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No.4226
黒男山 980.4m二等三角点峰
山行種別 無雪期一般
くろおとこやま 地形図 安座

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山行期間 2009年5月16日
コースタイム 美坂高原駐車場(7:56)→尾根取付き(8:40)→尾根(9:51)→909mP(10:03)→町村境尾根(10:37)→黒男山(10:46,10:58)→町村境尾根(11:04)→909mP(11:30)→尾根(11:43)→尾根取付き(12:12)→美坂高原駐車場(12:30)
写真
すぐに909m峰が見える 美坂高原園内道路と909m峰 ここは入口では無かった
標高800m付近の様子 909m付近より見る黒男山 909m峰を振り返る
黒男山の二等三角点 山頂の三角点の周りは刈払われていた 909m峰の中央の尾根
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行動記録
 黒男山も会津百名山の一つで、登山道の無い山として紹介されている。ネットで検索すると何点か記録が紹介されている。最近では、909mポイントから東に延びている尾根の656mポイントから取付いで、登った記録も紹介されている。この記録は現在工事中の大山・美坂高原線が656mポイント付近を通過していることでの記録である。蛇足ながらこの林道は西会津町の安座と三島町の美坂高原を結ぶ計画で始められたが、多額の工費と長期に渡る工期のため計画見直しを行い計画休止した路線である。こちらの工区は今年が最後で完成する計画で、木地夜鷹山へ続く大滝林道に結ばれる。その先黒沢越しを越えて結ぶ計画であった。
 さて、本題に戻って各記録を読んでみると909mポイントが大きなポイントとなるみたいでそこから先は踏み跡があるとの記事である。となれば、会津百名山で紹介されているルートが本命かと思われて、そのルートを登ってみることに決めて朝駐車場を出発する。美坂高原は営業が開始されており、入場者は入場金を払わなければばらないが、受付で登山目的と断われば登山者は無料で入らせてもらえる。
 林道を歩いて行き、取付き点を探すが、なかなか見つからない。地形図とGPSを見ながらあちこちとウロウロする。藪山を攻略するのにルールなどは無い。時間はたっぷりある。赤布も十分にある。自分の直感を信じて地形図の比較的大きな尾根に取付く。最初は灌木のうるさい藪であったがすぐさまスギ林となり藪から解放される。その先もナラ林となるが、下層植生は疎林で苦にならない。
 標高800mあたりからは、ブナも出現して楽に登ることができるが、勾配が急なのには息があがる。間もなく尾根かと思われるあたりから笹が出てきて灌木類がうるさくなってきた。赤布を打って進める。尾根に出た所にスギの木が3本あった。天然スギなのか植栽したものか定かでないが、この先尾根筋にスギの木が見受けられた。本来の尾根筋に乗ったが、思った以上に藪はすさまじい、灌木の枝が横に張りだして尾根を直接歩くのはやっかいで、左側を行くことになる。それが909mポイントへ来ると明瞭な踏み跡が現れる。その先は一端下降するが尾根筋には大きなブナの木もあり何処でも見られる光景である。
 町村境の尾根に出た所にも半分枯れたスギの木がある。多少うるさい藪もあるが山頂までたどり着く。三角点の周りは少し刈り払いされており、標柱はすぐ見つけることが出来た。畳2畳ほどの広さくらいある。腹ごしらえをして戻るが、909mポイントまで戻り下降点を探したが見つからない。往路を着実に赤布を回収しながら戻った。(S.O)


概念図



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