福島県山岳環境放射線モニタリング

測定方法
 サーベイメーターを使用して空間線量率(μSv/h)を測定した数値です。方法として基本的に地面から100cmの高さで5回測定します。使用している携帯用サーベイメーターは、2011年10月14日以降は堀場製作所のPA-1000で計測しています。また2013年6月からPA-1100も使用しています。
 ちなみに、福島第一原子力発電所の水素爆発が発生する前の福島市の平均空間線量率は0.04μSv/h、2014年7月22日13時00分(福島県発表)の空間線量率は0.26μSv/hです。(2013年4月1日より0.6〜0.8μSv/hで推移していた測定場所から除染された新しい測定場所に移動されました。)
福島県勤労者山岳連盟放射線量調査
福島県山岳放射線量調査一覧(pdf)
福島県山岳放射線量マップ
単位(μSv/h) 〜0.50  〜1.00  〜2.00  2.01〜
単位:μSV/h
No 調査日 調査山域 距離 行政区画 最大値 最小値 山頂値
174 2014年6月30日 疣石山 55km 福島市 0.978 0.561 0.561
173 2014年6月28日 花塚山・花塚台 41km 川俣町、飯舘村 2.659 0.118 0.716
172 2014年6月27日 家形山 79km 福島市、猪苗代町、米沢市 0.224 0.060 0.062
171 2014年6月8日 磐梯山 87km 猪苗代町、磐梯町、北塩原村 0.148 0.035 0.035
170 2014年6月1日 内山・三角点 61km 伊達市 0.956 0.313 0.864
169 2014年5月31日 虚空蔵山 56km 福島市 0.787 0.709 0.761
168 2014年5月31日 日向山 59km 福島市 0.737 0.614 0.737
167 2014年5月31日 明神山 59km 福島市 0.678 0.461 0.538
166 2014年5月31日 寺山 56km 福島市 0.581 0.437 0.581
165 2014年5月31日 土合山(土合舘公園) 56km 福島市 0.678 0.198 0.232
164 2014年5月24日 黒森山 65km 二本松市、福島市 0.259 0.180 0.223
163 2014年5月14日 三角山 69km 福島市 0.977 0.544 0.786
162 2014年5月14日 舘山 70km 福島市 0.768 0.237 0.237
161 2014年5月14日 羽根山 69km 福島市 0.483 0.264 0.483
160 2014年5月8日 口太山 43km 川俣町、二本松市 1.283 0.629 0.743
159 2014年4月23日 羽山(須賀川市) 52km 須賀川市 0.288 0.140 0.288
158 2014年4月11日 羽山(相馬市初野) 47km 相馬市 0.285 0.135 0.244
157 2014年4月11日 鹿狼山 51km 新地町、宮城県丸森町 0.588 0.196 0.243

No 調査日 調査山域 コース
156 2013年12月5日 羽黒山 配水池入口・三叉路〜羽黒山
155 2013年12月5日 大名倉山 電波塔〜大名倉山
154 2013年11月20日 高松山 鹿島神社→高松山→安洞院
153 2013年11月6日 金剛山 参道入口〜金剛山
152 2013年11月2日 湯ノ岳 丸山公園→湯ノ岳→川平登山口
151 2013年10月31日 鎌倉岳(常葉) 萩平登山口〜鎌倉岳
150 2013年10月14日 駒止湿原 駐車場→大谷地→白樺谷地→水無谷地→駐車場
