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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3458
湯殿山・六十里越
山行種別 山スキー
ゆどのさん・ろくじゅうりごえ 地形図 月山、湯殿山


■山行期間 2003年4月13日
■コースタイム 福島(5:30)=湯殿山除雪ステーション(7:30)=姥沢(8:35,8:47)→リフト終点(9:25,9:32)→姥ヶ岳(10:00,10:10)→コル(10:48,11:00)→湯殿山(12:00,12:15)→1150.5mピーク(13:15,13:25)→送電線下(13:53)→湯殿山除雪ステーション(14:05)=姥沢=福島
■写真
スキーを担いでリフト乗場へ 月山スキー場のリフト乗場 ガスと強風で時々止まる
ガスの中、姥ヶ岳からの滑降 湯殿山への最後の登り 湯殿山の山頂
ブス沼めがけて滑降を開始する 主稜線の南斜面をトラバース 1150.5m三角点峰からの下り
振り返ると湯殿山が見える 送電線が現在地確認のポイント 送電線の下で一休み
月山新道(R112)まで、もう少し 国道に降り立つ 国道・湯殿山神社への入口

■行動記録
 このところ週末になると天気が崩れる。天気の回復を願って湯殿山から六十里越のコースを計画した。福島を朝早く発ち、車を1台月山新道の湯殿山入口にデポする。ここで酒田のSさんと合流する予定だったが会えないまま、志津を経由して姥沢に向かう。Sさんは湯殿山の旧道分岐で待っていたとのこと、集合場所をもっと詳しく打ち合わせしなかった私の責任で、Sさんには大変なご迷惑をおかけしてしまった。姥沢に着いたのが8時半過ぎ、身支度をすませてリフト乗り場まで歩く。
 計画書を提出し、リフトに乗るあたりから天候が怪しくなってくる。リフトを降りシールを付けて歩き出すころにはガスがかかりホワイトアウトになってしまった。姥ヶ岳へは高いところを目指せば見通しが利かなくともたどり着ける。ガスが切れないものかと少し待つが、一向に回復する気配は無い。しかたなくコンパスで方向を定めて湯殿山とのコルを目指して滑降に移る。ガスが濃くて足下の斜面が見えないのでゆっくり降りる。滑っていると酔いそうだ。コルまでくるとガスもだいぶ薄くなってきたが、今度は強風にあおられる。小休止した後、スキーを担いで湯殿山へ向かう。風が強く耐風姿勢を取りながらの登りだ。山は天気予報に通りには回復してくれない。ガスが切れただけ良い方かもしれない。湯殿山へは12時ちょうどに着いた。予定より1時間の遅れだ。
 いよいよ湯殿山からの滑降だ。最初は尾根伝いに滑るつもりだったが、雪面の亀裂がひどく尾根を滑ることができない。一旦、ブス沼目がけて大斜面を一気に標高1130m地点まで滑り降りる。ここから志津に向かわないで、右の尾根に平行してトラバースするように枝尾根を越す。次にシールを付けて緩やかな1150.5m三角点峰目指して登り返す。標高差は20m、シールを付けなくとも登り返すことはできる。
 1150.5m三角点峰から快適な滑りが待っている。北西に延びる尾根を一気に滑り降りる。右の沢に入り込まないように我慢しながら滑って行くと、標高950mで尾根が分かれ間に小沢が入ってくる。この沢が六十里越街道(旧国道115号線)を越えて湯殿山除雪ステーションまで続いている。小沢をしばらく滑って行き、送電線のところで沢から離れて右の尾根にのる。木々の間から湯殿山除雪ステーションが見える。小休止をした後、雪に埋まる六十里越街道まで降り、次に国道を目指してひと滑りする。(I.I)

 
■概念図


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