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No6227
村山葉山 927m標高点ピークまで
山行種別  山スキー
むらやまはやま 地形図

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山行期間 2020年1月6日(月)
コースタイム 大鳥居駐車地点(8:30)→スギ林入口(9:22)→927m標高点ピーク(12:00,12:06)→登り返し2回→大鳥居駐車地点(15:20)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
山の内大鳥居から入った駐車場所 車を止め歩き出す スギ林の入口
スギの植林地 最初のブナ林 尾根伝いに927m標高点ピークを目指す
927m標高点ピークに上がる 村山方面を望む 雪質はパウダー雪も止んで至福の時

行動記録
 年末年始の家族サービスからようやく解放され、今年の初滑りをどこにしようか?記録的な雪不足のため日帰り出来るところは月山周辺しか思いつかない。ブログにも記事が多く載っていて、私のお気に入りの村山葉山へ天気の良さそうな6日に計画した。
 大鳥居のいつもの駐車場所除雪終了点に8時10分に着いた。今日はさらに20〜30m先まで除雪されている様子。平日でも誰か来てないかと期待したが誰もいないようだ。
 8時30分スタート、小雪が降っているものの風も無く行動には支障なさそうだ。除雪終了まで来るとラッキーにも昨日と思われるトレースが残っていた。ラッセル無しで杉林入口まで1時間。年々遅くなってゆく、年を感じる。気を取り直し登りにかかる。
 トレースはいつものスギ林よりも手前から登っているようだ、雪が少ないからか?なるべくラッセルしたくないのでそのまま登ることにした。スギ林を登って行くと左の沢が深くなり、いつもの登り場所には行けないようだ。スギ林を過ぎるとスギの植林地になり空が広がり明るくなった。風当たりも良く、トレースも消えていた。
 ラッセルはこれからが正念場だ。ラッセルは膝下ぐらいで、このまま登れば東面の北外れに行くようだ。途中で滑り下ったシュプールあり、藪が埋まってなく斜度もあり越えるのに体力を消耗する。植林地を越えるとブナの林になりホッとする、樹間も広がり登高意欲が湧いてくる。
 最初のブナ林を越えると広い空間になるが、雪が少ないため藪がうるさく登るのも滑るのも楽しくなさそうだ。登っていくとブナ林の方へトレースらしきものがあり近付いて見るとカモシカの足跡のようだ。カモシカもジグ切るんですね。最後のブナ林を登って行くと、薄っすらとトレースが所どころ残っていた。そのトレースは藪を嫌って、北側尾根に上がっていた。風が強くジグを切って927mピークを目指すが、途中ジグを切ったところ、雪庇が崩壊し片足で支えて堪えた。万一落ちてもあまり落差がない所なので怪我などはないと思うが、慎重な行動すべきと反省する。何とか12時に927mピークに着いたが風が強く、写真を撮って一段下の風の避けられる所でシールを外し滑走準備をする。雪質はパウダー。小雪も止んで至福の時が来たものの藪が埋まっておらず、吹き溜まりの下が空洞になっているところもあった。
 200mほど高度を下げてから昼食にした。時間もあったので2度尾根下まで登り返し滑降する。ブナ林のツリーランは最高で、これがあるから苦しい登りも耐えられる。最後の滑走でビンディングがトラブル(テックビンディングで踵を押さえるピンが離れるので、靴が固定されない)を起こした。調整して事なきを得た。シーズン初めてに点検したのだが単独で行動する場合には、何が起きても対処出来るよう普段からリスク管理を考えておくべきと改めて思った。
 帰りはいつも登ってくる杉の植林地を経由して来たが、普段であれば埋まっている杉が大分顔を出していた。やっぱり雪は少ない。大鳥居には計画通り3時30分には到着、今年の初滑りは天気、雪質にも恵まれて最高の一日であった。(菊)

概念図

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傾斜量区分図(雪崩)
トラック 登り=赤 下り=青

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