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レンゲ沼・中瀬沼探勝路
山行種別  無雪期一般
れんげぬま・なかせぬまたんしょうろ 歩行距離 2.1km  累積標高43m

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山行期間 2020年6月9日(火)
コースタイム サイトステーション(11:03)→レンゲ沼(11:08)→姫沼(11:26)→中瀬沼展望台(11:40,11:53)→サイトステーション(12:12)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
車をサイトテーションの駐車場に止めて歩き出す サイトステーション レンゲ沼探勝路の案内板
オオカメノキ レンゲ沼 沼の脇にはベンチもあり駐車場もある
ニガナ レンゲ沼で見られる植物と野鳥 バリアフリーの木道を歩く
タニウツギ エゾイトトンボ ミツバツチグリ?今度良く確認してみます
タンポポのわたげ ハルジオン 姫沼
ジュンサイの葉 チゴユリ ヤグルマソウ
ジグゾークラック 中瀬沼の案内板 中瀬沼から磐梯山が見える
マイズルソウ エンレイソウ ホタルカズラ
レンゲ沼に戻ってきた サワオグルマ レンゲツツジ

行動記録
 このところの新型コロナウイルスのお陰で登山も自粛を呼びかけられ、至るところ立ち入りが制限されている。県外移動がだめなら近くのエリアを散策してみようと、普段は訪れることのない裏磐梯を散策してみることにした。今日はレンゲ沼探勝路から中瀬沼探勝路を歩いた。全行程約2キロ、休憩しても1時間もあれば周回できる。レンゲ沼探勝路は沼を一周する平坦なコースで、車椅子やベビーカーなども利用できるバリアフリーコースになっている。夏にはヒツジグサも花をつけ野鳥のさえずりも聞くことが出来る。レンゲ沼探勝路から一歩、中瀬沼探勝路に足を踏み入れると樹林の中の遊歩道に変わり、中瀬沼展望台からは正面に磐梯山が望むことができる。鳥のさえずりも聞こえ、運が良ければ身近に観察することができる。春にはキビタキやオオルリ、初夏にはホオジロやアオジのさえずりなどを楽しむこともできるという。
 まずはサイトステーションに車を止め、東側からレンゲ沼探勝路を歩き出す。すぐにベンチのある休憩ポイントに着く。ここにも駐車場がありお弁当を広げるには絶好の場所だ。次に木道を進みゲンゲ沼探勝路周回ルートから外れて中瀬沼探勝路へと足を踏み入れる。中瀬沼探勝路はバリアフリーのレンゲ沼探勝路と違って自然の中に入っていく感じた。オゼイトトンボがたくさん飛んでいた。さっそく写真に収めて虫の好きな孫へ送信。姫沼にはヒツジグサがたくさん浮かんでいる。花の時期はまだ先のようだ。鬱蒼とした樹林の中を進むと鳥のさえずりも聞こえる。大きなカメラを持ってバードウォッチングしている方とお会いした。静かにじっと待っていると鳥の方が寄ってきてくれるそうだ。
 左に中瀬沼から流れる沢伝いに進むと右に小高い丘である流山があり斜面にジグゾークラックが露出している。ジグゾークラックとは、硬い溶岩を多く含む山体が崩落したときにできるもので、高速で移動する岩なだれ中で激しい衝突が起り岩石にヒビが入ったものだそうだ。形状がまるでジグソーパズルのような不定形をしているところからそう呼ばれている。あまりにもノンビリと散策しているので一向に前へ進まない。中瀬沼展望台には 30分以上かかってしまった。中瀬沼展望台は磐梯山が噴火した際の岩雪崩が堆積してできた流山のひとつで、手前に中瀬沼を見下ろせ、奥に磐梯山が一望できる絶好のビューポイントになっている。あずまやの脇にはマイズルソウが花を付けていた。
 サイトステーションへは周回で戻ることが出来る。展望台のある流山を越して進み、途中に標識が出てくるので右に入るとレンゲ沼に戻ることができる。途中でエンレイソウやホタルカズラも見ることが出来た。ちょうどお昼なので先ほどのレンゲ沼のベンチのある休憩ポイントまで移動してお昼にした。なお、裏磐梯の散策路や登山道の最新情報は裏磐梯ビジターセンターのホームページに載っているので確認してから訪れると良い。(和)
※ 写真のトンボは黒い斑点文様からエゾイトトンボのようです。飛んでいる状態だとオゼイトトンボと区別がつきにくいですが、写真を拡大して見ると違いが分かります。また裏磐梯の植物等については福島大学共生システム理工学類の資料に詳しく書かれているので大変参考になります。もし誤った表記や疑問点などがありましたらご指摘いただけれは幸いです。

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