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No6300
蔵王・杉ヶ峰
1744.7m三等三角点峰
山行種別    山スキー
ざおう・すぎがみね 地形図

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山行期間 2020年4月12日(日)
コースタイム
すみかわスキー場(9:06)→入山地点(9:59)→井戸沢(10:20)→金吹沢(11:06)→刈田峠避難小屋(11:23,11:38)→杉ヶ峰(12:37)→前山(14:04,14:26)→エコーライン(15:08)→すみかわスキー場(16:07)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
観光道路を歩く 井戸沢右岸斜面が見えてくる 大きく口を開けた井戸沢
スノーブリッジを渡る やれやれと井戸沢を見おろす 刈田岳が正面に見える
前方に杉ヶ峰と前山 刈田峠避難小屋 前山をトラバース
立ち枯れたオオシラビソの森 杉ヶ峰山頂へ 朝日連峰から月山を遠望
背には刈田岳や熊野岳の中央蔵王 東斜面を滑る 雪質が良くて快適
フラットで真っ白な斜面 登り返してもう1本 前山へ登り返す
ラスト1本のシュプール エコーラインに出る 一部は板を持って歩く

行動記録
 今日もスタートは地元のすみかわスキー場。車が少なかった昨日とは違い駐車場は20台ほどの車で埋まっていた。皆さん既に出発したようで誰もいない。ほどなく本日の同行者の羽○さんが到着。暖かいので軽装でスタートする。昨日は中央コースを歩いたので今日は違うルートにしよう。
 観光道路(雪上車道)を道なりに歩いていくとやがて濁川の左岸に近づき後烏帽子岳が大きくなる。左に聖山平の廃リフトを見て少し進んでから道を外れて左の山中に入る。最初の小沢は埋まっているので難なく横断する。左下がりの片斜面をほぼ水平にトラバースしていくと井戸沢に当たる。雪が少ない今シーズンなので今日の核心部と構えていた。井戸沢は平年でもあちこち口を開けていることが多く、過去には穴に落ち込む事故も発生している。近づくと沢音が聞こえてくる。予想通り例年以上に沢は露出していた。観察すると少し上流のスノーブリッジが渡れそうだ。沢に降りて再確認してそろそろとスノーブリッジの上に乗る。大丈夫しっかりしている。自分が先に渡りきり羽○さんが続く。井戸沢右岸の急斜面を登るとひと息つく。この先は平坦な緩斜面が続き散歩気分である。ゴンゴンと音が聞こえてきた刈田岳の方を見るとエコーラインを除雪する重機だった。雪を飛ばしているのが思いのほか近くに見える。金吹沢の源頭部を越えて斜面をひと登りすると刈田峠避難小屋だ。すっかり雪の上に出ている小屋の前でひと休みする。いつもなら小屋の周囲には登山者の行き交うトレースがあるのだが今日はまったく見当たらない。こんなに素晴らしい山日和なのだが新型コロナという厄災がこうさせているのだ。
 小屋からは羽○さんが先頭。前山はトラバースして山頂をカットして杉ヶ峰を目指す。この辺りはオオシラビソの森なのだが白い立ち枯れの樹々が年々増えている。白骨の森の様で痛々しい。杉ヶ峰はほぼ夏道ラインで北側から山頂に登ることができた。月山、朝日連峰の山々が見える。飯豊から吾妻は雲で見え隠れしている。周囲には我々以外に人の気配はなく貸し切りである。さて1本滑ろう。山頂直下はガリガリのことが多いので南に少し外して東斜面のオープンバーンを150mほど落とす。ストップ雪かもしれないと思っていたのだが予想外に雪が良くて滑りやすい。嬉しい誤算だ。フラットでまっさらな斜面にシュプールを刻む。あまりに良かったので美味しいところだけ登り返して短い2本目を滑る。
 次はシールを貼りなおして前山へと登り返す。ここにも良い斜面があり往路のトラバースラインまで滑る。ガスが降りてきたこともあり帰路は中央コースで戻ることにした。刈田峠避難小屋の先でシールを貼ってエコーラインに出たが除雪が進んでいるので少し舗装路を歩く。中央コースに乗るとスキーを走らせる。スキー場の駐車場には我々の車しか残っていなかった。結局最後まで誰にも遇わない今日の山行だった。スキー場から杉ヶ峰までは距離もありアプローチにやや時間がかかるが、それでもなお行ってみる価値がある。エコーラインが開通するとかなり近くはなるが、融雪も進むので斜面の状態はどうだろうか。来シーズンは刈田峠避難小屋に泊まるなどしてゆっくり滑ってみたいものだ。(熊)

.概念図

.ルート図 往路=赤 復路=青.
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 令元情複、 第435号)この画像をさらに複製する場合には国土地理院の長の承認が必要です。

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