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No.4093
八溝山
1021.8m一等三角点峰
山行種別 無雪期一般
やみぞさん 地形図 八溝山、町付

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山行期間 2008年5月24日
コースタイム 林道終点(7:50)→大神宮山(7:59,8:05)→高笹山(9:30,9:40)→池ノ平(10:27,10:36)→殕石林道コ ース分岐(10:55)→茗荷分岐(11:14)→八溝山(11:46,11:54)→池ノ平(12:47)→高笹山(13:43,13,52)→大神宮山(14:44)→林道終点(14:51)
写真
林道終点駐車場 大神宮山頂の展望台  大神宮山二等三角点
登山道にはオートバイ乗入禁
止の立て札がある
登山道は土塁と平行して延びる 高笹山の標識
高笹山の三等三角点 池ノ平山頂の標識  池ノ平三等三角点
茗荷分岐点 八溝山山頂標識 八溝山一等三角点

行動記録
 八溝山は山頂まで車で行くことが出来ることもあって、車では何度か行ったことがあるが、登る気分にはならなかった。県境ピークハントと未収録一等三角点峰も残り少なくなってきたので、大神宮山から県境を巡る計画を立て、前夜に福島を出た。
 大子町の中郷地区から林道唐竹久保線に入り終点の駐車場で仮眠した。夜の林道走行なので現在地が分からない。テントの中でGPSを出し確認したら、大神宮山直下の標高710m付近まで林道が延びていることが分かった。
 翌朝寝坊して出発時間が遅れたが、周辺は野生生物観察施設として整備されており、すぐに大神宮山に達した。山頂には展望台が設置されていたが、肝心の八溝山方面は見晴らしが無い。
 山頂を後にして先を進めると間伐されたスギ林の中に土塁が現れる。この土塁は八溝山頂まで続いており、ほぼ登山道と平行してある。登山道は土塁を挟んで福島県側と茨城県側を行くが茨城県側がほとんどである。このような稜線に見かける土塁は防火線として構築されたもので、昭和時代の初期まで構築されたが、これほど長い土塁を見たのは初めてである。
 その先、アップダウンを繰り返しながら高度を上げていくが、登山道は地形図にある歩道記号とは違っており、県境の小ピークは茨城県側をトラバースしている。高笹山の三角点のある山頂は巻いて2番目のピークに山頂の標識がある。
 三角点は手前の鞍部から土塁の上を歩いて行き一番高い所の土塁の根本福島県側にある。事前に国土地理院の点の記を閲覧しておいたお陰である。茨城県で一番高い山が八溝山で2番目が高笹山と紹介されているが大神宮山も高笹山も三角点の設置位置自体は福島県にあるのはおもしろい。
 高笹山から先はいったん下りとなり、再度登って行くと池ノ平の山頂になる。この山頂も高笹山と同じで2番目のピークに山頂の標識があり、三角点は戻って高い所の土塁の根本福島県側にある。
 池ノ平から先もアップダウンを繰り返し登っていくと、殕石林道コースとの分岐となり、周辺にブナの木が目に入るようになる。登山道が福島県側になって行くと矢祭町からの茗荷分岐コースとなる。ここまでくると山頂も近い。その先ダラダラと登っていくと山頂脇の駐車場に飛び出す。駐車場からすぐに一等三角点の八溝山頂である。山頂のそばには有料の展望台もあるが、長居は無用と戻る。県境ピーク4座にタッチできるのは良いが、このコースは展望を楽しむといった所は無くて、ただひたすら林の中の歩きで、面白みの無いコースである。(S.O)

概念図



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