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No5060
箕輪山
1718.5m三等三角点峰
山行種別 山スキー
みのわさん 地形図

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山行期間 2015年2月7日(土)
コースタイム 福島(5:30)=旧115号(6:15,6:35)→1292m標高点(7:37,7:48)→箕輪山東尾根(8:25)→箕輪山(9:35)滑降開始(9:48)→休憩(10:53,11:10)→旧115号(11:18)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
午前6時35分にスタート 斜面に取り付く 再び旧国道115号を歩く
再び斜面に取り付く 再び斜面に取り付く 20センチ程度のラッセル
尾根の東側は雪庇になっている 尾根の東側は雪庇になっている 東尾根に乗る
ガスが濃くなってくる ほとんどホワイトアウトに 三角点のあるらしき地点
少し下ってシールを剥がし滑降準備 視界が戻ってきた 後ろに箕輪山の東斜面が微かに見える
青空も見えてくる スプリットボードのS君 特別参加のMさん
雪庇区間手前で右の沢状地形へ滑り込む 雪も良く林間の滑りを楽しむ 雪が舞い上がる
気分良く飛ばすS君 初心者には見えないK君 下山するとガスがかなり晴れていた

行動記録
 今日は箕輪山に東尾根から登り滑降する計画だ。今日のリーダーのIさんは数度歩いたことがある。午後から会の打合せがあるので、それまでに戻れる短い所ということで選んだルートでもある。いずれにしても自分にとっては初めてのルートになる。
 福島市内で午前5時30分に待ち合わせ3人で集合場所へと向かう。東鴉川トンネルを出てすぐ旧国道115号へ右折して入る。除雪で広げられたスペースが今日の集合&駐車場所だ。風はなくそれほど冷え込んではいないが、見上げる箕輪山の山頂部はガスの中で見えない。集合時間の6時30分には全員が揃った。パーティーは6人だが、友人が1人たまたま同行することになったので7人でスタート。20代が2人いるが、1人は今シーズンから山スキーを始めてまだ2回目のK君、もう1人は山スキーどころかスキーそのものを始めたばかりのY君。年齢は20代から60代、経験は0年から約50年近くと様々である。すぐ右手の斜面に取り付き、東鴉川トンネルの上を越えると再び旧国道115号に出合う。道なりに少し西へ進み、沢状の窪みから斜面に取り付く。カラマツ林の緩斜面を軽いラッセルで進んでいくと斜度が増してくる。そのまま登っていくと、箕輪山の東尾根下部から北側に派生する小尾根に乗る。
 20センチほどのラッセルだが、雪が比較的軽いので助かる。何より今日のパーティーは若者が多いので心配はいらない。自分とIさんのロートル組は、後方からそこはこうだああだと口でラッセルである。切り通しの様な急斜面を登り上げ、地形図にある1292m標高点で小休憩とする。K君のシールが剥がれ始めていたので、ビニールテープを巻いて応急処置をする。原因は急斜面の登りでスキーが横にずれることが多かったことと、糊の粘着性が低下していたことのようだ。山スキーではシールの扱いとメンテナンスは最重要事項のひとつなのだ。左側に雪庇が発達している区間を右に寄って通過すると、かなりの急斜面に突き当たった。ここは巻けないのでジグを切って登ることとなる。こんな急斜面が初めてのメンバーは、ターンするときにかなり手こずっていた。これも経験であり場数を踏んでもらうしかないが、すぐに慣れてくれるだろう。自分もそうだったし、今日のメンバーよりも苦労したことを思い出す。登り切ると東尾根になり、ここからはほぼ真西に進む。
 斜度は緩いがガスと風が出てきた。ラッセルも場所によっては30センチ以上となる。やがて森林限界を超えると平坦地になったが、シュカブラでかなり歩きにくい。進路が左に寄りすぎたのでコンパスを見ながら修正していく。視界があれば今日のようにずれることもないだろう。斜度が増してきたので、山頂直下のオープンバーンに取り付いたことが分かる。ホワイトアウトで斜面がまったく見えない状態で登っていくのは、あまり気持ちの良いものではない。平坦になったのでGPSで三角点があると思われる地点まで移動し、集合画像を撮って今日の山頂とした。
 15m程度の風があり、箕輪山としては穏やかな部類とはいえ寒気も厳しいので、少し下がってからシールを剥がすことにする。視界があれば素晴らしいであろうオープンバーンも、視界が無いのではそろそろと下るしかない。コンパスで真東を確認しながら下ってゆくと、徐々に視界が効くようになってきた。そうなれば待ってましたである。東尾根を外さないようにして各々自由に滑降する。森林限界以下となり緩斜面になると、登ってきた小尾根へと繋がる急斜面は近い。行き過ぎると東鴉川方向へと落ち込んでしまうので、見落とさないようにしたい。
 ここの急斜面は短いが、場所を選べば一気に滑降できるラインがある。パウダーでスプレーを上げての滑降は痛快そのもの。ただし、雪質が悪いときは別なラインを選ぶ必要があり、雪崩にも注意を払いたい。その下の雪庇のある尾根は、手前から左の沢状地形へと滑り込む。林間の滑降だが雪がさらに良くフカフカパウダーで軽い。前が見えなくなるほどスプレーが上がり痛快。標高差100mほどのパウダーランを楽しむ。初心者もどんどん滑ってくるのだから大したものである。若者の適応力と進歩は素晴らしい。ロートル組は現状維持が精一杯だ。左へトラバースして登りのトレースと合わせ、平坦地に出て休憩とする。陽が当たり心地よい。振り返り見上げると山頂直下までガスが晴れていた。ちょっと悔しいが山では良くあること。次回に期待するとしよう。後は登りのトレースをなぞり、ゆっくりと駐車場所まで戻った。
 今回の行動時間は4時間43分でほぼ計画通りとなった。視界があれば時間は詰められるので、半日でも行動可能なルートである。風が直接当たる西側よりは歩きやすいので、ツボ足で箕輪山頂を目指す場合に歩いても面白いだろう。いずれにしても現在、ここを歩く人はほとんどいないようだが、こんな歩き方も面白いと思う。あまり問題となる箇所は無いが、雪庇区間の通過と急斜面の処理、視界不良時のコース取りには注意したい。特に東尾根の北側斜面に落ち込むと、かなりやっかいなことになるので要注意である。
 それにしても自分がこの年齢(56歳)になると、若いというのは羨ましいものであり、素晴らしいものであるとつくづく感じる。冒頭に記したとおり、山スキーはまだ超初心者のK君とY君だが、両君ともさほど後れを取ることなく付いてくるのだから。息子のような年齢の両君が、眩しくも逞しくも感じた山行だった。(K.Ku)

概念図

ルート図 登り=赤 下り=青


トラック 登り=赤 下り=青

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