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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3306
守門・大岳
山行種別 山スキー
すもん・おおだけ 地形図 守門岳、穴沢、栃堀


■山行期間 2002年4月14日
■コースタイム 二分(にぶ)(7:00)→長峰(8:30)→保久礼小屋(8:55)→避難小屋(9:30)→1268m地点(10:05,10:30)→大岳(10:50,11:10)→避難小屋(11:25,11:40)→二分(12:39)
■写真
なかなかの造りの避難小屋 大岳山頂は近い
保久礼小屋上部の登り
大岳山頂は近い 大岳から守門岳を望む 快適な斜面
■行動記録
 晴れ、昨日浅草岳山頂で会った、山スキーネットのAさんが今日は同行、昨晩の差し入れのお礼を言って案内人付きの山行となる。
 堰堤からしばらく進んだところが除雪終了点でそこからシールをつけて歩き始める。橋で一端スキーを外し、登るが雪が少ないため雪を拾いながらの登高となる。例年は取り付くことができる尾根にも雪が無く、林道をしばらく大平方向に戻って、灌木の隙間を利用し上の台地に出る。ここからは東側のはずれにある赤いかまぼこ型の赤い屋根の小屋を目指して林道沿いに歩く。雪の少なくなった沢の右岸を登り、ほぼ夏道沿いに長峰を目指す、上部は左右どちらの尾根に取りつても変わらないようである。
 林道は地図より延びていて、保久礼小屋(ほっきゅうれごや)の少し手前まで有り、夏は駐車もできるとのこと。小屋までは少し下ってここからは少し急な登りとなる。1ピッチで避難小屋に着くが、両方の小屋ともなかなかの造りで泊まってみたいと思う小屋である。1268m地点までは同じような登りが続く。ここでメンバーが離れたため大休止とする。ここからは大岳が目の前に大きく見え、大岳直下のカール状の大斜面はスキーに最適に斜面となっている。
 20分ほどで大岳に着くが、今日は地元の雪庇を見るツアーで山頂はたくさんの人である。Aさんは、山頂より雪庇に寄った場所で全員揃って記念撮影などしているのは危険だな等と話す。確かに周りを見ると、稜線には東側に張り出た雪庇がはっきりと見えた。
 山頂からの滑降は、カール状の斜面を滑り降り、途中から1268m地点を目指しトラバースをすることとする。快適な斜面に各自思い思いにシュプールを描いて滑り降りる。都職のメンバーの滑りがすばらしく、登って来た人達が写真を撮っていたほどであった。1268m地点からは稜線を忠実に滑るが、滑りに自信のある都職のメンバーが木に引っかかり転倒したりはしたが、楽しく滑ることができた。
 保久礼小屋からの登り返しはスキーを履いたまま階段登高等で登ることができる。ここから先は緩斜面を雪を拾いながら滑り降り、大平からは林道を滑って駐車場まで向かう。冬季でもここまで除雪しているとのことなので新雪の降る時期に来てみたいと思った。また、大岳からカール状の斜面を滑り降り、もう一つ南側の尾根に取り付いたトレースが残っていたが、もう少し雪の多い時期であれば、保久礼小屋を通らず長峰へ続いている林道を目指すルートも滑降可能であると思われた。
(M.K)

■概念図


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