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No5298
湯殿山
1500m標高点
山行種別 山スキー
ゆどのさん 地形図

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山行期間 2016年4月3日(日)
コースタイム 志津(7:10)→石跳川右岸取り付き(7:30)→石跳川支流渡渉(8:13)→1,250m地点・森林限界(9:15)→湯殿山(9:55,10:00)→石跳川渡渉(10:20)→ネイチャーセンター(10:37)→志津(10:56)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
志津のゲート前の駐車スペース 旧国道で石跳川を渡る 湯殿山が見えてくる
サワクルミ沼への支流を渡る 森林限界から都○さんがスピードを上げる 右に姥ヶ岳が見える
強風の時は気を付けたいリッジ 無事山頂に到着 森林限界手前の広いバーン
林間を軽快に飛ばす ネイチャーセンター 戻ると駐車スペースは車で一杯だった

行動記録
 今年はかなりの少雪、現在福島県では雪が残っている箇所が少なくなりつつある。しかし隣県山形県にまだ雪があることから、今シーズン一度敗退している湯殿山をトライしてみることにした。
 今回は都○さんと渡○くんが同行してくれることになり、5時に福島を出発し、志津には7時頃に到着した。車両通行止めの看板の手前に駐車し準備を進める。後からソロのテレマーカーが駐車スペースに到着してきたので目的地を聞くと姥ヶ岳に向うということ。姥ヶ岳は石跳川を挟んで湯殿山の反対側である。今回は石跳川の右岸から登る予定である。
  まず志津の車両通行止め箇所から板を担いで旧国道112号を北へ進む。ネイチャーセンターへの分岐で右側の姥沢へ向かう県道114号方向は除雪されているが、左側の旧国道はまだ雪が2m弱残っている。そこから板にシールをつけて登高を開始する。まず旧国道の石跳川にかかっている橋を渡り、石跳川の右岸に取りつく。暖かくなってきて雪がザラメになり登りやすい。林間を川と平行に進むと、カワクルミ沼からの沢に着く。すでに一部口が開いている箇所があり、また上流の状況が読みづらいため、早目に雪がつながっているところで渡渉する。渡○くんから「下りは石跳川を渡渉しては」と提案があったので1008m地点尾根手前で川の様子を見に行くとまだ口が開いていない箇所がある。帰りは渡渉を検討してみる事にする。
 ここからは頂上へ続く尾根を辿る。登山道はないが、赤テープがあちこちに付いており、このルートの人気をうかがうことができる。森林限界の1250mくらいで右(クライマーズライト)から急峻な尾根が合流し、木が無いためか風が強くなる。ここで上着を羽織る。暑さで元気のなかった都○さんが風で元気を取り戻し、スピードを上げてきたので必死で付いていく。斜度も増し尾根脇の谷も深くクラックも入ってきているため注意が必要である。
 9時55分に無事全員湯殿山の山頂に到着。天気が心配なのでシールを剥がしてすぐに滑走に入る。滑走を開始するとザラメ雪であまり恐怖感はない。雪が固い場合は、両岸が急峻であるため慣れない人は注意が必要だろう。滑りやすい森林限界部はあっという間に過ぎ林間部にたどり着く。ここから何パーティかとすれ違う。ツボ足やスキー、スノーボードと多様な足元であった。
 1008m地点を過ぎて、尾根の先端から石跳川を渡渉する。渡渉点から川の前後を見ると川の3割くらい口が開いているようだ。左岸をユルユルと川沿いに沿って滑り、ネイチャーセンターを通って旧国道の除雪地点に無事到着した。徒歩で志津の駐車スペースに戻ると、朝は閑散としていた駐車スペースにはズラッと車が並んでおり、月山の人気がうかがえる。
 本日山頂でカラスを見た。風を受けて空中に留まっている姿を見て、最初はタカかワシかと思ったが、良く見るとカラスであった。山頂に降りてきてしきりに雪を掘って何かを食べていた。多分人間が落した食物を食べているのだろう。悲しい現実だが、登山をする人間が多くなることで色々な弊害がでることは分かっており、自分もその一員であることも肝に銘じている。自分勝手であるがそれでも山頂にカラスは似合わないと思ってしまった。(S.Su)

概念図

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