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No5318
鳥海山・猿倉口
七高山 2229.0m一等三角点峰
山行種別 山スキー
ちょうかいさん・さるくらぐち 地形図

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山行期間 2016年5月3日(火)
コースタイム 猿倉登山口(6:08)→休憩(7:29,7:46)→七ッ釜避難小屋脇(8:07)→休憩(8:29,8:39)→休憩(9:26,9:37)→七高山(10:16,10:40)→猿倉登山口(11:50)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
猿倉登山口の駐車場 夏道の200mほど西側から入る 雪上車が止まっていた
雪はしっかりと着いていた 雪を拾って山頂を目指す 右に七ッ釜避難小屋を確認
適当な斜度で高度を上げる 祓川からの登山者が多い 最後の舎利坂を頑張って登る
七高山の山頂に着く 山頂には多くの登山者、ボーダーで賑わう これから滑る祓川、猿倉コースを確認する
山頂から滑降を開始する けが人を搬出する防災へり 快適に滑り降りる佐○さん
中○さんも気持ちよく滑ってくる 今日のスキー山行は深○さんを喜ばすためのような条件だ 山頂を振り返って見る
雪は繋がっているので安心して滑り降りる 途中、マンサクが花を付けていた 快適な斜面が続く
猿倉登山口に戻る 道路に出て駐車場まで移動する 戻ってくると猿倉の駐車場にたくさんの車が止まっていた

行動記録
 天候にたたられた5月連休だが、合間を縫って鳥海山を滑ることにした。深○さんにとっては鳥海山を滑るのは初めての経験である。3日は連休で唯一の好天が予想され、混みそうな祓川を避けて猿倉登山口から登ることにした。出発時点で猿倉の駐車場には5台の車しかない。混雑を避けてのんびりとした山行が出来そうだ。
 今年は雪が少ないとはいえ、さすが鳥海山の北側にあたる猿倉口の積雪量は例年通りのようである。道路側は雪の壁になっていて夏道登山口から西に200mほどの場所から入る。そこにはスノーモービルが数台と由利本荘市とNPO鳥海山の山岳パトロール用の雪上車が置かれていた。登りはほぼ夏道沿いに登って行く。途中、雪が途切れることはなく、例年より雪は多いように感じた。30分ほど歩いて祓川のコースと高さを合わせる。猿倉から登る人は少なく、まだ誰とも会わない。歩き始めて2時間ほどで七ツ釜避難小屋と同じ高さまで登ってきた。ここから祓川から登ってきた人たちと合流する。周りは一気に騒がしくなる。天候に恵まれた今日は特に入山者が多い。今までに見たこともない人数が蟻のように山頂を目指す。
 猿倉からここまで雪上車がスキーヤーを運んできた。乗ってきた人たちはこれから山頂に向かうのかと思ったら、滑って戻るようだ。出発の時に見た猿倉口に駐めてあった山岳パトロール用の雪上車は春スキーを楽しむスキーヤーのためのものだったようだ。
 七ッ釜滝の南側の平坦部からは登りやすい斜面を見つけて、夏道と離れて適当に山頂を目指した。舎利坂の登りにかかろうとするところで、滑って来たスキーヤーが転倒し動けなくなった。普段だったら救助の手助けをするところだが、近くのパーティがすかさず救助に向かい、ヘリの手配を行った。知らんぷりをするのも気が引けたが、あまりにも周りに人が多くて山と言うよりは都会の町の中で事故が起きたような錯覚すら感じて躊躇してしまった。最初にサポートに入ったパーティにお願いして山頂を目指すことにした。
 山頂への最後の登りである舎利坂は左から入り込むように登る。不思議と急坂も気にならない。七高山の山頂には10時16分に着いた。山頂にはたくさんの登山者であふれかえっている。外輪から覗き込むと正面に新山、眼下に千蛇谷が見える。また、七高山から新山を目指す人もいる。私たちは今日の目的地はここまでなので写真を撮って下山することにする。
 シールを剥がし滑降を開始する。舎利坂の雪面は、表面が湿った新雪で、途中で雪質が変わり思ったよりスキーが沈む。
 けが人を救助しにきたヘリがようやく到着した。強い風の中でホバリングしながら救助活動をするところだ。これは大変な技術と苦労だ。私たちは高度を600mほど下げて風を避けて昼食休憩をとった。猿倉までの標高差は1200mなので半分ほど下がったことになる。滑ったコースは途中から祓川コースの少し右側にルートをとったので混み合うこともなく快適に滑ることが出来た。高度1550mあたりから一旦左の猿倉口の夏道にルートを戻してから、ポール沿いに猿倉登山口へとコース取りした。なお、ポールは先ほどの雪上車で登ってきて滑るスキーヤーのための標識と思われる。そのためロス無く雪を繋いでコースが作られていた。登ってきた夏道沿いよりも滑りやすい。11時50分、猿倉登山口に戻った。猿倉の駐車場にはあふれんばかりの車で、駐車場に止めきれない車が路上駐車されていた。今までに見たことのない車の数である。祓川から登って、猿倉まで滑る人も多いようだ。(I.I)

概念図


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