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No4953
大杉岳
1921.6m三等三角点峰
山行種別 山スキー
おおすぎだけ 地形図

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山行期間 2014年4月27日(日)
コースタイム 滝沢登山口(6:15)→夏道合流点(8:20)→駒ノ小屋下・トラバース終了地点(10:45)→1996mピーク(11:40)→1944.9m三角点峰(13:00)→鉄塔(14:20)→大杉岳(15:50)→御池(16:48)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
これから向かう富士見林道と大杉林道の尾根 駒ノ小屋の下部をトラバースする トラバース終了点から見た燧ヶ岳は遠く感じる
送電線の鉄塔と電力の小屋 遠くに平ヶ岳が見える 鉄塔のところから見た燧ヶ岳

行動記録
 只見町の会津朝日岳から桧枝岐村の御池までの残雪期縦走については、過去に会員の記録があり、いつか歩いてみたいと思っていた。しかし、スケールの大きな山行で簡単にはできないので、今回は、その最後の部分にあたる会津駒ケ岳から御池までを歩いてみよう計画した。1日で桧枝岐村の滝沢登山口から入り、スキーで富士見林道、大杉林道を通り御池まで縦走することにした。御池まで抜けるには時間的に余裕がないため会津駒ケ岳の山頂には寄らないこととし、結果としては駒の小屋もパスして大杉岳を目指すことになった。
 福島を未明に出発。桧枝岐村のテニスコート隣の登山者用駐車場に5時45分到着した。準備を整え6時15分に滝沢登山口から歩き出す。例年より雪が多い感じだが、沢通しに進むには不安があるので、大きなヘアピンカーブ(夏の駐車場)のところまでスキーを担いで歩いた。ここからシール登高とする。上部の急斜面にてこずって左側の尾根に逃げ、再度スキーを担いでつぼ足で登った。
 夏道との合流点には8時20分到着。思いのほか時間がかかった。以前はここにアンテナがあって目印となっていたはずだが今は見当たらない。ここからシール登高とし、ひたすら高度を稼いでいく。やがて、左側の展望が開けると燧ケ岳が見えてきた。その方向に続く尾根が確認できる。「ずいぶん遠い」、「急がないと」と気持ちが焦る。1990m地点に達し、小ピークを超えると予定した尾根が左手目の前に見える。駒ノ小屋はパスしてトラバースすることにし、10時45分に尾根上に達した。計画では、ここから5時間と見込んでいたが、思っていたより難しい尾根のようだ。
 目の前の1996mピークでは雪庇が崩れ落ちている。止めて帰るかしばらく思案したが進むことに決定、11時出発。始めに1996mピークを右側の樹林の中を小さく巻き込んで通過する。その後、雪庇の上をアップダウンしながら進む。段差が大きい雪庇は回り込んだ。大津岐峠から1944.9m三角点峰にかけても雪庇右側を巻き込んで通過する。13時小休止。
 やがて鉄塔が見えてくる。14時20分、送電線と鉄塔の下を通過。鉄塔の傍らには建物もある。ここで小休止とするが二人とも疲労の色が濃い。大杉岳に続く尾根には大きな雪庇が段々になって見える。雪庇を巻いての苦しい登りを続けると、やがて平坦な雪原となる。左手に見える小高い丘が1888mピークだろう。燧ケ岳が目の前だ。こんなに大きく見える燧ケ岳は初めてだ。
 真っ直ぐ進んでいくと大きな針葉樹の森となり、15時50分に大杉岳に到着した。ここでシールを外し、滑降を開始する。美しいスキー向きの疎林だ。御池には16時48分に着いた。(K.S)

概念図

国土地理院地図(電子国土web)で見る
トラック 登り=赤 下り=青

より大きな地図で 2014.04.27_大杉岳 を表示

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