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No5788
乗鞍岳(剣ヶ峰)
3025.7m一等三角点峰
山行種別  山スキー
のりくらだけ(けんがみね) 地形図

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山行期間 2018年3月15日(木)
コースタイム
乗鞍高原休暇村駐車場(8:23)→第1リフト乗り場(8:25,8:45)=かもしかリフト終点(9:11,9:26)→位ヶ原山荘分岐(10:47)→肩ノ小屋口(11:36,11:45)→肩ノ小屋(12:10,12:36)→蚕玉岳(13:14)→剣ヶ峰(13:27,13:30)→蚕玉岳(13:35)→肩ノ小屋(13:56,14:11)→位ヶ原山荘分岐(14:25)→ゲレンデトップ(14:49)→乗鞍高原休暇村駐車場(15:02)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
これから目指す乗鞍岳が見える 休暇村のゲレンデ側の駐車場 レストラン・リフレでリフト券を購入
リフトを3本乗り継ぐ 3本目のかもしかリフト ゲレンデトップから歩き始める
切り開きのツアーコース 位ヶ原山荘分岐の急斜面を登る 肩ノ小屋口までは緩斜面の登りになる
穂高や槍ヶ岳がきれいに見える 肩ノ小屋口にあるトイレ 肩ノ小屋へ向かって登る
肩ノ小屋 アイゼンに履き替えて剣ヶ峰を目指す 小屋の脇にある導標
朝日岳への登り トラバースして蚕玉岳へ 蚕玉岳まで来ると剣ヶ峰が正面に見える
乗鞍頂上小屋から振り返る 乗鞍岳・剣ヶ峰の山頂 初めて乗鞍岳に登ったと言う大○さん
薄○さん 蚕玉岳から見る剣ヶ峰 蚕玉岳へと戻る
肩ノ小屋へ下る 肩ノ小屋から滑り始める 風も弱くなり青空になった
位ヶ原から振り返ると山頂が輝いて見える 位ヶ原山荘分岐まで下がってきた ツアーコースを滑る
あっと言う間にゲレンデトップに戻る ゆっくりとゲレンデを滑る 休暇村の駐車場が見えてきた

行動記録
 前日に福島を発ち乗鞍岳を滑ることにした。今日は乗鞍岳に初めて登ると言う大○さんが主役だ。前日から強風注意報が出ているが何とか山頂まで行ってみたい。乗鞍高原の休暇村の駐車場で夜行バスで着いたばかりの薄○さんと合流する。身支度をして休暇村第1リフト乗り場のあるレストラン・リフレでリフトの運転開始を待つことにした。リフトの運転開始は8時45分、ゲレンデトップへは3本乗り継ぎで1970mまで運んでもらえる。リフト券は3枚で1200円、リフト運転を待たずに登る人も多いようだが、体力が無いので山頂までの道のりを考えると出来るだけ楽をしたいところだ。ゲレンデトップには9時11分に着いた。シールを付けて歩き出す。
 ゲレンデトップから切り開きのツアーコースを登って行く。最初こそ急斜面だが、目の前の斜面を人登りすると傾斜は緩くなる。位ヶ原山荘分岐までは樹林帯なので、強い風も気にならない。強風を感じたのは伊奈川に沿って登っているときぐらいだろうか。位ヶ原山荘分岐までくると風は弱くなった。切り開きのツアーコースはここまでで、冬期分岐の注意書きからは急斜面を登り位ヶ原に出ると広い雪原になる。天気が良ければ目指す肩ノ小屋のコルも見えるのだろうが、ガスや吹雪の場合は目標物も見えないだろうから要注意である。位ヶ原に出たら強風にあおられるのを覚悟していたが、バーンは硬く凍っていたが風は思ったほど強くは無い。トイレ小屋のある肩ノ小屋口登山口には11時36分に着いた。乗鞍岳の山頂である剣ヶ峰の斜面は見るからに凍っていそうで、先行していた人たちは滑りが目的なのだろうか摩利支天岳へと向かって登って行った。肩ノ小屋への登りはアイスバーンで幾分角度を増してくるがスキーアイゼンを付けているので楽に登ることが出来た。ここまで予定した時間通り登ってきているので、肩ノ小屋で風を避けてスキーからアイゼンに履き替え山頂を目指すことにした。
 バーンは硬い。スリップすれば流されそうなので突風には気をつけたい。朝日岳は風を避けてほぼ夏道沿いに登った。ここで坂○さんのペースが落ちてきたので佐○さんがサポートして肩ノ小屋で戻って待つことになった。大○さんと薄○さん女子2名には先行してもらい、坂○さんたちが戻るのを見届けてから先行2人を追いかける。しかし若い2人はかなわない。追いつくどころか逆に離されてしまった。蚕玉岳まで来ると先行2人はすでに剣ヶ峰の頂上小屋である。肩ノ小屋に待たせている2人のこともあるので、先行2人が山頂を踏んだのを確認して下山することにした。11時頃までは黒い雲が光を遮っていたが、そのあと雲が取れ下山を開始する頃には上空は青空が広がって風も弱くなった。蚕玉岳へと戻り肩ノ小屋へと下山を開始する。肩ノ小屋で待っていた2人と合流しいよいよ滑降だ。
 バーンは硬いものの滑るに支障は無い。離れないように後続を待ちながらゆっくり滑るが、下りは早い。位ヶ原山荘分岐まで15分ほどで下って休憩。標高は2400m、ここまで下がると雪も弛みアイスバーンから解放される。ツアーコースの切り開きを滑りゲレンデトップ手前の急斜面を注意して下るとなだらかなかもしかコースに出る。ゲレンデの雪はザラメていて適当に抵抗があり押さえる必要が無いので楽に滑れる。車を置いてきた休暇村向かいの駐車場には15時02分に戻った。
 今回は肩ノ小屋まで戻って滑り始めたが、バーンが緩めば剣ヶ峰と蚕玉岳とのコルや山頂からも滑ることができる。また、除雪が進み道路が開通する春スキーの時期には簡単に山頂に立つことができ、多くのスキーヤーが訪れるようになる。静かに登れるのは今の時期が良いかもしれない。ご一緒いただいた皆さんに感謝である。山行を終え、湯けむり館で汗を流してから帰路に着いた。(和)

概念図

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傾斜量区分図(雪崩)
トラック 登り=赤 下り=青

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