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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3275
乳頭山
山行種別 山スキー
にゅうとうさん 地形図 秋田駒ヶ岳、曲崎山


■山行期間 2002年1月4日〜6日
■コースタイム 1月4日 福島市(21:00)→田沢湖スキー場駐車場(1:00)
1月5日 田沢湖スキー場(7:30)→孫六温泉入り口駐車場(8:10)→940m(9:00)→田代平山荘(11:15〜40)→乳頭山頂(12:35)→田代平山荘(13:07)
1月6日 田代平山荘(7:25)→孫六温泉への尾根上(8:35)→田代平山荘(10:23〜55)→940m(11:35)→孫六温泉(11:55)→駐車場(12:10)→福島(18:00)
■写真
稜線を行く 田代平山荘 乳頭山山頂で記念撮影

■行動記録
 天候が崩れるとの予報であったが、高曇りで視界もきき良いコンデションとなる。大釜温泉から孫六温泉へ通じる道のの入り口に駐車して、スキーにシールを付け歩き始める。 孫六温泉から左手の尾根に取り付く。登り始めは急斜面だがT、Mの強力コンビのラッセルで快適に進んでいく。雪は最近降ったらしく締まっておらず膝下ぐらいのラッセルとなるが、二人は全然問題にせず後続を引き離して行ってしまい、途中何度も待ってもらう。940m小ピークで小休止。ここから少し下ってから登りとなるが、昨年下山時にルートを外した経験から所々に赤布を付けて進む。昨年より雪が少ないようで小枝がうるさいが快調に登り、上部の痩せた尾根を過ぎると田代平の南の端に出る。明日は吹雪との予報であるので帰りの道の確保のため赤布を立てて田代平山荘に到着する。小休止の後泊まりの装備を小屋に置き乳頭山へ向かう。1時間ほどで昨年登った東側の斜面と反対の西側から山頂に立ち記念撮影をして、早々にシールを外し緩斜面を快適に滑走する。
 田代平山荘はきれいな小屋であるが、ストーブがないため室温はかなり低くかった。但し、毛布が4〜5枚置いてあり、それをシュラフの上に掛けて寝たら寒さはまったく感じず、快適な一晩を過ごすことができた。
 翌日は予報とは異なり快晴で、荷物を小屋にデポして出発する。田代湿原を過ぎたところからトラバース気味に北西に向かうが、樹林が濃くなったので樹木を避けながら進むと西にずれて下降する。斜面が急になったところで北西に進行方向を変えようとしたが、私が赤テープの目印を発見したことでそのまま下降を続ける。蟹場からのルートであると思い込み、しばらく赤テープを追い下降したところ方向と地形の違いから孫六温泉から北東に延びる尾根に誤って乗ってしまったことに気づく。紹介されていないが、新しい山スキーのルートがあることを初めて知った。ここから登り返すことになり、今回は時間的余裕はないため、大白森への往復は断念し、小屋へ引き返すこととする。来たときのトレースを追って小屋へ戻り、パッキングの後小屋前からスキーで滑り始める。田代湿原からの降り口は南の端になるが登るとき付けた赤布で容易に分かる。昨年より雪が少ないようで、滑り始めは藪が濃いものの、中間部は藪は出ているものの程々に滑れる斜面であった。駐車場まで滑っていくと、孫六温泉は冬季も営業しているということで途中で5〜6人の若い女の子とすれ違う。秘湯ブームなのかなと変に納得する。
反省:今回の失敗はポイントポイントで地図を確認することを怠った初歩的な誤りでメンバーの皆さんには申し訳なく思っています。また、他人が付けた赤布が正しく付けられているのかどうかを判断する能力(新しいルートや誤って付けられることもあり得る)を向上させることが重要であると思います。今回であれば、田代湿原の最高地点を確認せずにトラバース気味に下降したが、北の端を確認した上で下降を開始すれば容易にルートに乗れたと思われる。しかし、今回誤って下降したルートは滑ってはおもしろそうなコースであったので、大白森への再度の挑戦と併せ、山行を計画してみたい。(M.K)
■概念図


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