149 2013年10月13日 斎藤山 林業研修センター→雷神コース→斎藤山→早生栗コース
148 2013年10月6日 東吾妻山 浄土平→鳥子平→東吾妻山→酸ヶ平→浄土平
147 2013年10月2日 安達太良山 塩沢→三階滝→八幡滝→荒竜岩→塩沢
146 2013年9月30日 安達太良山 塩沢→三階滝→八幡滝→塩沢
145 2013年9月21日 大仏山 ふれあいの森登山口→大仏山→林道
144 2013年9月21日 立岩山 県道→立岩山→登山道分岐→県道
143 2013年9月21日 富士山 立岩側登山口〜もみじ台〜富士山
142 2013年9月10日 三ノ倉山 三ノ倉スキー場〜林道・峠〜三ノ倉山
141 2013年9月6日 大鷹鳥谷 荻田・作業道入口〜大鷹鳥谷
140 2013年9月1日 鏡山 久良谷林道・鏡山駐車場(弥生口)〜七森峰〜鏡山
139 2013年8月31日 高陽山 中ノ沢・高陽山登山案内板〜登山道入口〜高陽山
138 2013年8月26日 会津駒ヶ岳 滝沢登山口〜会津駒ヶ岳〜中門岳
137 2013年8月25日 佐倉山(八総佐倉山) 東登山口→佐倉山→北登山口
136 2013年8月25日 西吾妻山 若女平→西吾妻山→人形石→天元台
135 2013年8月11日 雷神山 掛田荒井集落〜雷神山
134 2013年8月11日 代皇山 代皇山登山口〜空堀跡〜代皇山(醍醐山)
133 2013年8月11日 大館山 赤坂の里森林公園管理棟〜展望台〜散策路
132 2013年8月11日 徳ヶ森 駐車場→徳ヶ森→西登山路
131 2013年8月1日 唐倉山 登山口→飛びつき岩→唐倉山→登山口
130 2013年7月11日 荒海山 八総鉱山跡〜登山口〜荒海山
129 2013年6月26日 飯豊・三国岳 御沢〜地蔵山〜三国岳
128 2013年6月12日 国土山 上田ダム〜沼越峠〜国土山
127 2013年6月11日 三坂山 滝原登山口→三坂山→美坂高原
126 2013年6月9日 安達太良山 塩沢→僧悟台→笹平→鉄山→本山→ゴンドラ
125 2013年6月4日 桧山高原 桧山高原〜一周コース遊歩道
124 2013年6月4日 高柴山 牧野登山口〜高柴山
123 2013年6月2日 大嵐山 滝沢登山口→大嵐山→湯ノ倉山→滝沢登山口
122 2013年6月1日 白鳳三山(会津美里町) 観音山→羽黒山→岩崎山→三日町
121 2013年5月26日 明神ヶ岳 登山口〜大岩観音〜明神ヶ岳
120 2013年5月29日 中山(金塚山) 北登山口→中山→南登山口→第6指定地→いこいの広場
120 2013年5月28日 小野岳 大内登山口→小野岳→小野観音→湯野上駅
119 2013年5月21日 黒森山 板ノ沢登山口→芝倉展望台→黒森山→沢コース→板ノ沢登山口
118 2013年5月12日 高森山(磐梯町) 布藤地区公民館〜高森山
117 2013年5月12日 高森山(郡山市湖南) 林道中ノ沢芦ノ口線取付点〜高森山
116 2013年5月14日 芝山 芝山遊歩道入口→富士見台コース→芝山→遊歩道入口
115 2013年5月8日 信夫山 信夫山児童公園→烏ヶ崎→羽黒山→熊野山→信夫山児童公園
114 2013年5月3日 塩手山 登山口→手長神社→塩手山→カタクリコース→登山口
113 2013年5月3日 羽黒山(相馬市) 初野・参道入口〜羽黒山・羽黒神社
112 2013年5月2日 花塚山 花塚の里→花塚山→北峰→堅石→花塚の里
111 2013年4月27日 半田山 管理センター→南尾根→半田山→北駐車場→水神岬
110 2013年4月23日 仁田沼 つつじ山駐車場→女沼→仁田沼→男沼→つつじ山駐車場
109 2013年4月22日 片曽根山 船引福祉センター→三十三観音→片曽根山→船引福祉センター
