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No5794
蔵王・杉ヶ峰
1744.7m三等三角点峰
山行種別    山スキー
ざおう・すぎがみね 地形図

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山行期間 2018年3月24日(土)
コースタイム
すみかわスキー場(9:48)→聖山平登山口(10:40)→井戸沢(10:53)→金吹沢(11:36)→前山(12:37,13:07)→杉ヶ峰(13:28,13:40)→岳樺沢出合(14:00)→金吹沢(14:24)→井戸沢(14:52)→観光道路(15:12)→すみかわスキー場(15:31)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
すみかわスキー場をスタート 聖山平の廃リフト沿いを歩く 杉ヶ峰が見えてきた
左手には後烏帽子岳と屏風岳 右手には刈田岳 正面には前山
前山の斜面に取り付く 前山へ登る水○さん 前山から杉ヶ峰を望む
杉ヶ峰山頂 澄川源頭へと滑り込む 杉ヶ峰の東斜面を滑降
ザラメ雪で滑りやすい 澄川源頭へと滑り込む 登り返してパラダイスコースへ
井戸沢を横断 パラダイスコースの古い標識 観光道路を戻る

行動記録
 今週もまた金曜日は温泉泊なので土曜日は杉ヶ峰とした。厳冬期に杉ヶ峰まで到達するのはなかなか難しい。しかし、3月も下旬になれば雪も締まり、天気も安定するので比較的容易になる。相方は今シーズンから山スキーを始めたM戸さん。回数を重ねてだいぶ慣れてきたのでお連れすることにした。予報では晴れで風も弱い絶好の山スキー日和のようだ。
  すみかわスキー場を9時48分にスタートし観光道路を歩いていく。土曜日だがスキー場に人はまばらだ。赤布のある聖山平登山口から小沢へと下降する。沢を横断して聖山平の廃リフト沿いに歩いていく。天気が良くて無風なので汗が噴き出てくる。井戸沢を横断すると先行者のトレースと赤布が出てきた。トレースは井戸沢を辿ってきたようだが、1,370m辺りでリフト沿いから左へ逸れていくので追ってみることにした。やがて金吹沢に出たので渡りやすそうなところを探して横断する。右には刈田岳、左には屏風岳が見え、そして前方には前山と杉ヶ峰が徐々に近づいてくると、前山の斜面にはシュプールが見える。今日早くも滑った人がいるようだ。
 峠ノ沢源頭から前山の斜面に取り付く。昼を過ぎたが山頂で昼食にしようと水○さんに呼びかける。登っていくと先ほど見えたシュプールがあり、ここで1本滑りたい気持ちを抑えて山頂を目指す。前山の山頂には12時37分到着。飯豊連峰は雲でよく見えないが朝日連峰から月山はくっきり見える。大展望を楽しみながらの昼食タイムは最高だ。6人ほどのスキーパーティーがやってきた。かなり年配の皆さんとお見受けしたが、聞くと清渓小屋泊りだというので東北大学のОBだろう。泊まり装備は小屋に置いてきたようでザックは軽そうだ。前山から杉ヶ峰へは少し下ってから緩やか斜面を80m登り返す。山頂直下のカリカリの急斜面を回り込むようにして杉ヶ峰山頂に立った。厳冬期の日帰りでは難しい杉ヶ峰もこの時期なら到達できる。
 帰路は杉ヶ峰の東斜面を澄川源頭へと滑り降りる。上部は少しシュカブラになっていたが、そこを過ぎればフラットなバーンになる。快適な滑降を楽しんで樹林帯のツリーランへと入っていく。オオシラビソ(アオモリトドマツ)の立ち枯れが目立つ。澄川源頭に滑り降りると沢底をクルージング。途中に穴が1箇所あるので要注意だ。峠ノ沢出合を過ぎて100mほど下ると岳樺沢の出合だ。澄川はここより下はあちこち口を開けているので、シールを付けて岳樺沢を登る。ちょうど前山での清渓小屋パーティーも登っていたので、追いついて話してみると最高齢で83歳だという。いやはや何ともお達者な方だ。59歳の自分なんてまだまだだなと思う。
 往路とはルートを変えて歩いてみる。刈田岳の眺めの良いところでシールを剥がすが、斜度が緩いのであまり滑りにはならない。パラダイスコースの古い標識が何枚か残っている。先行者のトレースがあり辿ると、シールを貼らずに効率よく井戸沢を横断することができた。このルートは覚えておこう。聖山平を横断し小沢を渡ると、聖山平登山口より少し上で観光道路に出た。スキー場までひと滑りしてツアー終了。天気に恵まれ水○さんにも満足してもらえたようだ。自分としても地元の山の良さを再認識するツアーとなった。(熊)

.ルート図 登り=赤 下り=青
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 平29情複、 第353号)この画像をさらに複製する場合には国土地理院の長の承認が必要です。

トラック 登り=赤 下り=青

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