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No5996
博士山
1481.9m三等三角点峰
山行種別    山スキー
はかせやま 地形図

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山行期間 2019年1月27日(日)
コースタイム
琵琶首(7:51)→868mピーク(8:29)→林道(9:51)→1476mピーク(11:02)→博士山(11:26,11:41)→大谷滝沢源頭1270m地点(11:56,12:15)→1430m尾根(13:21,13:36)→林道(13:54)→868mピーク(14:41)→琵琶首(14:52)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
琵琶首の祠の所からスタートする スギ林の取付点 868m標高点を過ぎてから樹林が混んでいる箇所もあった
北側の尾根が見える 林道(廃道)を過ぎると素敵な雰囲気のブナ林になる 1476mピークから見た博士山へ続く雪庇の尾根
1476mJPに出来た雪庇の段差を下る 博士山南西コルから大谷滝沢源頭へと滑り込むが最高のパウダーだ 皆さんには素晴らしい雪に満足してもらえたようだ
写真ではわかりづらいが沢床が埋まっていない、スキーでトラバースすると雪面が切れる 大谷滝沢源頭を標高1270mまで高度を下げると沢幅が広くなる 沢地形を少し登り急斜面の尾根に取り付く
雪はさらさらで安定しない、ジグを切ると亀裂が入るので注意しながら登る 見た目より傾斜がきつい 振り返ると後続が離れたので待つが皆さん元気そうで安心する
昨日鉢伏山を登った佐○君だが今日も元気だ 全員が登り返し滑降の準備にかかる 途中平坦なところもあるがシールを付けずに頑張る
林道からのスギ林は沢状の地形を滑るが、ここも雪質がよい 小○君もガンガン滑ってくる もう取付点のスギ林まで下ってきた
琵琶首の道路が見えてきた 皆さん先に滑ってもらう 琵琶首の車デポ地点に全員無事到着

行動記録
 今日は、いつか行きたいなと思っていた博士山へ琵琶首ルートから登ってみることにした。メンバーが増え5人パーティである。朝、琵琶首集落の祠のところに車を止め、田甫道の正面にある868mのピークを見ながら直線に進み斜面に取り付いた。20センチほど沈むが雪は軽い。
 登るのは2012年に会の人たちが辿った同じルートである。杉林の沢地形を進み868m標高点の尾根に上がった。尾根はやや細く若干うねりもあった。ラッセルはそれほど苦ではないので1100mまでは小○くんとラッセル交代しながら進み、林道手前からは皆さんの優しいお気遣いで全員で交代しながらブナの尾根を登って行く。標高1400mあたりからは視界は開けるものの雪屁が発達しているので気を遣いながら登り、1476mのJPへは11時02分に到達した。そこから博士山へと向かうのだが山頂へは発達したうねりのある雪屁を越えて進むことになる。なかなかの雪庇である。
 すっきりした天気でなかったこともあり山頂では展望もあまり良くなかった。風もあるので早々にシールを剥がし、山頂から1476m標高点のJPとの最初のコルへ滑り降りる。そこから大谷滝沢の源頭部へ200m程高度を落とす。素晴らしい雪質で快適な滑りが楽しめる。しかし沢床は埋まっていなくて深く凹んでいる、また標高1300mあたりは入り込んだ地形になっている。トラバースする時に20センチ弱ぐらいの深さで雪面が切れる場面もあった。もう少し先まで進むと傾斜が緩くなるので慎重に沢床を滑ったが、正面気分の良いものではなかった。
 予定した登り返しの尾根の基部まで来て15分程昼休憩を取ってから登り返しにかかる。沢地形を少し上がり尾根に取り付くがかなり傾斜のあるトラバースを強いられる。周り込む場面でさらさらな雪と結構な斜度に少し緊張する。また、傾斜がキツいところでは雪面がぱっくり切れるので間隔を開けて注意しながら登高を続け、なんとか1430mの雪屁の始まる手前の所にどんぴしゃであがることが出来た。この登り返しは結構きつかったが、みんな頑張ったと思う。登れたものの降雪がこれ以上あったら厳しかったかもしれない。
 1430m尾根で再びシールを剥がし滑り始める。皆さん足にもそろそろキテる頃なので休みを入れながら往路を戻った。写真にもあるが樹間も狭いところがあったり苦労する。最後、868mに上がる際に少し階段登高をするが、車道に戻るまで雪質は良く大変滑りやすかった。標高1481mと低く里山のような博士山だが、今回は雪質も良く色々と楽しむことができた。少し判断に迷った時もあったが先輩がいてくれとても安心して行動することが出来た。ご一緒していただいた皆さんに感謝したい。(理)

.概念図
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傾斜量区分図(雪崩)
.ルート図 登り=赤 下り=青.
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 平30情複、 第400号)この画像をさらに複製する場合には国土地理院の長の承認が必要です。

トラック 登り=赤 下り=青

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