108 2013年4月16日 日山 田沢登山口→日山→茂原登山口
107 2013年4月14日 鹿狼山B ケヤキの森コース→鹿狼山→眺望の森コース
106 2013年4月14日 鹿狼山A 鹿狼の湯→樹海の森コース→鹿狼山→ケヤキの森コース
105 2013年4月14日 鹿狼山@ 鹿狼の湯→樹海の森コース→鹿狼山→ケヤキの森コース
104 2013年4月4日 天井山 登山口〜いぼ石〜510mピーク〜天井山
103 2013年4月4日 布引山 下拍子登山口→布引山→三百田登山口
102 2013年4月4日 女神山 椚平登山口→女神山→堀切登山口
101 2013年3月16日 高森山(熱塩) 熱塩温泉〜高森山
100 2013年3月2日 高森山(五分一) 五分一スキー場跡〜高森山
99 2012年11月10日 高森山(金山町) 玉梨登山口→高森山→沼沢登山口
98 2012年11月25日 貝山 磐越自動車道側道・参道入口〜白山比盗_社〜貝山
97 2012年11月25日 東堂山 満福寺→観音堂→遊歩道→東堂山→満福寺
96 2012年11月25日 日影山 日本全薬工業臨床研究牧場・日影山登山口〜日影山
95 2012年11月24日 羽山(磐梯町) 小中野集落〜林道北堰赤枝線〜羽山・麓山神社
94 2012年11月11日 田代山(大塩) 林道田代高盛線終点・田代山登山口〜田代山
93 2012年11月10日 惣山・前山 福沢登山口→惣山→太郎布野鳥の森→前山→清水荘
92 2012年10月27日 妙見山(天栄) 妙見神社入口〜妙見山・妙見神社
91 2012年10月27日 妙見山(岩瀬) 妙見山参道入口〜飯豊和気神社・妙見山
90 2012年10月20日 斎藤山 会津長野駅→雷神様コース→斎藤山→早生栗コース
89 2012年10月12日 安達太良山 奥岳→薬師→本山→くろがね小屋→勢至平→奥岳
88 2012年10月8日 七ヶ岳 黒森沢登山口→護摩滝→七ヶ岳→下岳→下岳登山口
87 2012年10月6日 飯谷山 とこざ公園→奥之院→飯谷山→清水頭ノ滝→とこざ公園
86 2012年10月5日 吾妻山 浄土平→鳥子平→東吾妻山→酸ヶ平→一切経山→浄土平
85 2012年9月30日 帝釈山 馬坂峠・帝釈山登山口〜帝釈山
84 2012年9月30日 台倉高山 馬坂峠・台倉高山登山口〜三段田代〜台倉高山
83 2012年9月26日 猫鳴山 林道・二ツ箭峠〜猫鳴山
82 2012年9月22日 猫鳴山 加路川→猫鳴山→屹兎屋山→加路川
81 2012年9月18日 三森山 千軒平溜池→三森山→猫鳴山とのコル→千軒平溜池
80 2012年9月18日 五社山 五社山登山口駐車場→五社山→管理道→林道→駐車場
79 2012年9月15日 蒲生岳 久保登山口→西側岩壁→蒲生岳→鼻毛通し→久保登山口
78 2012年9月9日 木幡山 隠津島神社駐車場→経塚→木幡山→羽山神社→駐車場
77 2012年9月2日 斎藤山 管理道終点・登山口〜斎藤山
76 2012年9月1日 甲子山・白水沢 白水沢→甲子山→甲子温泉
75 2012年9月1日 権太倉山 聖ヶ岩ふるさとの森→大間の風穴→権太倉山→北ノ入登山口
74 2012年8月27日 大博多山 林道柳沢線・林道横向線分岐〜登山口〜大博多山
73 2012年8月19日 安達太良・箕輪山 横向→旧土湯峠→鬼面山→箕輪山→横向
72 2012年8月13日 吾妻・高山 鳥子平バス停〜鳥子平〜高山
71 2012年8月4日 吾妻山・不動滝遊歩道 高湯・不動滝遊歩道駐車場〜不動滝
70 2012年7月30日 川桁山 観音寺川・林道終点〜小田峠〜川桁山
69 2012年7月16日 燧ヶ岳 御池→燧ヶ岳→長英新道→沼山峠
