Fukushima toukoukai Home page
No6026
吾妻県境尾根縦走・合宿報告
家形山 1877m主三角点峰
山行種別    山スキー
あづまけんきょうおねじゅうそう・がっしゅくほうこく 地形図

トップ山スキー>吾妻県境尾根縦走・合宿報告

山行期間 2019年3月9日(土)〜10日(日)
コースタイム
3月9日(土) 天気 晴れ
天元台スキー場・つがもりリフト終点(9:37)→人形石(10:27)→休憩(11:19,11:27)→東大巓(11:53,11:59)→兜山・昭元山コル(12:21)雪洞泊
3月10日(日) 天気 晴れ
雪洞(7:09)→昭元山・烏帽子山コル(7:47)→烏帽子山・ニセ烏帽子山コル(8:35)→ニセ烏帽子山(8:48,8:53)→家形山(10:02,10:27)→大岩(10:42,10:46)→慶応山荘(11:13,11:22)→井戸溝(11:54)→賽ノ河原(12:12)→水飲場(12:27)→スカイライン横断(12:31,12:41)→高湯ゲート(13:12)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
ロープウェイとリフトを乗り継いでゲレンデトップへ まずは人形石を目指す 中大巓寄りから尾根に乗った
人形石 天気も良く周りの山々が見渡せる 登山道の標識も確認できた
人形石から下り振り返る 眼下に谷地平が見える 昭元山と兜山のコル北側に雪洞を構築する
夕食の時間 昭元山と烏帽子山とのコルにあがる ニセ烏帽子山の山頂部には雪庇が派生する
家形山から五色沼と一切経山を見る 家形山から東斜面を滑り降りる スキーを背負って大岩へ移動
大根森から慶応山荘へ沢伝いに下る 慶応山荘の出入り口は雪で隠れていた 除雪されたスカイラインを横切る

行動記録
3月9日
 今年の雪洞宿泊訓練を兼ねた吾妻県境尾根縦走は、私と鈴○さん、涌○さん、それに菊○さんと竹○さんの5名で実施することになった。恒例の縦走であるが3人が昨年と同じメンバーというのはいささか寂しい気もする。
 初日スタートの天元台には都○さんと渡○さんが車で送ってくれることになった。泊まりの装備を持って列車とバスを乗り継ぐのは大変なので助かる。7時30分に福島を出発し、大笹生インターから一昨年に開通した東北中央自動車道に乗り、米沢市街地手前の八幡原インターで降りて天元台スキー場へと向かう。今日は何やら大会があるらしく車が道路まで止められていた。送りだけの車であることを伝えると天元台ロープウェイの湯元駅まで入ることが出来た。ロープウエイも臨時運行していて待つことなく乗ることが出来た。ロープウェイからリフトの乗り継ぎもスムーズだったので、つがもりゲレンデのトップには予定より1時間も早い9時20分に到着した。シールを貼ってまずは人形石を目指す。
 天気は上々で、飯豊、朝日はもちろん、月山そして遠く鳥海山まで遠望できる。雪質はと言うと、数日内にいくらか降雪があったらしく足首ほどの軽いラッセルで極めて歩きやすい。人形石に到着すると先行者が1人いて、話しをすると我々と同様に雪洞に泊まる予定とのこと。自分よりは年配であるが単独で雪洞に泊まる勇気に感心する。さらに東大巓方面への先行者が1名、梵天岩方面には3名のスキーヤーが確認できた。写真を数枚取って藤十郎へと向かう。
 昨年は全くのホワイトアウトでGPSを頼りに彷徨ったものだが、今回は視界良好で何の不安もなく順調に距離を稼ぐ。時間はまだ11時を回ったばかりであるが藤十郎を越え弥兵衛平付近で小休止して軽く携行食を口に入れる。小休止の後は東大巓の山頂を経由し、今日の宿泊予定の兜山と昭元山のコルを目指す。
 東大巓の山頂からほぼ夏道沿いに進み、コルに着いたら北斜面に回り込みいつもの斜面に滑り降りる。今回は広々とした斜面で雪も豊富である。早速雪洞掘りに取りかかる。5人分の空間を確保しなければならないので左右2か所から同時に掘り進め、ある程度のところで左右をドッキングさせる工法が最も効率的である。菊○さんと竹○さんは雪洞に泊まるのは初めてだ。それどころか山に泊まるのもはじめだ。初体験が雪洞で大丈夫であろうか。2時間程度で雪洞を掘り終え大分早いのだが15時には潜り込み、それぞれが長い夜を迎えることになった。

