を覆う予報となった。樹氷を見に行く絶好のチャンスである。これは登るしかないと午前中だけ時間を作り、樹氷に会いに行くことにした。
 自宅を午前5時過ぎに出る。満天の星と痛いほどの寒気が今日の快晴を予感させる。すみかわスキー場から登り始めたのは5時51分。日の出前だが薄明るいのでヘッデンの必要は無い。ゲレンデ端を歩いているとスノーシューの足跡があることに気づく。足跡の主も今日の好天狙いなのだろう。考えることは同じだ。あとみゲレンデトップから中央コースに入る。雪は締まっていて歩きやすい。快晴で風もほとんど無く最高の天気だが、指が痛くなるほどの寒気だ。
 刈田岳避難小屋を横目に刈田岳山頂へ。既に数人の先行者がいて、昨日から小屋に泊まっていたという人と話す。馬の背方向からボーダーが2人上がってきたが、知り合いのKIYOちゃんで驚いた。お釜を滑る予定だったというが、雪崩れる危険があると判断し戻ってきたのだという。取材ヘリが頭上を飛んでいる。テレビ局各社もこのチャンスを待っていたのだろう。レストハウスの方へ下り眺めを楽しむ。朝日に飯豊、吾妻に安達太良が一望できる。素晴らしい眺めである。山頂を左回りに巻き下り、目的の樹氷地帯へと入る。
 見事な樹氷に「凄い!」と自然に声が出る。樹氷原を思うままに散策していると、もっと歩きたくなり前山まで歩いてみることにした。刈田岳から前山までは広く樹氷原となっていて、今日のような快晴の日はまったくもって素晴らしい景観となる。十分に成長した樹氷はまるで何かの生き物のようで、今にも動き出しそうに見える。前山の山頂まで登り、杉ヶ峰から屏風岳、澄川源頭を眺める。ノートラックの東斜面に滑降意欲をそそられるが、今日は単独でもあるので往路を引き返すことにした。エコーライン近くまで引き返すと2人のスキーヤーが歩いてきた。同じ山岳会のSさんとKさんで、今日は杉ヶ峰まで行く予定という。帰りは往路のとおりに中央コースを引き返した。マイカー到着は11時24分。午後からの仕事には余裕で間に合うだろう。(K.Ku)

概念図

トラック 登り=赤 下り=青

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