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No4936
会津駒ヶ岳
2132.6m一等三角点峰
山行種別 山スキー
あいづこまがだけ 地形図

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山行期間 2014年4月6日(日)
コースタイム 滝沢登山口(7:12)→林道・夏期駐車場(7:46,7:51)→尾根(8:31)→尾根・夏道合流点(9:02)→1990m標高点(11:13)→駒ノ小屋(11:36)→会津駒ヶ岳(12:05,12:08)→休憩(12:36,12:45)→尾根・夏道合流点(13:33)→林道・夏期駐車場(13:53)→滝沢登山口(14:10)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
テニスコート脇の登山者用駐車場 滝沢登山口にはまだまだ雪が残っていた 沢に沿って林道を進む
ショートカットして造林地を抜ける 夏期の駐車場から尾根に上がる 尾根の登山道合流点の台地
尾根は樹林帯の登りになる 標高1800m付近 つかの間の晴れ間も終わりガスに覆われる
駒ノ小屋もガスの中 会津駒ヶ岳の山頂 湿雪が気温の低下とともにシールにこびりつく
手探り状態で山頂を後にする ようやくホワイトアウトから脱出 降雪の中を、尾根から林道へと急斜面を下る
夏の駐車場地点を滑り下りる 橋を渡ると登山口は近い 滝沢登山口の案内板

行動記録
 先週は絶好の春スキー日和だったが、今週はどうも週末に寒気が下りてきそうだ。前夜発して会津駒ヶ岳へと向かう。檜枝岐村の滝沢登山口手前にある登山者用駐車場で仮眠を取った。
 朝、目が覚めると小雪がちらついている。朝集合のsugeさんが既に到着していた。日曜日ということもあって県外からの車も含めて駐車場の車は7〜8台になった。スキーを背負って滝沢登山口へと移動する。スノーシューの登山者の方もいて今日はけっこう人が入りそうだ。滝沢登山口からの林道は雪で埋まっている。登山口のトイレもまだ使用できない。
 沢沿いに進み橋を渡ったら林道から離れて沢伝いに造林地に入る。雪が残っているこの時期は、シールを付けたまま登れるので楽である。30分ちょっとで夏期の駐車場まで上がった。ここから尾根へ向かって窪を登るのだが、結構な急登でジグを切りながら高度を上げる。斜面がさらに急になったところで左の尾根に逃げる。ほんのひと登りなのに40分もかかってしまった。今年は雪が多いのだろうか。尾根に乗っても雪はつながっていた。もう急斜面は無いのでゆっくりと登って行く。夏道の登山道との合流点には9時02分に着いた。風もなく晴れ間が顔を出して暖かくさえ感じる。天気予報の通りだが、はたして山頂まで持ってくれるだろうか。
 晴れたのは1時間半ほどで、いつの間にか上空は雲に覆われてしまった。標高1990mのピークを過ぎる頃には雪雲に覆われ視界は極端に悪くなってきた。ここで引き返した人もいたようだ。sugeさんは会津駒ヶ岳は初めてというので山頂を目指すことにする。ガスの中で、左に駒ノ小屋を確認して最後の登りにかかる。気温が下がりバーンは凍ってカリカリの状態である。ホワイトアウトで自分のいる場所がわからない。左側に雪の上に出ている樹木の頭が、かろうじて現在地を教えてくれる。12時05分、ようやく会津駒ヶ岳の山頂にたどり着いた。シールワックスを塗ってきたのにスキーの裏には堅い雪がこびり付いて高下駄のようである。山頂は風もあり寒いので休む気にもならず、シールを剥がしてすぐに下降する。ホワイトアウトの下りは滑っているのか止まっているのかもわからない。慎重に斜面を下り、小屋には寄らないで1990mピークの下をトラバースして尾根に戻る。樹林帯になるとホッとひと息つける。最初は雪質も良く、快適な滑りが楽しめた。しかし高度を下げるとモナカ状態になり滑りにくくなる。さらに下降すると気温も上がって湿雪に変わる。めまぐるしく変わる雪質にメンバーは悪戦苦闘だが、スプリットのsugeさんは快調に飛ばす。悪雪はボードの方が滑りやすそうだ。
 天気はますます悪くなってきた。湿気のあるガスが周りを覆い、湿った雪が降り出した。夏道の登山道合流点から登山道の北斜面の下ノ沢の枝沢へ下降することも考えたが、崩れ始まった天候に追い立てられて退却することを決め、登ってきた時と同じルートを下ることにした。尾根をさらに下り、左の窪の急斜面を林道に向かって滑り下りる。雪がますます重くなってきた。登ってきたときと同じ造林地を抜け、林道に出て橋を渡ると登山口はすぐである。同時に下りてきた他のパーティはシュートカットをしないで林道を滑ったが、私たちより少し早く登山口に着いた。今年のように道路にしっかりと雪が残っていれば林道を滑った方が早いようだ。(I.I)

概念図

トラック 登り=赤 下り=青

より大きな地図で 2014.04.06_会津駒ヶ岳 を表示

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