68 2012年6月23日 磐梯山 八方台登山口〜弘法清水〜磐梯山
67 2012年6月12日 安達太良山 沼尻登山口→胎内岩→鉄山→本山→船明神山→沼尻登山口
66 2012年6月10日 雄国山 八方台駐車場→猫魔ヶ岳→雄国沼休憩舎→雄国山→ラビスパ
65 2012年6月5日 高旗山 林道日山源田線・参道入口〜高旗山
64 2012年6月5日 笠ヶ森山 登山道出口→笠ヶ森山→登山道入口
63 2012年6月3日 志津倉山 登山口→二子岩コース→三本松→志津倉山→細ヒドコース
62 2012年5月20日 安達太良山 塩沢→くろがね小屋→本山→笹平→僧悟台→塩沢
61 2012年5月20日 三本槍岳 Mt.ジーンズスキー場〜中の大倉尾根〜三本槍岳
60 2012年5月13日 須刈岳 西光寺〜国道49号線・須刈岳登山口〜須刈岳
59 2012年5月13日 鳥屋山 荻野登山口〜太夫岳〜鳥屋山
58 2012年5月6日 会津駒ヶ岳 滝沢登山口〜会津駒ヶ岳
57 2012年4月24日 羽山(山舟生) 羽山神社〜羽山〜一杯清水
56 2012年4月17日 御幸山 御幸山登山口→御幸山→テレビ中継局管理道
55 2012年4月17日 雨乞山 西沢登山口→雨乞山→岩下登山口
54 2012年4月16日 天井山 登山口〜天井山
53 2012年4月8日 吾妻山 天元台スキー場→明月荘→吾妻山麓放牧場→大沢
52 2012年4月1日 背戸峨廊 背戸峨廊駐車場〜沢コースから三連の滝〜早回りコース
51 2012年3月30日 屹兎屋山 県道上戸渡広野線入口〜通信施設管理道〜屹兎屋山
50 2012年3月30日 二ツ箭山 駐車場→〆張場→女体山→二ツ箭山→月山→駐車場
49 2012年3月25日 東吾妻山 蒲谷地〜東吾妻山(中退・登山道横断地点)
48 2012年3月20日 安達太良山・迷沢 箕輪スキー場→鉄山避難小屋→迷沢→国道115号線新岩弓橋
47 2012年3月19日 裏磐梯・イエローフォール 裏磐梯スキー場→銅沼→イエローフォール→裏磐梯スキー場
46 2012年3月4日 西吾妻山 グランデコ→西大巓→西吾妻山→二十日平→グランデコ
45 2012年2月22日 猫魔ヶ岳 猫魔スキー場→猫魔ヶ岳→八方台→猫魔平→猫魔スキー場
44 2012年2月19日 博士山 琵琶首→1198尾根→博士山→1012尾根→琵琶首
43 2012年2月5日 赤面山 白河高原スキー場跡〜赤面山
42 2012年1月28日 裏磐梯・イエローフォール 裏磐梯スキー場→銅沼→イエローフォール→裏磐梯スキー場
41 2012年1月21日 京ヶ森 雄子沢川駐車場→京ヶ森→桧原湖→雄子沢川駐車場
40 2012年1月15日 千貫森 小手神社〜千貫森
39 2012年1月15日 羽山(旧東和町) 南口→百段坂→羽山→北口駐車場→南口
38 2012年1月14日 安達太良・鉄山 箕輪スキー場→鉄山避難小屋→仏沢左支沢→箕輪スキー場
37 2012年1月8日〜9日 吾妻山 高湯温泉〜五色沼〜一切経山手前
36 2012年1月7日 吾妻山・西大巓 グランデコ〜西大巓
35 2012年1月3日 吾妻山 高湯温泉〜井戸溝
34 2012年1月1日 宇津峰 馬場登山口林道宇津峯線終点〜御井戸の清水〜宇津峰
33 2012年1月1日 蓬田岳 蓬田新田登山口〜蓬田岳
32 2012年1月1日 十万劫山 弁天山→十万劫山→茶臼山
31 2011年12月18日 磐梯山 リゾートスキー場〜翁島登山口〜スキー場トップ〜1550m地点
30 2011年12月25日 東山 桐久保登山口→飯豊神社→東山展望台→桐久保登山口
29 2011年12月25日 一盃山 柿ノ木登山口〜一盃山〜音の岩
28 2011年12月23日 額取山 夏出登山口〜熱海口分岐〜額取山
