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No5052 |
安達太良山・迷沢コース
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通称五段山1500m地点 |
山行種別 |
山スキー |
あだたらやま・まよいさわこーす |
地形図 |
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山行期間 |
2015年2月1日(日) |
コースタイム |
国道115号線・新岩弓橋(8:12)→迷沢渡渉(8:30)→標高1500m地点(11:30)→シール外し(11:40,11:50)→迷沢渡渉(12:40,13:00)→国道115号線・新岩弓橋(13:20) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
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国道115号線の停車帯より出発 |
仏沢の橋を緊張して渡る |
雪深くなった登山道 |
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空は晴れたり曇ったり |
ラッセルは続く |
樹林帯は快適の一言 |
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1500m地点、ガスで木々が薄っすら |
高度を少し下るとガスは晴れる |
正面に見えるのは高森山か |
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シールを外して滑走準備 |
青空も見えてくる |
滑走ラインを振り返る |
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迷沢の渡渉点 |
氷柱は深い青 |
115号戻るとまた天候が悪くなった |
行動記録 |
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今シーズン、私たちの会ではすでに別パーティによる迷沢ピストン山行が行われている。それに触発され、また前々から行きたかったこともあり、迷沢を計画したが、当初予定していたTさんのスケジュールの調整がつかなかったため、無理を言って経験豊富なSさんに同行をお願いした。パートナーが見つからない場合、単独でも行こうかとも考えていたのだが、家族の不安もあるのでSさんに無理を言ってお願いした。やはり何を言っても家族の協力無しでは今後も長く山行を続けるのは難しいだろうと思う。当日の天気予報は雪。夕方から若干好天の予報である。
新岩弓橋に着くとすぐにSさんも着いた。二人で準備をしていると別の4人のパーティも到着し、雪が降っているにも関わらず新岩弓橋の駐車スペースは若干の賑わいがあった。
8時12分に出発。仏沢までの作業道は雪が結構積もっている。また仏沢の橋は積雪量が多く、木橋との段差が大きい。油断すると川に落ちてしまいそうになるので注意が必要である。横歩きでエッジを引っかけながら橋に降り、踏み抜きに注意しながら橋を渡った。
橋から作業道に上がる際も段差のおかげで一苦労である。次の迷沢の渡渉は上流へ若干遠回りをしたが、仏沢ほどの緊張は強いられない。仏沢を渡渉するとしばらく登りのラッセルが続く。今日の積雪は膝ほどの深さはないが、鈍っている自分の大腿筋には乳酸が溜まるに十分な深さがあった。
迷沢のこのルートは通称「五段山」とも呼ばれている。段差が五段あるということであるようだ。(Sさんより教示いただいた)そして下から数えて五段目が標高1,500m地点である。
当初、鉄山避難小屋までの計画で検討していたが、天候の雰囲気から出発前にSさんと1,500m地点を折り返しにしようと決めていた。樹林帯に入ると風が無く、またそこから外れても風がひどいという程ではない。ただラッセルが体力を奪うのみであった。
ラッセル疲れで一度休憩を入れ、もし先ほどの別パーティが追いつけばラッセルを交代してもらおうと少し待ってみたが、なかなか見えない。甘い考えは捨てて再度ラッセルを開始した。迷沢に詳しいSさんのおかげで、最短で1,500m地点の手前までたどり着き、最後の急登に取り付いた。ここに来ると風は強くなり寒さが身に染みてくる。樹林帯の急登を登り、樹林帯から出る前に小休止をとった。ここで別パーティが追いついてきた。先ほどは4名程度かと思われたが、聞いてみるともっと大人数のようであった。
ここでトップが入れ替わる。先行パーティを追いかけるように出発する。トレース跡をたどると、その楽さで余裕ができ、周囲の景色がよく見えてきた。
標高1,500m地点に到達すると、案の定ガスで見通しは20mもない状態になっていた。先が見えなく、帰りのトレースもわからなくなりそうなので、予定通りここから戻ることとした。ある程度見通しが良くなる樹林帯の手前までシールを付けて下り、そこからシールをはずして滑り始める。
Sさんと相談し、今日は沢の斜面を降りるのはやめようということになり、樹林帯の尾根を滑走した。シールを外していると晴れ間が見え始め、スタートするには良いコンディションになってきた。ラッセルの影響で足に攣ってしまい、休み休み滑ることになる。雪質は良く、樹林帯の急斜面をとても楽しく滑走し、その後の緩斜面はトレースを利用し高度を下げた。毎回感じてしまうのだが、登りにあれだけ苦労して稼いだ高度と距離は、滑走してしまうとあっという間に終わってしまう。スキーの機動力がとてもありがたく感じる瞬間である。しかし、つい写真を撮ることを忘れてしまうのが玉にキズである。いつもはきつい登り返しも楽しく何度もクリアし、あっという間に迷沢の渡渉地点に辿り着いた。ここでお昼とした。Sさんと話しをしながら休憩していると別パーティも到着した。休憩箇所が混んできたため、邪魔になるだろうということで出発。再度緊張の木橋渡りをクリアし(疲れで行きより緊張した)、駐車スペースでゴールとなった。
自分はボーダーで山スキーのような機動力はない。いつも同行の方々に迷惑をかけている。特に今回の迷沢のようなルートはボーダーには鬼門に近いルートではないだろうか。緩斜面が多く、細かな登り返しも多くある。これに水平トレースが加わると体力消耗が甚だしい。しかし学ぶことも多く、そのような障害をスマートにクリアしようと考えることが楽しく思えている。また迷沢のルート自体にもなんとなく好感を持っている。しかし、まだ山行の度に色々考え工夫をしているが、なかなかこれはというものが見つからないでいる。これからも、できるだけ皆さんに迷惑をかけないようにしたい。(S.Su) |
概念図 |
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トラック |
登り=赤 下り=青 |
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