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No5055
蔵王・不忘山
1705.0m三等三角点峰
山行種別 山スキー
ざおう・ふぼうさん 地形図

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山行期間 2015年2月5日(木)
コースタイム 白石スキー場(6:05)→ゲレンデトップ(6:44)→不忘山(8:11)→白石スキー場(8:46)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
右手に見える水引入道 1665mからの山頂 無風の山頂
山頂から見る南屏風 水引入道と屏風岳のコルの向こうに後烏帽子山 下山開始

行動記録
 白石スキー場の駐車場には5時55分着。目覚ましを止めてしまい2度寝したせいで、予定より30分ほど遅くなってしまった。それでも他の車は無く、自分が今日の一番乗りである。今日は地元の小学校のスキー教室が白石スキー場であり、そのボランティアをすることになっていた。せっかく平日に休みを取るので、欲張ってスキー教室の前に不忘山に登ろうと考えた。自分にとって朝駆け登山は珍しいことではない。特に不忘山は自宅から近いので度々朝駆け登山をしている。なのでソロで登るときはかなりシビアに時間が読めるのである。
 ライトを点けてゲレンデ整備中の作業車を横目に、ファミリーゲレンデの右端を登っていく。まだ暗いのだがぼんやりと見えるので、ヘッデンを点けずとも歩くことができる。しばらく歩くと暑くなり、一気にジャケットとフリースを脱いでアンダーウエア1枚になる。気温は氷点下10度近いはずだが、無風ということもありまったく寒くない。40分ほどでEコースゲレンデトップまで上がり、そのまま林間へと進む。トレースがあったので借りることにしたが、スノーシューのトレースはクネクネと曲がっていてスキーでは少々歩きにくい。雪面は比較的締まっているので、トレースを外してもラッセルと言えるほどではない。
 斜度が増してくるとやがて樹林を抜けて東尾根に乗る。尾根の雪はウインドパックで締まっているので沈まず歩きやすい。風が強いと叩き落とされることもある東尾根だが、今日は無風で澄んだ空気と凛とした冷気が最高に気持ち良い。そのうち背中から朝日が当たってきて、雪面が眩しいほどに白く輝く。やがて青空をバックに南屏風の壁と山頂も見えてくる。なんて素晴らしい朝だ。前回時間切れで引き返した1620mまで来たので時計を見ると7時57分。スキー教室の開始が9時だが余裕を持ってスキー場には戻りたい。かなりギリギリだが、目の前の山頂を前にしては登るしかないと決めた。1650mでスキーをデポしてツボ足で山頂へ急ぐ。時折ズボッと雪を踏み抜いてしまい80kgオーバーの体重が恨めしい。朝なぎのように無風の山頂には8時11分着。
 写真を撮るとすぐ下山だ。結局スキーデポ地点に戻るまでアンダー1枚だった。残り時間は少ない。急いでスキーのシールを剥がして滑降だ。颯爽と滑ったと言いたいが、今日の雪は苦手なウインドパックで、自分の腕前ではかなり滑りにくい。木を避けてターンしようとすると沈み込んでしまい転倒だ。もう少し樹木が少なければと、言い訳めいたことも思わずにはいられない。電話が入り学校からの連絡でスキー場に着きましたとのこと。おっと先を急がねば。無人のAコースゲレンデに出るとかっ飛ばす。スキー場のセンターハウスに着いたのは8時46分だった。なんとかセーフである。(K.Ku)

ルート 登り=赤 下り=青

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