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No5105
東吾妻山 1975.1m三等三角点峰
山行種別 山スキー
ひがしあづまやま 地形図

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山行期間 2015年4月25日(土)
コースタイム 兎平駐車場(11:10)→栂平(11:27)→東吾妻山(12:44,12:50)→栂平(13:52)→兎平駐車場(14:13)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
兎平駐車場 栂平に到着 山頂が見え始めた
木が混んできた 樹間が狭い 山頂手前のオープンバーン
東吾妻山に到着 山頂周辺はすっかり春の雰囲気 オープンバーンを滑り終わると木が混み合ってくる
混んだ木々の間を滑る 栂平からの斜面 兎平駐車場に到着する

行動記録
 午前中に家事等をこなし兎平駐車場に到着したのは11時前であった。実は無雪期には一度登ったことがあったが山スキーは初めて。到着するとすでに登山者であろう車両が多数あった。用意を済ませ11時10に分出発。最初の急登を登ろうとしたが急斜面のため、少し右から巻きぎみに迂回した。急登部を突破すると栂平の鬱蒼とした樹林帯に到着した。雪上には木の枝や針葉樹の葉がところ狭しと落ちており、滑走時にはとても苦労しそうだ。木々を避けながらクネクネと東吾妻を目指す。木と木の間隔が狭いので樹木間で相互のツリーホールによる影響によりとても細くなっている。なかなか通過するにも一苦労である。栂平を抜け北東側の尾根に取り付く。よく見ると自分が計画していたラインにツボ足の跡があり一直線に山頂へ向かっている。後を追うように、また時々軌道の確認をしながら登り続けた。森林限界を超えたあたりから灌木が多くなり、木々の間隔がより狭くなる。東面のオープンバーンに辿り着き、その後頂上の東側に到着する。頂上付近は灌木が密集しており東側から進入は不可能だ。歩きながら入口を探していると、とうとう南側まで回り込んでしまい景場平からの登山道よりさらに大回りで山頂へ登頂した。今思えば北側の登山道からの方が断然近かったようだ。山頂は雪が無くまた人もおらず閑散としており、静かに展望を楽しんだ。山頂の灌木スポットを抜け出し東側の山頂縁でお昼とした。山頂付近は下界で気温が高い本日でも少し肌寒く、ジャケットを着てのお昼となった。下り始めの最初50m程度はオープンバーン沿いの滑走のため調子が良かったが、それからは灌木の迷路に迷い込んだ。ダンスをするようにショートターンとストック操作で木々を躱した、と言えば聞こえはいいが、実際は灌木に刺さったり袋小路に入ってバックしたりと人には恥ずかしくて見せられないような滑走となってしまった。1,700m付近より勾配が緩やかになってきて滑走には不向きになってくる。単独なので「ゆっくりでも今回は最後まで板を外さないこと」、と目標を決めていた。よって平坦な下りは「力技」と「きめ細かなルート選択」を駆使し、なんとか栂平までは到達できた。栂平からは最後の斜面を滑りたいため、苦手なやや登りのラインを板を外さず通りぬけ、栂平下部の最後の斜面に辿り着いた。ここからは自由な滑走だ。鬱憤を晴らすように駐車場まで林を通り抜け下山となった。
 今回久しぶりに訪れた吾妻山は天気が良く条件はとても良かったが、ビジターセンター前の駐車場に目を向けると車両は半分も埋まっておらず、観光面で風評被害は深刻であることがよく分かった。震災後の福島県と同じく、吾妻に一度流れてしまった風評もそう簡単には風化しないだろう。(S.Su)

トラック 登り=赤 下り=青

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