27 2011年12月23日 木幡山 遥拝殿→隠津島神社本殿→木幡山→三重の塔→遥拝殿
26 2011年12月23日 移ヶ岳 瑞峰平駐車場→移ヶ岳神社→移ヶ岳→賽の河原→瑞峰平
25 2011年12月18日 半田山 管理センター→南尾根→半田山→北駐車場→管理センター
24 2011年12月10日 虎捕山 山津見神社→虎捕山→金華山→山津見神社
23 2011年12月10日 鹿狼山 鹿狼の湯・登山口→眺望コース→鹿狼山→樹海コース→登山口
22 2011年11月27日 鎌倉岳 鰍登山口→鎌倉岳→小塚登山口
21 2011年12月4日 吾妻山 高湯温泉〜賽の河原〜慶応吾妻山荘
20 2011年11月30日 五十人山 五十人山キャンプ場〜五十人山
19 2011年11月30日 鎌倉岳 萩平登山口〜鎌倉岳
18 2011年11月27日 二岐山 御鍋登山口〜ブナ平〜二岐山
17 2011年11月26日 安達太良山 奥岳→勢至平→峰ノ辻→本山→くろがね小屋→奥岳
16 2011年11月13日 口太山 不動坂登山口→猿滑りの滝→口太山→石尊神社→不動坂
15 2011年11月13日 日山 田沢登山口→日山→茂原登山口
14 2011年11月12日 鬼ヶ城山 いわきの里・ききり荘→鬼ヶ城山→東峰→ききり荘
13 2011年11月12日 矢大臣山 湯沢口登山口〜長持石〜矢大臣山
12 2011年11月06日 霊山 登山口→護摩壇→西物見岩→望洋台→日暮岩→登山口
11 2011年10月29日 大滝根山 大越登山口→賽の河原→大滝根山→仙台平登山口
10 2011年10月26日 女神山 堀切登山口→椚平登山口→女神山→堀切登山口
9 2011年10月26日 布引山 下拍子登山口→布引山→三百田登山口
8 2011年10月26日 花塚山 花塚の里→花塚山→比曽堺→峠の森自然公園分岐→花塚の里
7 2011年10月18日 安達太良山 奥岳〜薬師岳〜本山〜和尚山
6 2011年10月14日 吾妻山 浄土平→鳥子平→東吾妻山→酸ヶ平→一切経山→浄土平

以下のデータは、DP802i(中国製)での測定値
5 2011年8月27日 甲子山 阿武隈源流・南沢→甲子山→甲子温泉
4 2011年8月19日〜20日 飯豊山 大日杉小屋〜地蔵岳〜切合小屋〜本山
3 2011年8月13日 安達太良山・箕輪山 野地温泉〜鬼面山〜箕輪山
2 2011年8月2日 磐梯山 八方台登山口〜中ノ湯〜弘法清水〜磐梯山
1 2011年7月24日 安達太良山・仏沢 箕輪スキー場→仏沢→笹平→箕輪山

(参考)2013年3月5日の自宅放射能測定値(福島市・福島駅西口側)
 室内(東側)  0.217μSv/h
 室内(西側)  0.167μSv/h
 玄関前(西側) 0.433μSv/h
 庭(東側)    0.664μSv/h
 隣アパートの境 1.368μSv/h

帰還困難区域  放射線の年間積算線量が5年間を経過しても年間積算線量が20ミリシーベルトを下回らないおそれのある地域で、年間積算量が50ミリシーベルトを超えている地域を言います。現在、福島県南相馬市、飯舘村、大熊町の一部が指定されています。
 帰還困難区域の放射線量は非常に高いレベルにあり、バリケードなどの立入防護措置が実施され、住民にも避難の徹底を求めています。例外的に、可能な限り住民の方の意向に配慮した形で一時立入りを実施していますが、一時立入りを実施する場合には、スクリーニングを確実に実施し、個人線量管理や防護装備を着用することが求められます。
居住制限区域  避難指示区域のうち、年間積算線量が20ミリシーベルトを超えるおそれがあり、被ばく線量を低減する観点から、引き続き避難を継続することが求められる地域です。
