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No5555
鳥海山・祓川
七高山 2229.0m一等三角点峰
山行種別 山スキー
ちょうかいさん・はらいがわ 地形図

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山行期間 2017年5月19日(金)
コースタイム
祓川駐車場(9:30)→七ツ釜避難小屋(10:47,11:13)→昼食→七高山(13:40,14:17)→祓川駐車場(15:00)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
祓川を9:30スタート 2人合わせて134歳 雲ひとつない青空
七ツ釜避難小屋 七高山を目指す 早くも滑り降りてくる人もいる
舎利坂を登り切れば山頂 山頂に到着したT甲さん T甲さんの滑降
T甲さんのパノラマ画像
キレのいい滑りのK室さん たちまち滑り降りて振り返る 祓川に到着

行動記録
 今回はT甲さんとK室さんの3人パーティー。T甲さんは会のメンバーだが、これまで鳥海山でのスキーは鉾立からの1回しか経験がないという。K室さんは昨年鳥海山の湯ノ台ルートで初めて山スキーをして以来、これまで数回の経験しかない。この2人は以前知り合いだったが、お互い山スキーをすることを知らずにいたところ、自分を中継にして今回の鳥海山で久しぶりの再会になったという具合。しかもこの2人がスキーを一緒にやるのは初めてとのこと。山スキーという共通項がなければ再会することもなかっただろう。さて今回の登高ルートは祓川からにした。距離も標高差も一番少なく登りやすいからだ。66歳のT甲さんと68歳のK室さんに外輪山まで登り滑ってもらうのが今回のミッションだ。
 いろいろあって登高開始は9時30分になってしまった。さすがに平日とあって登っている人は少ない。陽は高く気温が上がってきたのですぐ汗が出てくる。雪はほどよく緩んでシールが効き歩きやすい。登りやすいルートとはいえ標高差は1,000m以上あるのでペース配分が重要となる。2人を見ていると足を運ぶピッチが速い。特にK室さんは速い。ピッチが速いと疲れやすくなるので、ゆっくりと足を運ぶよう何度も声をかける。それでも何組かの先行者を抜いてしまった。七ツ釜避難小屋で休憩。T甲さんのほうがやや疲れている印象。再び登り始めたが2人とも疲れたのか自然にペースダウン。短く立ち止まる回数が増えてきて、このまま山頂まで登れるのか不安になってきた様子。とにかくゆっくりでいいから歩き続けるようにすれば大丈夫とアドバイスする。ここまで登ったのだから何とか外輪山まで到達してもらいたい。マイペースで登ってと声をかけて先行することにした。
 標高2,000m辺りで12時となったので昼食を取りながら2人を待つ。やがて2人が到着したので昼食休憩にしてもらい、自分は外輪山へハイクアップを開始する。1本滑ろうという魂胆である。舎利坂の急斜面をシールで登り切り外輪山にタッチしてすぐ滑り降りる。2人は既に登り始めていたので、すれ違いざま下から追いかけると声をかけた。200mほど滑り降りてシールを貼るとすぐ登り返して2人を追いかける。何とも忙しい。13時40分に2度目の山頂に到着すると、少しして2人も登ってきた。山頂まで4時間ほどかかったが、途中の疲れ具合を考えれば上出来だろう。T甲さんは最後になって自分のペースが作れて登るのが楽になったとのこと。2人の顔には自分の足で七山に登ったという充実感と嬉しさが表れている。特にK室さんは山スキー経験数回のうち2回が鳥海山登頂成功だ。年齢を考えると素晴らしいとしか言いようがない。(K.Ku)

ルート図 登り=赤 下り=青

トラック 登り=赤 下り=青

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