蔵王連峰の北端、雁戸山の北側を流れる坂元沢の周辺には、低山ながらスキーが楽しめる斜面がある。北斜面の樹林なので雪質が保たれやすい事、アプローチが容易なこと、風が直接当らないことなどの利点により荒れ気味の天候時にも楽しめる。厳冬期に標高を上げると風とガスに悩まされる時にはうってつけだ。ただし標高が低いのですぐ雪が重くなってしまうので、楽しむには気温の低い時に狙いたい。オープンバーンはなく樹林帯の滑降である。ツリーランというには樹林間隔が狭いがそれも含めて楽しみたい。遠くからわざわざ来るほどでもないが、地元民にとっては貴重なエリアであると言える。11日は自由になるのは昼までなので坂元沢にしたというわけである。久しぶりだなと思って記録を見たところなんと8年ぶりであった。月日の経つのは速いものだとしみじみ思う。(熊)