3月10日
 2日目は、5時を少し回った頃に起床し朝食の準備に取りかかる。一晩で雪洞の天井がだいぶ下がった。注意しないと頭がつかえ湿った雪が落ちてくる。朝食を摂り身支度を整えて出発する、計画より40分ほど遅れで行動を開始した。昨日の単独者のトレースが残っている。しばらく行くとトレースは昭元山の斜面に伸びいて、単独者の雪洞が確認できた。我々は、高度を保ちながら横移動し鏡沼のコルを目指す。コルからは烏帽子山の南斜面を巻く形で進むのだが、毎年この斜面はカリカリで手こずるところだが、今回は昨日同様に適度なやわ雪で問題なく通過できた。前方の家形山や一切経山が真近に見えてくると、右手下に谷地平の雪原もはっきりと姿を現す。今日もいい天気だ。
 40分遅れで出発したものの、家形山には計画どおり10時に到着。眼下には五色沼が見えるがまだ雪と氷に覆われ冬の眠りからは醒めていない。湖面が輝く季節に比べると別世界である。さて、いよいよここからはシールを剥がし滑降に移る。まずは家形山の東斜面のオープンバーンを滑る。出だしは結構な急斜面だ。家形避難小屋へ下るガンチャン落としのコルまで滑ったら、五色沼の外輪には雪が無いのでスキーを担いで大岩までツボ足で登り返す。大岩まで来たら再びスキーを付ける。ここからは、慶応山荘まで一気に滑りたいところだが、長い行程で足に来ているのと重い荷物のために思ったようには滑らせてもらえない。あちこちで転倒しなかがら高度を下げる。大根森の1750mから右の沢に滑り込み慶応山荘へと向かう。沢伝いに下り左の平坦な尾根に乗って少し下ると慶応山荘だ。
 慶応山荘は閉まったままで、除雪の跡も見られない。今年の冬は管理人の大柿さん上がってないと聞いていたが、やはり吾妻山一切経山大穴火口の噴火警戒レベル2による影響は大きいようだ。
 慶応山荘で落ち合う予定だった柏○さんと渡○さんの2人はまだ到着していない。山荘の前で少しだけ休み下山にかかる。慶応山荘を出てすぐのところで登ってきたメンバー2人と無事合流した。ここからは彼らに先行してもらいトレースをたどりながら高湯温泉へと向かった。旧あづまスキー場は灌木が伸びて滑るには適さなくなったこともあってルートを山鳥山から賽ノ河原、水飲場へととる。すでに除雪されたスカイラインを横断し、夏道沿いに高湯の登山口へと下った。閉鎖されている高湯ゲートには和○さんが迎えにきてくれていた。メンバー5人は、柏○さんと和○さんの車に分乗して、まずは高湯温泉へ向かい、2日間の汗を温泉で流してから福島へ戻った。今年は少雪といわれて心配していたが、思っていたよりも雪は豊富で、2日間とも天候に恵まれたこともあって充実した縦走合宿を終えることが出来た。(中)

.概念図
電子国土webで見る

傾斜量区分図(雪崩)
.ルート図 ルート=赤.
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 平30情複、 第400号)この画像をさらに複製する場合には国土地理院の長の承認が必要です。

トラック 1日目=赤 2日目=青

 トップ



Copyright(C) 2019 福島登高会 All Rights Reserved.