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No5799
吾妻山・二十日平
西吾妻山 2035m標高点
山行種別  山スキー
あづまやま・はつかだいら 地形図

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山行期間 2018年3月28日(水)
コースタイム
グランデコ(8:33)=第4クワット終点(9:01,9:11)→西大巓(10:20,10:33)→西吾妻山(11:31,11:54)→休憩(12:33,12:44)→中ノ沢徒渉点(13:00,13:16)→グランデコ(13:24)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
グランデコは既に春の装い ゴンドラとリフトを乗り継ぐ リフトを降りると磐梯山がきれいに見える
1843m標高点付近からニセピークを見上げる 左側には磐梯山と猫魔ヶ岳t@n5. 西大巓手前の南斜面を登る
西大巓の山頂から見る飯豊連峰 磐梯山をバックにポーズをとる柴○くん 西大巓で記念撮影
シールを剥がし西大巓から滑る 克○くん 西吾妻山とのコルまでひと滑り
振り返って西大巓を見る 左に西吾妻小屋を見ながら西吾妻山へ向かう 西吾妻山から滑り始める
滑りやすいザラメ雪 果敢に滑る柴○くん 続いて克○くん
オープンバーンから樹林帯へと入る 植生はオオシラビソからブナに変わる 滑りやすい斜面が続く
1332m標高点尾根から沢に降りる 中ノ沢徒渉点に着く 3月上旬の大雨で沢がすっかり顔を出していた
沢を渡り対岸に這い上がる グランデコのゲレンデに出る グランデコのスキーセンター

行動記録
 このところ好天が続き、山はまるで春の装いである。今年からスキーを始めた克○くんと柴○くんの今シーズンの仕上げ山行として二十日平を滑ることになった。二人とも私とは43歳の年の差で体力の違いは明らかである。登りはスローペースに付き合ってもらうことにしてグランデコへと向かった。8時30分から運転を開始したゴンドラに乗り込み、第4クワットを乗り継いでゲレンデトップに降り立つ。振り返ると磐梯山が正面に見える。真っ青な空と相まって感動さえ覚える。今日は暑くなりそうだ。
 ゲレンデから樹林帯に入り西大巓を目指す。バーンは一部硬いところもあるが、全体的にはザラメ雪でシールも良く効いてくれる。ニセピークを左から巻いて南斜面のオープンバーンに出ると山頂も近い。尾根に戻って最後にひと登りする西大巓の山頂である。歩き始めて1時間10分ほどで西大巓に着いた。山頂からの眺めも素晴らしく、青空はどこまでも続き飯森・飯豊山群が目の前に見える。さらに右奥には朝日、月山も見えた。山頂で集合写真を撮り、シールを剥がして西吾妻山とのコルまでひと滑りする。2人は若いだけあってスキーの上達も早い。コルでシールを付け直し西吾妻山を目指す。西吾妻小屋を左に見て西吾妻山へと向かと30分ほどで山頂に着く。西吾妻山の山頂で登山者と初めて出会った。天元台から登ってきたようだ。平日なので登山者は少なく出会う方が珍しいと言える。風も穏やかなので、シールを剥がし西吾妻山の山頂部で昼食休憩にした。
 いよいよ二十日平への下りである。最初は稜線の北東側のオープンバーンを尾根に沿って滑り、尾根上の低木が切れたところで尾根に戻り、次はオオシラビソの樹林帯に入る。樹間は適当に空いているのでツリーランを楽しみながら高度を下げて行く。15分と滑らないうちに植生はオオシラビソからブナ林に変わり樹間は広くなり滑りやすくなる。風に飛ばされた枯れ枝が気になるが滑るに支障は無い。
 1548m標高点尾根の左側を下り、1322m標高点の尾根に乗ってしばらく下って行くと、尾根は中ノ沢へと急激に落ち込む。少し手前から左側の支沢をトラバースするように下り、中ノ沢の徒渉点に降り立った。例年だったら中ノ沢徒渉点は雪に覆われているのだが、今年は3月上旬の雨が土石流だったみたいで、20mほど沢が露わになっていた。対岸は雪壁になっているので登れそうにない。思案したが少し上流の立木のところに雪が残っていて這い上がれそうなので、スキーを脱いで沢を歩き、2mほどの段差の雪壁を這い上がることにした。
 対岸には造林のための古い作業道があるので渡ってしまえば特に問題になるところもない。カラマツの造林地を滑り、グランデコの浄水施設の脇を抜けてゲレンデに出た。ゲレンデでは子供達が元気に滑っている。平日だが子供達はすでに春休みに入っていたのだ。どうりで子供達が多いはずだ。グランデコのスキーセンターに下山報告をして無事山行を終えた。今日は若い2人のおかげで楽しく二十日平を滑ることが出来た。感謝である。(和)

概念図

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傾斜量区分図(雪崩)
トラック 登り=赤 下り=青

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