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No5796
巻機山
1967m標高点
山行種別  山スキー
まきはたやま 地形図

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山行期間 2018年3月25日(日)
コースタイム
バス停・登山口(6:03)→桜坂駐車場(6:40)→ニセ巻機山(11:21)→巻機山避難小屋(11:30,11:45)→巻機山(12:23,12:37)→バス停・登山口(13:58)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
バス停より歩き始める もう少しで雪が無くなりそう 桜坂駐車場にはたくさんのテントが
井戸尾根に取り付く 本格的な登り 稜線に乗った
急登2か所目からニセ巻機山を見る 徐々に高度を上げてゆく スキーを担いで急坂を登る
避難小屋は雪で埋まっていた 御機屋より越後三山を望む 巻機山の山頂へ向かう
巻機山ピークに到着 これから米子沢へ滑降開始 米子沢滑走
快晴に恵まれて気分良く滑る デブリが出てくる デブリが連続する
両岸が立っていて滝が顔を出している 林道へ降り立ち振り返って見る 無事駐車地点に戻った

行動記録
 巻機山は、夏に米子沢を登っているのだがその際に沢登りの為にピークを踏まずして下山していた為今回が初ピークを狙う計画をたてた。バス停にて仮眠をとり日の出と共に出発の準備をする。二子沢川に沿って雪に埋もれた道路を進み、桜坂駐車場へと向かう。橋を渡り夏道の登山口である桜坂駐車場にはたくさんのテントが張ってあった。雪で夏道は埋まっているのだが沢を登った際のログや地形図、赤布を頼りにゆっくりと雪の状態を確認しながら最初の急登箇所へと向かう。
 急登箇所は、アイスバーンでスキーアイゼンを使ってゆっくりと足元を確認しながら登って行く。スキーアイゼンは、何とか刺さるのだが思いのほか効いてくれずキックターンをしながら高度を上げる。途中で後続の方が、スキーアイゼンなしで登って行くのをみて自分の技術力がまだまだだと痛感した。急登を登りきると日の当たる場所では徐々に雪が緩んできた。風が強いためか日陰の場所は弛みが遅い。のんびりと景色を楽しみながら徐々に高度を上げると、目の前にニセ巻機山と2箇所目の急登が出てくる。稜線は風を遮るものがなく、急登は板を担いで登る。キックステップでゆっくりと高度を上げピークを目指す。急登箇所だが他の方々の足跡がたくさんあり雪が緩んでいるので自分に合う足跡を使いながら登る。早い時間だと凍っている恐れがありアイゼンを履いたほうが安全だろう。
 ニセ巻機山を過ぎ、雪に埋まっている巻機山避難小屋のところで小休憩をとった。次に御機屋を目指す。尾根に乗ったら1967m標高点の巻機山へと向かう。ピーク付近は雪付きが少なく岩が出ている。沢登りの時にはピークを踏んでいないので初めての巻機山山頂である。とりあえず、ピークを踏んだので目標を達成できた。
 次は下りのルートを決める。雪が繋がっていないときは井戸尾根を滑るつもりだったが、何とか米子沢が滑れそうなので沢を滑り降りる事にした。事前情報だとデブリがあり沢が一部露出している場所があるので要注意である。切れている場所がはっきりとわからないので、先行が一旦滑ってから後続にOKの合図を出すことを繰り返しながら滑り降りることにした。沢の源頭部は日が照っているのだが風が強いためかアイスバーンだ。沢床はザラメ雪だが、斜面はアイスバーンである。1040m付近の滝のところで雪が途切れた。右岸を板を外し担いで降りる。1300ぐらいで隣の尾根へと上がれば雪は繋がっていて板を脱がずに下れると思う。次回の課題だ。さらに高度を下げて行くと段々と雪が水分を多く含み板が滑らなくなってきた。沢も所々口を開けている。雪質はザラメ雪から最後は水分を多く含んだ新雪のような湿雪に変わる。握ると水が出てくるほどの湿雪だ。
 尾根伝いの林道に出たら道路まで下り、そのままゆっくりとバス停へと向かった。13時58分、バス停のある駐車地点まで戻って無事山行を終えた。全体的に雪質は悪かったが、夏に登った米子沢を滑ることが出来て良い経験になった。(柏)

概念図

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傾斜量区分図(雪崩)

トラック 登り=赤 下り=青

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