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No.4155
塩手山 282.1m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
しおてやま 地形図 相馬中村

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山行期間 2008年12月1日
コースタイム 登山口(10:41)→手長社道分岐(10:57)→手長コース→塩手山神社(11:14)→塩手山(11:23,11:30)→カタクリコース→手長社道分岐(11:53)→登山口(12:03)
写真
塩手山の案内板 登山道入口 砂防ダム
参道への入口 林の中を登っていく 手長社道の石の道標
塩手山神社 道標が良く整備されている 双耳峰のひとつ塩手山の山頂
太平洋が見下ろせる 山頂の三等三角点 相馬の市街地を一望できる
下山路はカタクリコースを降りる 途中の作業道の分岐にも道標が建てられている 12月だと言うのに桜が花をつけていた

行動記録
 塩手山は相馬市の東方に位置し、登るには福島から目指すと、国道115号線の相馬市山上の小学校が良い目標になる。小学校の少し手前にある茄子小田橋を渡るとすぐに登山口はある。
 塩手山には手長大明神の伝説もあり、小さな山だが小学校の校歌にも出てくるなど、地元の人たちにとって思い入れのある山のようだ。里山にしては登山道も良く整備されている。
 登山口の桜の木の下に車を駐めて歩き始める。左に砂防ダムを見て、右の参道に入る。斜面をトラバースするように登っていくと道はスギの造林地へと入る。沢に沿って登って行き小沢を横切るとミズナラやモミノキの混在する雑木林へと入っていく。切り通しの作業道跡らしくなると、いくらか勾配が増してくる。登りはじめて15分ほどで石の標識がある分岐に着く。石に「右手長社道」と文字が彫られている。今は新しい道標も立っている。右が塩手山神社へ直接向かう「手長コース」、左が作業道を使って登る新しくつくられた「カタクリコース」になっている。
 手長コースを登ることにして、右に進路を取る。手長コースは急坂になりジグザグに高度を上げていく。分岐から15分で参道は緩やかになり塩手山神社(手長大明神)に着く。塩手山は双耳峰になっていて、その一つが塩手山神社、もう一つが三等三角点を持つ塩手山の山頂になっている。
 塩手山神社から山頂のピークに向かって、一旦尾根道を下る。緩やかに登り返すと塩手山の山頂である。だいぶ前に訪れたときとは違って、山頂は刈払いがされて眼下に相馬の市街地と、その先には太平洋が広がり、素晴らしい眺めだ。のんびりとした時間を過ごすのも良さそうだ。
 下山は「カタクリコース」を下りてみることにした。尾根を南に向かい、次の小ピークを乗り越えたらコルまで下っていく。次に左の造林地の中を下っていくと、道は沢の源頭を回り込むように左に折れ、右にカーブして作業歩道から作業道跡に出る。作業道跡は山腹をトラバースするように緩やかに下っていく。11時49分、下降を開始して20分ほどで作業道の分岐に着く。ここにも道標が立っている。
 さらに作業道を下り、途中から左の山道に入る。ここから先、作業道跡の方は歩かれている形跡は無く、左の山道へ誘導するように、枝でコースを塞いでいる。
 山道に入って、程なく「右手長社道」分岐に出る。ここからは登ってきた参道を戻り、登山口には12時03分到着した。休憩も含めて全行程1時間20分ほどの道程だった。登山口には桜の木があって、驚いたことに12月だと言うのに花をつけていた。(I.I)


概念図



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