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No4917
吾妻山・若女平
西吾妻山 2035mピーク
山行種別 山スキー
あづまやま・わかめだいら 地形図

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山行期間 2014年2月11日(火)
コースタイム 天元台湯元駅(8:55,9:20)=リフト終点(9:54,10:08)→中大巓(10:31,10:43)→凡天岩(11:16)→西吾妻山(11:36)→西吾妻避難小屋(11:48,12:18)→若女平(13:40)→細尾根(13:57)→小坂(14:09)→西吾妻スカイバレー(14:24)→天元台湯元駅(14:35)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
天元台湯元駅 天元台スキー場しらかばゲレンデ 中大巓にて(後ろは東大巓から東吾妻山の稜線)
樹氷と西吾妻山 樹氷原を行くボーダー達 凡天岩
西吾妻山ピーク付近 西吾妻小屋に到着 夏道の道標
うねりはかなり埋まっていた 樹林帯を滑る ひゃっほーとジャンプのisさん
古いツアー看板は何十年前のだろう 西川山岳会にラッセル交代 スリリングな細尾根
小坂の急斜面 藤右ェ門沢を渡る 白布温泉の分岐

行動記録
 9日に予定していた若女平コースだが、南岸低気圧による大雪で中止した。天気予報を見ていると11日は回復するようである。このチャンスを逃す手はない。山は逃げないがチャンスは逃げるのである。よし若女平へ行こう。前夜急きょ声をかけたにもかかわらず2人が参加してくれ、3人パーティーで向かうこととなった。予報によるとまずまずの天気のようで、何より風が弱いようなのが嬉しい。この時期は晴れかどうかもあるが、何よりも風の強さが気になるのだ。
 天元台高原湯元駅到着が遅れてしまい、予定より1便遅れの9時20分発のロープウェイに乗る。登山届は受付に提出。休日はギュウギュウ詰めの印象があるのだが、今日はやけに空いているのは1便遅いせいか。リフトを3本乗り継ぐと、標高は1820mにまで到達する。リフトに乗っている時間が長いので寒くなり、早く歩いて暖まりたい。時折青空も見え風も予報どおり弱い。今日はUさんのリクエストもあり、中大巓のピークを目指すことにする。いつものトラバースとは違い直登になるのだが、上手い具合に既にトレースが付いていた。ピークまでの標高差は150mほど。ラッセルがないので、ゆっくり登っても30分とかからない。
 なだらかな中大巓のピークに着くとガスがかかっている。眺めはダメかと思っていたら、急にガスが晴れてきた。これには思わずやったーと声が出る。もう撮影大会である。Uさんは3月一杯で福島を去るので、記念撮影だとばかりに撮りまくる。青空と吾妻連峰の稜線、そして樹氷と最高の条件である。ひとしきり撮影大会を楽しんだ。中大巓からは南南西へ向かう。凡天岩の脇を通り西吾妻山へと登る。若女平へは西吾妻山のピークを踏む必要はないのだが、今日はあえてひとつひとつピークを通過するようにしている。行き交う登山者も増えてきた。今日登らなくていつ登るの?と思うくらいの好条件なので、皆さん楽しそうである。今月2日に来たときはあばた顔だった樹氷も、今日は綺麗に化粧直ししている。西吾妻小屋前で昼食休憩とする。ほとんど無風なのでゆったり出来る。やがて西大巓方向からやってきた5人パーティーが賑やかだ。聞き覚えのある山形弁だなと思っていたら西川山岳会の面々だった。SさんやGさんと話しをすると、彼らも若女平だがその前に西大巓を滑ってきたという。なんともパワフルな方々である。
 さて楽しい若女下りを始めよう。下り始めは雪のうねりに手こずることもあるのだが、今日はさほどでもなくスムーズに下り始めることが出来た。雪も軽くてスキーが走る。やがて樹林帯となり斜度が増してくると、楽しいパウダーランだ。先行トレースを追って右の沢に入りそうになったり、今度は左に行きすぎたりとライン取りに失敗した。忠実に尾根の夏道沿いの方が良かったかと思っても後の祭り。まあこれも勉強と割り切る。雪が深いので緩斜面では下りラッセルとなり疲れる。もう少しで若女平というところで、西川山岳会パーティーが追いついてきた。ほとんど平坦な若女平は、彼らにラッセルを譲って楽させてもらった。やがて右から現れた先行トレースに合わせる。おそらく沢に下りたパーティーのものだろう。その後も西川山岳会と前後しながら進む。
 細尾根は昨年雪庇が落ちてヒヤッとした経験があり、慎重に行こうとしていたところ西川山岳会の面々が大胆に滑っていきあっけにとられる。今シーズンから山スキーを始めたばかりのUさんは、こんな細尾根の経験はないはずなので少々心配したが、何の問題もなく通過してしまい驚く。度胸もあるし山スキー向き(沢登りも)の女史である。小坂の急斜面も難なくこなすと、若女平コースも残りわずかとなる。藤右ェ門沢の橋を渡ると、ほどなく西吾妻スカイバレーの除雪終了点に到着。スキーを担いで駐車場まで歩くとツアーも終了だ。天気にも恵まれ、あらためて若女平コースの良さを感じたツアーだった。帰りはロープウェイ駅の下にある、森林体験交流センター白布森の館(395円)で汗を流して帰ろう。おっとロープウェイ駅に下山報告しなければ。(K.Ku)

概念図

トラック 登り=赤 下り=青

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