 将来的には帰還することを目指し、除染を実施して帰還を目指す区域です。年間積算線量が20ミリシーベルト以下であることが確実と確認された場合に、「避難指示解除準備区域」に移行することとされています。
 年間積算線量が20ミリシーベルトを超えるおそれがあることから、不要な被ばくを防ぐために、不要不急の立入りは控え、用事が終わったら速やかに区域から退出するよう指示されています。
 できること @主要道路における通過交通、A住民の方の一時的な帰宅(※住民による自宅などの片付けや修繕を含みますが、宿泊はできません。)、B公益を目的とした立入り(※除染、防災・防犯(見回り)、防災上不可欠な施設や基幹道路などの復旧、農地の保全管理を目的とした立入りなど。)、C 例外的に認められる復旧・復興に不可欠な事業及び居住者を対象としない事業の再開、D上記の諸活動に付随する事業の実施のための立入り(※事業者による復旧・復興に向けた資機材の保守・修繕や荷物の運搬、住居等の修繕工事を目的とした立入りなど。)
避難指示解除準備区域  避難指示区域のうち、年間積算線量が20ミリシーベルト以下となることが確実であると確認された地域で、当面は避難指示が継続されますが、帰還できるための環境整備を目指す区域です。
 できること、@主要道路における通過交通、A住民の方の一時的な帰宅(※住民による自宅などの片付けや修繕を含みますが、宿泊はできません。)、B公益を目的とした立入り、C復旧・復興に不可欠な事業の再開、D居住者を対象としない事業の再開など
「避難指示解除準備区域」では、原則、以下の活動ができません。
@本区域内での宿泊、A区域外からの集客を主とする事業の再開(※宿泊業、観光業など)
福島県の山岳地における放射線量調査について
 私たちの住んでいる福島市は、奥羽山脈と阿武隈山地に囲まれた、のんびりとした田舎の町である。それが、2011年3月の東日本大震災と、東京電力の原発事故よって一変した。事故を起こした「福島第1原発」は福島県の太平洋沿いにあり、福島市から東南東へ63kmの位置にある。原発事故により、3月12日15時44分には半径10キロ圏内の住民に避難指示が出され、18時25分になってその範囲は20 kmに拡大された。さらに15日になって大規模な放射能漏れあり、20〜30キロ圏内の住民に屋内退避の指示が出されたのである。(1号機の爆発は15日15時36分に起きた。太平洋側から中通りの内陸部へ移動する道路は避難する住民で大混乱となった。)
 震災後は、食糧にも不自由しガソリンも手に入らなくなった。水道は止まり給水所通いは1週間以上も続いた。当時は、会員の多くがライフラインなどの復旧作業や避難所や被災地での支援活動に追われる日々が続き、山どころではなくなっていた。
 登山活動を再開したのは1ヶ月以上過ぎた2011年4月中旬になってからである。手に入らなかったガソリンもJRが新潟からの迂回輸送を開始して、ようやく出回るようになった。しかし、この時点でも、まだ普段の生活に戻った訳でもなく、山に行くことに罪悪感を感じながらも、夜逃げするように山道具とスキーを車に放りこんで福島県を脱出したのは、震災発生から1ヶ月以上過ぎた4月17日の夜であった。
 5月30日の福島民報新聞に「残雪から放射性物質」の記事が掲載された。それは、安達太良連峰・箕輪山の残雪から飲料水の暫定規制値200ベクレルを大幅に超える3000ベクレルもの放射性セシウムが検出されたと言うものあった。同時に、「福島の山は登れるのか」「山の放射能汚染はどうなっているのか」などの問い合わせが寄せられるようになる。
