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No5053
安達太良山
1699.7m二等三角点峰
山行種別 山スキー
あだたらやま 地形図

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山行期間 2015年3月28日(土)
コースタイム 奥岳・駐車場発(9:10)→ブルーラインリフト降り場(9:23)→シリウスゲレンデトップ(9:40)→五葉松平(9:59)→仙女平分岐(10:30)→安達太良山頂(10:57)→峰ノ辻(11:27)→勢至平分岐(11:50)→烏川橋(12:13)→駐車場着(12:24)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
スキー場からスタート ブルーラインのリフト降り場 シリウスゲレンデを登る
ゲレンデトップから薬師岳方面へ向かう 天気も良いのでトレースが多い 魅力的な五葉松平からの斜面
五葉松平の標柱 五葉松平から見た本山 尾根から見る和尚山
仙女平分岐の導標 頂上近くは雪が少ない 本山山頂から蔵王方面を望む
本山の祠と船明神 峰ノ辻方面 烏川源頭から見上げる山頂
峰ノ辻 峰ノ辻から見る本山 篭山、本山、右は振子沢の斜面
鉄山の壁も見える 勢至平の登山道 樹林帯へ滑り込む
針葉樹林の斜面を下る 烏川も沢が顔を出す スキー場に到着する

行動記録
 この時期の安達太良山の山スキーは少し季節外れであるようだが、時間の合間を縫って夏道沿いに回る計画を立てた。家の用事をすませて、出発したのは日が高くなってから。スキー場に到着するとすでにスキー客や登山客、山スキーヤーなどが準備をしているところであった。登山届の義務化が話題になっているので、登山計画書の提出の仕方ををパトロールに確認してみた。あだたら高原スキー場では外の計画書を入れる箱に入れてほしいということ。安達太良スキー場は箱を置く場所を提供しているだけであるという説明であった。奥岳登山口の登山届けの箱はパトロール詰所の脇とゴンドラ山頂駅のところにあるが、冬期はゴンドラを運転していないのでパトロール詰所の脇だけになる。
 今回のスタートはリフトを使うことにした。いつもであればリフトを使わず登っていくのだが、スキー客がいる中で場内を登っていくことに少し抵抗も感じるし、たまには楽をしたいと思ったことも理由の1つである。予定では2本のリフトを乗り継いで最上部に行く予定であったが、ゴールドラインリフトが運休ということでブルーラインリフトのみを使用した。スキー場の中間地点からの登高となった。
 スタート地点にはすでに1名の山スキーの方が出発するところであった。しばらく後を着いていったが、その方は運休中のゴンドラトップへ向かっていったため、自分は分かれてシリウスゲレンデへ向かった。誰もいないゲレンデを登り切りトップに到着。そこからやや急な木立の中へ入る。ジグで切り上がり、五葉松平の標柱を確認する。ここから薬師岳へ向かう予定だったが、薬師岳方向を眺めると人がたくさんいる。あまり人混みが好きではない自分はここで軌道を変え、仙女平分岐方向へショートカットすることとした。しばらく進むと同好の士であろうスノーシューの跡があり、ひとり含み笑いをしながら跡を辿る。
 途中で尾根に戻り登山道沿いに登って行く。仙女平分岐に着くとポツリポツリと前後に人が見え始めてきた。山頂を眺めると快晴のため、際まではっきり見える。雪はザラメ状でシールの利きも良い。太陽にじりじり焼かれながら登った。山頂直下は雪が付いておらず50m程度板を担いだ。その後、安達太良の本山には雪を拾いながら登る。山頂に立つと眺めは良好で、遠くまで良く見渡せる。下を見ると尾根である牛ノ背には全く雪はなく、烏川源頭付近に細く雪のラインが見えたのでそちらを下ることにする。滑走準備をしていると、両足のビンディングのボルトが何本か抜けている。ボルトのチェックはしていたつもりであったが、つもりだけだったようだ。おそらく箕輪山の堅いバーンを滑った際の振動で抜け落ちたと思われる。しょうがない、ヒールの固定がほとんどないがこのまま滑走してみることにした。
 雪質は少し堅く、洗濯板のような形状であったが、何とか源頭まで滑り降り、峰ノ辻まで少し登り返す。峰ノ辻からは再度滑走を開始する。篭山を右に見て滑るのだが、ここも洗濯板状の斜面で、大腿筋に負担は大きい。その後は雪が滑ってくれたので、途中止まらず勢至平の分岐まで滑走できた。山頂からここまであっという間である。
 ここで小休止を取って飲み物を飲む。馬車道を少し滑ってから旧道の左側をほぼ平行に下り、狭い針葉樹林帯を枝にぶつかりながら滑降する。最後は烏川橋付近の急な斜面から登山道に滑り下りる。烏川橋からは登山道をツボ足で歩き、スキー場に出る。そこからのゲレンデの最後の滑走が待っている。疲れて足が鉛のようになっていた。山行を終え登山計画書の箱に下山メモを入れて今回の山行は完了である。
 今回の教訓。当たり前であるが、装備の整備は落ち度が無いように。また整備が煩雑にならないよう、重量も気にしながらシンプルに道具をそろえることも重要。今回は反省の一言に尽きる。(S.Su)

概念図

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トラック 登り=赤 下り=青

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