降雪のため開通が1週間遅れとなっていた磐梯吾妻スカイラインだが17日に開通した。週末は雨予報なので時間を作って午後から様子見に行くことにした。スカイラインを登っていくと雪が現れてくるが、浄土平までに雪壁と言えるほどのところはなかった。開通日だが午後もだいぶ過ぎているせいか浄土平駐車場には約20台の車で空いている(午前10時の開通では結構賑わったとのこと)。準備しているとスキーやスノーシューの入山者が戻ってくる。
スタートは14時30分過ぎとなったので蓬莱山までと考えて歩き始める。雪は駐車場から繋がっているが木道が地面が出始めている。来週は浄土平ではスキーを担ぐことになるだろう。下山してくるスキーヤーとすれ違いながら蓬莱山へ登る。既に斜面にはシュプールがいくつも刻まれている。山頂に到達すると前大巓の斜面にもシュプールが見えたので前大巓まで足を延ばすことにする。蓬莱山頂から30分ちょっとで前大巓山頂に到着。もちろん誰もいないので独り占めの景色を眺めてから滑り降りた。
酸ガ平を推進滑降すると蓬莱山にツボ足で登り返す。浄土平を見おろして滑降。午後4時を過ぎたので雪が固くなり始めていた。浄土平を推進滑降とスケーティングして進み16時13分駐車場到着。自分以外の車は1台のみとなっていた。スカイラインはしばらくの間17時でゲートが締まる。時間を気にしながらも路肩のフキノトウを採り下った。
今シーズンは吾妻山域もかなり雪が少ない。しかし、このところ山の気温はそれほど上がらず降雪も何度かあり、少ないなりに比較的温存されているという印象だ。それでも雪消えは例年より早いだろう。浄土平から手軽に雪山を楽しめる期間は短い。いずれにしてもコロナ禍でレストハウスにビジターセンターと天文台は5月6日まで臨時休館となっている。感染拡大が早く鎮静化してほしいのだが思ったより時間がかかる気がしてならない。(熊)
※今回は単独でもありドアツードアの山行でした。当面は近場の山に単独または数人での行動(個々に現地集合・相互に間隔を取る・向かい合って会話しない等)を基本とします。