 私たちでさえ原発から70キロ以上も離れた場所でのセシウム検出は驚きであった。3月28日に文部科学省から「飯舘村の雑草から287万ベクレルのセシウム137を検出」との発表がされ、その桁違いの数値は、すでに私たちの理解できる範ちゅうを超えていた。
 時間の経過と共に、情報が次第に明らかになってくる。福島県内の各市町村の放射線量については調査が行われデータが発表されるようになった。山間部については7月になって福島県が民有地を調査し、林野庁が国有林を調査した。その結果は8月になって発表されたが、調査箇所は山麓の施設や山林、登山口など調査しやすいところが対象で、山中の登山道などの計測は行われなかった。
 同じ時期、会員が自前で線量計を購入し登山道の計測を開始する。安達太良・箕輪山での放射性セシウムの数値は凝縮された残雪から検出されたものなので、実際の放射線量は低いのでは無いかと期待しつつも、私たちは、調査した結果が良くても悪くても、現実のものとして受け入れ、情報を発信して行くことにした。実際に計測してみると次のことがわかった。
@ 原発側である山の東斜面の放射線量が西側斜面に対して著しく高い。
A 時間の経過と共に山頂付近の放射線量は下がったものの沢沿いの数値は相変わらず高い数値を示している。
B 針葉樹林の近くでは放射線量の数値は下がっていない。ヤブの中も同じ傾向にある。
C 放射能汚染マップの数値に比例し、阿武隈山系中部から北部にかけての数値が比較的高いのに対して、吾妻山、安達太良山、磐梯山、それに飯豊などの福島県中央部から西部にかけての放射線量はさほど高くない。
D 冬期に入ると積雪のため地表からの測定距離は異なるが、同一箇所で数値は四分の一程度まで低下した。(水分で放射線が遮られているものと思う)
 私たちは放射能の専門家でもなく、誤解されないように、調査した結果だけをホームページで情報発信するようにした。
 これまでに休日を使用して福島県内の山を調査してきた。計画的避難区域の飯舘村にある「虎捕山」の放射線量は2011年12月10日のデータで、登山口の山津見神社で4.32μSV/h、三角点東斜面で6.61μSV/hあった。行動中の推定積算被ばく線量は1時間52分で、8.57μSvにも及ぶ。一方、安達太良山の数値は、2012年6月12日の値で、行動中の推定積算被ばく線量は6時間35分で、0.64μSv。福島市内の十万劫山は、2012年1月1日で、行動時間4時間37分で8.78μSvだった。福島市内の放射線量と比較し、虎捕山は約14倍、安達太良山の場合は約3分の1、福島市の十万劫山のある渡利地区が約6倍あることがわる。
 機会があって近県の山の放射線量も計測したが、福島県の吾妻や安達太良、磐梯山などと比較して大差はない。それだけ福島県内だけでなく放射性物質は広く拡散してしまったと言える。外部被曝の積算線量を見る限りは、吾妻・安達太良や新潟に近い会津地方の山々は、登山活動をするうえで特に問題となる数値ではない。しかし、一般的には癌の発生率は被曝する放射線量に比例すると言われている。不必要に放射線量の高いエリアに入る必要は無い。また、福島第1原発が再び放射能漏れを起こす危険もゼロとは言えない。判断は登山者自身がしなければならないと考える。  
 福島県内の山岳地、とりわけ阿武隈山系での放射線量は相変わらず高い。いずれ、放射線量は減衰していくと言っても、50年、100年過ぎても、原発事故前の数値に戻るわけではない。日本政府は原発事故の終息宣言をしたが、今なお福島第1原発からの放射性物質の拡散は起きている。今、私たちに出来ることは、山行中に見て知ったことを素直に情報として発信することである。それが地元の山で活動する私たちの役割であると考えている。(福島登高会事務局)
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