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No5745
猫魔ヶ岳
1403.6m一等三角点峰
山行種別 山スキー
ねこまがだけ 地形図

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山行期間 2018年1月8日(日)
コースタイム 猫魔スキー場(9:47)→道路からの取付(9:54)→昼食・標高1245m(11:16,11:35)→猫魔ヶ岳(12:45,12:59)→猫魔スキー場・ゲレンデトップ(13:22)→センターハウス(13:33)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
猫魔スキー場のセンターハウス 上部の駐車場への道の途中から入る 道路脇からスキーを付けて歩き出す
気持ちの良いブナ林を登ってゆく 雪原の奥に磐梯山が見える 兎のトレースを追って登って行く
稜線近くのブナの木 もうすぐアルツ磐梯との尾根に出る アルツ磐梯のフローズンゲレンデのトップ
磐梯山がきれいに見える 稜線伝いに猫魔ヶ岳を目指す 猫魔ヶ岳の山頂が見えてきた
猫魔ヶ岳に到着 山頂から見る猪苗代湖 雄国沼も良く見える
正面には磐梯山の雄姿 猫魔ヶ岳からの次のピークに向かう 猫魔スキー場のディープゲレンデに出る
ゲレンデを滑らせてもらう スキーセンターが見えてきた 下山報告をすませて駐車場へ戻る

行動記録
 猫魔ヶ岳は猫魔スキー場とアルツ磐梯スキー場に挟まれて俗世界に近いのだが、スキー場から一歩踏み出すとブナ林をはじめたくさんの自然が残っている魅力のあるエリアである。今日は猫魔スキー場に車を置かせてもらって八方台側から猫魔ヶ岳を目指して登ってみることにした。
 まずは猫魔スキー場センターハウスのフロントに調査のため入山することを伝えて登山計画書を提出する。身支度をして最上部の駐車場への道を進み、途中から左の雪原へと足を踏み入れる。どこを歩いても良いのだが今日は一旦八方台側へ進んでから尾根に向かうことにした。沢沿いを避けて通るので雪崩の心配は無い。ただ地形が複雑なので慣れていないとGPSは必携となる。道路から一段高いところに上がると、なだらかな雪原になり下りは滑らないだろうと思いながら前へと進む。そのまま突っ切るとゴールドラインに出るので途中から右へルートを選ぶ、1164m標高点の台地は、ものすごく広い雪原で東南東の方向に磐梯山を望むことが出来る。
 次に雪原を横切って北塩原村と猪苗代町との町村境の稜線を目指す。ようやく本格的な登りだ。この尾根は磐梯山から金沢峠を経て喜多方へ抜ける縦走路でもある。だいぶ前になるが冬季に猪苗代から登り、喜多方市熊倉まで縦走したことがある。体力も無くなり楽を覚えてしまった今ではその気力も出そうにない。兎の足跡を追って夏道まで出て早めの昼食をとった。予報では曇りで風もあるとのことだったが薄日が射す天気で、風も無いのでノンビリと時間を過ごした。尾根に出ると反対側はアルツ磐梯スキー場のフローズンゲレンデになっている。アルツ磐梯側にはいつでもエスケープできるので安心だが、天候が荒れれば稜線は立っていられないほどの強風が吹き荒れるので、ついスノーハイク気分になってしまうのが怖い。
 尾根伝いにアップダウンしながら進む。1312m標高点ピークを越え、猫魔ヶ岳手前のピークを越える。最後に猫魔ヶ岳直下の急斜面が待っている。バーンが堅いときにはスキーを担ぐようになるが、今日の雪はほどほどに潜ってくれるのでシール登高することが出来た。山頂に上がると360度の展望が得られる。眼下に猪苗代湖、西には雄国沼と雄国山などの外輪山、奥には飯豊連峰が見える。振り返って東を望むと磐梯山が正面に構える。北側には吾妻連峰が峰を連ねるのである。山頂に立っていて風が無いのが不思議なぐらいだ。
 しばし展望を楽しんだら下降に移ろう。次の1400mピークまではシールを付けたままで進む。猫魔スキー場のディープゲレンデまでは標高差70mほど、立木と灌木の尾根だが積雪量もあり適当に樹間が空いているので滑るに支障は無い。ゲレンデトップがほんの少しだがオープンバーンになっているので必要により弱層テストで雪崩判断を行い、間違ってもデブリをゲレンデ内に落とすことのないよう立ち入る箇所を選ぶこと。後続のSさんを待ってゲレンデトップには13時22分に着いた。ひと滑りすれば猫魔スキー場のセンターハウスまでは10分とかからない。フロントで下山報告とお礼を述べて山行を終えた。稜線から猫魔スキー場へ入る場合は、過去にコース外滑降で雪崩事故が発生しており、ゲレンデトップ以外からの立入は厳に慎みたい。(I.I)

※駐車場に車を止め、リフトを利用しないで猫魔ヶ岳周辺を登山する場合についても登山計画書をスキー場に提出し、下山報告を行ってください。スキー場に関係があるものについては警察からの問合せがスキー場に来ます。

概念図

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