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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3970
八甲田山・小岳 1478mピーク
山行種別 山スキー
はっこうださん・こだけ 地形図 雲谷、田代平、八甲田山


■山行期間 2007年4月28日
■コースタイム 八甲田ロープウェー山麓駅(9:05)=山頂駅(9:16,9:30)→赤倉岳(10:45,10:57)→大岳・小岳コル(11:13,11:30)→小岳(11:54,12:09)→猿倉温泉入口バス停(12:40)
■写真
八甲田ロープウェー山麓駅 山頂駅が出発点 ピークに建つパラボラ
赤倉岳を目指して登り始める 赤倉岳の山頂 赤倉岳から高田大岳を望む
赤倉岳から滑り始める 大岳を捲いて小岳のコルへ シールを着けて小岳へ登り返す
小岳山頂での記念撮影 小岳の南東斜面は快適な斜面 一気に滑り降りる
滑ってきた斜面を振り返る 緩斜面から見る小岳 猿倉温泉入口でバスを待つ

■行動記録
 前日に福島を発ち、途中のパーキングエリアで仮眠をとる。黒石インターチェンジで下りて八甲田ロープウェー山麓駅に着いたのが8時過ぎ、この日は連休と言う事もあって、いつもだと9時00分から運転のロープウェーは8時35分に運転を開始した。私たちはフル運転のロープウェーに9時05分乗り込む。
 風は強いが天気は素晴らしく良い。ロープウェーは私たちを一気に山頂駅まで運んでくれる。山頂駅にあるツアールート入山届に記入してから出発する。緩やかな田茂萢岳を右に見て一旦コルまで滑る。次にシールを着けて赤倉岳を目指す。気温は低く、風は少し強い。斜度が増してくるとバーンが硬くてシールの利きが悪い。スキーアイゼンを持ってこなかったので、最後はスキーを担いで登る。火口壁の上部に出て再びスキーをつける。赤倉岳は風を避けてスキーをつけたまま右から回り込むように上がった。天気がよいので山全体が手に取るようにわかる。昨年登った高田大岳も目の前に見える。
 シールを外し、いよいよ滑降を開始する。大岳はパスして小岳のコルを目指して滑り始める。最初は赤倉岳の快適な斜面を滑ってからトラバース気味に大岳を捲いて小岳とのコルに出る。稜線から下がると風はなく暖かな日差しを浴びなから、ゆっくり休憩する。シールを着け直して小岳の登りにかかる。小岳にはボートの人たちがいて、これから睡蓮沼へ滑ろうとしているところだった。言葉を交わしてから私たちは猿倉温泉へ向かって滑り下りる準備にかかる。山頂からの見晴らしも最高で、南八甲田の峰々が一望できる。
 私たちは猿倉へ下りるルートは初めてなので、地形図と見比べてこれから滑る斜面を確認する。これから滑り降りる南東側には大斜面が広がっている。一気に滑ってしまうのがもったいないような素晴らしい斜面だ。あっと言う間に緩斜面まで滑り降りる。緩斜面に変わっても適当に滑るので猿倉温泉を目指してスキーを滑らす。国道394号の涸沢出合に出たのが12時36分、雪壁には下りられるように除雪してあり階段状にステップがつけられていた。ここから猿倉温泉入口バス停まではすぐである。12時のバスが出たばかりなので待つのを覚悟するが、たまたま回送中のタクシーが通ったので車を置いてきたロープウェー駅まで戻った。(I.I)

■概念図


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