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No5297
大岳(守門大岳)
1432.4m三等三角点峰
山行種別 山スキー
おおだけ(すもんおおだけ) 地形図

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山行期間 2016年3月28日(月)
コースタイム 二分・除雪終了点(6:59)→大平(7:53)→長峰・三角点(8:42)→休憩(8:52,9:05)→保久礼小屋(9:25)→キビタキ小屋(10:28,10:40)→大岳(11:42,11:53)→中津又岳(12:09,12:38)→保久礼小屋下(13:17)→長峰(13:39)→大平(13:53)→二分(14:10)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
二分の除雪終了点から歩き始める これから登る大岳が見える 西川を渡る
一段上にある大平 平で帰りは滑らなそう 長峰への登り
保久礼小屋へ長峰の緩やかな尾根を登って行く 保久礼小屋 標高900mあたりの細い尾根
キビタキ小屋の前で休憩 標高1000mあたりの樹林帯 時々振り返って見る
ようやく樹林帯を抜ける 守門岳(袴岳)方面を望む 大岳への最後の登り
大岳山頂 大岳から見る守門岳(袴岳) 中津又岳への尾根は大きな雪庇が発達している
大岳からの下り 中津又岳側から見た大岳 大きく張り出した雪庇
中津又岳から滑降を開始する 斜面には湿った柔らかい雪が乗っている滑るに支障は無い 快適に高度を下げる
中津又岳も見納めか 気持ちよく滑る大○さん あっと言う間に保久礼小屋まで降りてしまう
大平から道路に降りる 西川を渡ると終わりも近い 無事出発点に戻った

行動記録
 一度は滑ってみたいと思っていた守門岳だが、今回ようやく大岳を訪れることができた。メンバーは20代の大○さんと黒○くん、それに60代後半の私の3人である。何はともあれ若い人たちの足を引っ張らないように頑張って付いていくことにしよう。前日に福島を発ち、二分の除雪終了点の手前で仮眠を取った。土日は路上駐車になるほどの人気のコースとあって、月曜日だというのに暗い内から車が除雪終了点へと向かっていく。西川に架かる橋の手前900m地点の除雪終了点に駐車スペースがあり、7台ぐらいは止めることができる。私たちも身支度をし、日焼け止めを塗って7時に出発する。
 歩き始めるとすぐに、これから登る大岳がくっきりと見える。今日は風も無く天気も良さそうなので、何とか予定通り山頂まで行けそうだ。除雪されていない道路を進み、西川に架かる橋を渡る。標高は400mそこそこなのに雪がしっかり残っているのは、さすが新潟だ。橋を渡ったらすぐに左の耕作地の斜面をショートカットして上の道路に出る。雪があればそのまま尾根に取り付けるのだろうが、今年は雪が少ないみたいで法面には雪が無い。道路を左にしばらく進んでから、大平に上がる。大平の最後の作業小屋から沢沿いに進む。雪は少ないのだろうか一部沢も顔を出していた。程なく作業道が横切る。作業道をトレースが右へ入っているのは616m標高点尾根からのものだろうか。私たちは夏道の沢伝いに登って行くことにする。
 沢が狭まる標高640mあたりから左の尾根に取り付いて長峰の三角点を目指す。長峰の道路には8時42分に着いた。長峰の広い尾根の途中でノンビリと休憩を取る。保久礼小屋はもう少し先である。
 緩やかな尾根を登って行くと夏の駐車場のところに出る。保久礼小屋へは少し下りになる。保久礼小屋の写真を撮って9時25分に小屋の脇を通過する。ここから本格的な登りになる。保久礼小屋を過ぎて間もなく、黒○くんのシールのバンドが切れてしまった。糊を使わない接着分子で付けるこの手のシールは、一旦外れて濡れてしまったり、粉雪が付いてしまうと相手が悪い。テーピングテープで完全に固定するが、今度はもう片方のテールフックも外れてしまい接着しなくなった。このトラブルで20分ほどロスする。計画書のコースタイムには余裕があるので心配することもない。この後もゆっくりと高度をあげる。尾根は標高900mあたりで一旦狭くなる。キビタキ小屋には10時28分到着した。
 小屋の上で少し休んでから大岳の山頂へと向かう。ブナ林を抜けると疎林になり、やがて気持ちの良いオープンバーンに変わる。大岳南東面のコウクルミ沢源頭の大斜面には数え切れないほどのシュプールが付いていた。滑ってみたい誘惑に駆られるが、登り返す気力と体力を持ち合わせていないので、滑るのは次の機会にしよう。
 大岳山頂へは11時42分に着いた。大岳の山頂に立つと遮るものは何も無く、素晴らしい眺めである。周りの景色を写真に収め、中津又岳へと向かう。シールを付けたままコルまで滑り降りたのだが、登り返しは20mほどなのでシールを剥がして滑ったほうが正解だったかもしれない。中津又山の山頂で昼食休憩とした。
 ノンビリと30分ほど休んでから滑降を開始する。斜面はザラメ雪の上にうっすらと湿った雪が載っている。滑りにくいかと思ったが、それほどでもなく気持ちよくターンしてくれる。先に滑って写真を撮ろうと振り返ると、今日のメンバーは滑るのが早く、カメラを構える時間も与えてくれない。
 下降ルートをGPSに入れてきたので、下る尾根を間違わないように時々確認しながら滑る。標高900mまで下げてから左の斜面に入り保久礼小屋への林道の橋を目指す。所々に赤テープが巻き付けてあったので、旨い具合に保久礼小屋へと誘導された。
 保久礼小屋下には13時17分に到着した。夏の駐車場のところまでは30mほどの登り返しとなる。スキーを担いで登り返したが、潜らないだけスキーを履いたままのほうが楽だったようだ。長峰の緩やかな滑りは所々推進滑降となるが何とか滑ってくれた。
 長峰の三角点のところからは道路から離れて沢沿いの登山道へと下降する。沢沿いの登山道のルートは快適に滑ってくれた。推進滑降で大平を抜け、一段下の道路に滑り降りた。雪が多いとだいぶ手前から降りることが出来そうだが、今年は無理のようだ。道路に降りたらまた推進滑降だ。登ってきた時にシュートカットした斜面までくると快適に滑ってくれる。西川にかかる橋を渡ると、車デポ地まではすぐである。14時10分、二分の除雪終了点へと戻った。(I.I)

概念図


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