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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3535
立山 2991.6m一等三角点峰(3003mピーク)
山行種別 山スキー
たてやま 地形図 立山、剱岳


■山行期間 2003年11月13日夜〜15日
■コースタイム 11月13日 会津若松(7:30)→立山駅駐車場(11:15)
11月14日 立山駅(8:00) →室堂(9:10)→ミクリガ池温泉(9:25,10:00)→真砂岳と大汝山との鞍部(内蔵助カール上部) (12:50,14:00)→雷鳥平(15:30,15:40)→ミクリガ池温泉(16:15)
11月15日 ミクリガ池温泉(8:35)→一の越(9:30)→雄山(10:05,10:25)→一の越(10:45)→ミクリガ池温泉(11:25)→室堂(13:20)→立山(14:30)→会津若松(20:15) 
■写真
室堂はこんなにも雪が少ない 真砂岳へ続く尾根 真砂岳と大汝山の分岐
今シーズン最初のシュプール 初滑りの後の笑顔 真砂岳へ続く尾根の途中
雷鳥平からの立山 一の越から雄山への急な登り 雄山山頂

■行動記録
11月13日
 昨日から寒気が入っているという天気予報に期待をかけながら雨の北陸道を進む。ところが、立山駅に着くと雨も降っておらず、車から降りても寒くない。不安を抱きながら車の中で眠りにつく。
11月14日
 朝起きると快晴、でも稜線にも雪は見えない。滑れるところはないかもしれませんと言うバスガイドさんの声に落ち込みながら室堂へ着く。室堂では積雪量が6pと、今まで11月と5月に来た中で一番雪が少ない。とりあえず、今日の宿であるミクリガ池温泉に行って情報収集をする。宿では滑るところはないので、長靴を貸すからその辺を歩いてくるよう勧められる。
 しかしながら、沢筋には少し雪が吹き溜まりになっているようにも見えたし、特に真砂岳へ続く尾根の西側の沢は雪がありそうな気がしたこと、また、内蔵助カールなど稜線の北側には雪があるのではという期待感を持って、真砂岳へ続く尾根に取り付くことにする。
 スキーをザックに付けて登って行くと、下からは白く見えた斜面もまだ石のでこぼこが判る状態でスキーは無理なことを実感させられる。「何とか上部の沢の出だしは滑れそうかな」等と話ながら真砂岳と大汝山の間の稜線から内蔵助カールを覗くと、真っ白い雪に覆われた斜面が見える。標高差は100m程度であるが今シーズン最初の滑りを楽しむこととする。とは言え、最初であることと表面10p程度のところが締まった雪になっており、その上の雪が雪板となって崩れてくるため雪崩の危険性も考慮し、慎重な滑りになる。
 短いとは言え今シーズン最初の滑りが楽しめ少し満足し、カールを登り返して通常であれば滑り降りる真砂岳からの稜線をスキーを担いで降りる。途中1カ所スキーに履き替えるも、スキーを傷める不安から直ぐに担ぐことにする。宿に戻り温泉で今日の疲れを癒す。
11月15日
 今日はスキーを諦め、雄山に登ることにする。宿の主人の勧めで、兼用靴ではなく、長靴に縄を巻いたスタイルで登る。一の越から浄土山方向を見ても滑れそうな場所は見あたらない。風は強いものの雄山からは後立山連峰などがきれいに見えしばし景色を楽しむ。下山すると土曜日のせいか昨日は見なかったボーダーなどが歩いてくる。今回の立山はほろ苦い山スキーになってしまった。(M.K)

 
■概念図


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