会のメンバー7人は昨日村山葉山を滑ったのだが、行けなかった自分は日曜日に計画した。いつもの西○さんと2人で現地に着いてみると先客が1人いた。松○さんではないか。昨日のパーティーにいたはずだがと聞くと、昨日があまりに良かったので車中泊して今日も滑るのだという。ラッセル要員は多いほうが良いので助かる。
松○さん先頭にスタートするとブーツ程度の新雪。昨日のトレースが薄っすら残っている。軽いラッセルだが松○さんは足が速く飛ばしていく。さすが30代である。40代の西○さんもピッタリ後をついていく。こちらは体調もイマイチで2人にまったくついていけない。辺りは宮城や福島からすればウソのような積雪だが、これでも例年よりまだまだ少ないのだ。
杉の植林地手前で待っていてもらいやっと合流。ここから斜度が増してくると同時に雪も深くなってくる。30〜40センチはあるだろう。場所によっては膝上のラッセルとなった。自分も少しやってみたがすぐ交替である。松○さんのパワフルなラッセルが頼もしい。とはいえペースは上がらないので確実に時間を消費する。スタートから3時間かけて920mまで登ったところで今日の山頂とした。
さてお待ちかねのダウンヒル。滑降モードにチェンジすると深雪の急斜面にドロップする。自分としてもこれだけのディープパウダーは今シーズン初である。実際の滑りがイメージの様にいかないのはいつものこと。それに対して2人の滑降良いというか格好良いこと。200mほど落としてひと息つく。お代わりも920mまで登り返して滑る。登りに時間がかかったこともあり今日はこれでもう満足だ。杉の植林地から下はトレースに合わせて戻った。結局今日は自分たちの貸し切りだった。厳冬期の村山葉山は期待を裏切らない良い山である。(熊)